加賀市・大聖寺駅から錦城山─深田久弥山の文化館


- GPS
- 02:52
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 79m
- 下り
- 81m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉541━628金沢652━741大聖寺 <かえり> 大聖寺1048━1140金沢1205━1253小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
錦城山公園の遊歩道としてしっかり整備されている。雪は皆無だけど、雨上がりのため一部ぬかるみあり。 |
その他周辺情報 | 深田久弥山の文化館に立ち寄り(JAF会員割引で入館料290円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
保険証
時計
携帯
サングラス
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感想
1月29日・30日・31日にかけて富山では降雪をみたため富山県内では無雪期登山が難しい状態だったので、『北陸3県2Dayパス』を使って雪が無さそうな石川県加賀市の大聖寺に行って、大聖寺城址の錦城山に登ってきた。『YAHOO!天気』のアプリの『雨雲レーダー』で「積雪深」機能で確認したところ、大聖寺市街には積雪はゼロ。しかしながら標高63 mの錦城山頂上はその限りではない可能性を考え、『montbell』の長靴履きで現地へ向かった。結論から言うと、行程中、雪をみることは皆無(苦笑)。
小杉発の金沢方面ゆきの一番列車に乗り、金沢で大聖寺ゆきに乗り換えて終点で下車。大聖寺駅に初めて来たのは、加賀温泉郷マラソンに出走した2017年4月16日のことだけど、あの頃駅員が居た大聖寺駅は、改装とIRいしかわ鉄道への移管を経て、無人化されている。降りた時はちょうど掃除のオッチャンがICカード改札機を拭いてるところで、通学の学生たちがICカードをタッチする度にオッチャンが声掛けしてた。まさか検札までは請負業務ではないと思ったけど、オッチャンに『北陸3県2Dayパス』のスマホ画面を提示(苦笑)。
前に大聖寺駅に来たのは、3年前の寺尾観音山登山の時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4104174.html)で、早々に市役所のほうへ右折したので、大聖寺のメインストリートを歩くのは初めて。かつてはそれなりに栄えてた形跡はあるけど、他の地方都市と同じで廃れた感は拭えない。北国銀行の前で左折し、錦城山を目指す。旧大聖寺川を渡って加賀聖城高校の前を通ってグラウンドに沿って曲がると、錦城山公園に到着。整備中でショベルカーが数台居たけど公園に入るには支障無く、8:02に入山開始。公園の遊歩道としてしっかり整備された道を往く。
最初から登山の後には深田久弥山の文化館に立ち寄るつもりだったから、寒いなか開館を待つことが無いように9時ちょうどに深田久弥山の文化館に着くよう調整のため、直接に本丸(頂上)に向かわずに、東丸に廻った(苦笑)。東丸には、『日本百名山』の「87 白山」の冒頭部「日本人は大てい〜」を記した深田久弥の文学碑が立ってる。天候が抜群なら白山もみえるロケーションだと思うけど、深田久弥が山に開眼した富士写ヶ岳や、大日山はみえたものの、白山は無理だった。東丸から鐘が丸跡に向かう。鐘が丸跡には遊具があって驚いたけど、真冬だし、まだ8時台だし…で、遊具で遊ぶ子供の姿は無い。シーズンに遊びに来る子供は居るんだろうか? 滑り台の感じからすると長らく使われていないような気が…。
鐘が丸跡からは一旦局谷まで下って、西丸へ向かう。西の丸跡の背後に大きな池があってビックリしたけど、飲用水の確保があっての山城だろう。三の丸を経て二の丸に進むと、アスレチック遊具がある。二の丸から一旦馬洗池(先ほどみた池の対岸)に降りて登り返すと本丸跡。流石、本丸跡と言うべきか、それなりの広さがあり、本丸跡の解説板、本丸櫓台跡の解説板、櫓台の打ち捨てられた石、あずまや、そして山口玄蕃宗永公之碑がある。肝心の錦城山の頂上は山口玄蕃宗永公之碑の奥にあるようで、その高みへ無理矢理よじ登って頂上に到着。しかし、無理矢理よじ登らなくても、あずまやのほうから尾根を縦走するような要領で無理なく到達できることが判明。下りはそっちのルートを使った。
本丸からは、遊歩道のメインルートというべき道を使って難無く下山。遊歩道の入口のパンフレット入れからパンフレットを一部頂戴し、記念スタンプを押してから錦城山公園を離れた。スタンプ台のインクが足りないようで、あまり鮮明にスタンプを押せなかった(苦笑)。
深田久弥山の文化館の正確な位置を知らずにテキトーに歩いてたら江沼神社を裏から入る羽目になる。翌日の節分祭の準備が進められている江沼神社を通過し、かが交流プラザ さくらの横を通って左折し、旧大聖寺川を渡ると、深田久弥山の文化館。開館時間の9時をすでに廻ってたので、入館。この日1人目の入館者だったようで、歳とったスタッフがイロイロと説明してくれた。私が富山から来たと言うと、富山県の百名山は9座で、富山県単独の山は4座だとスラスラと澱みなく教えてくれた。展示室に行ったらミニシアターがあり、NHKの『深田久弥の日本百名山』が観られるようになってる。せっかくだから「白山」をポチる。さっき東丸の文学碑でみたばかりの文章「日本人は大てい〜」がナレーションつきで紹介される。「白山」を観終わった後、他の山の分を観ようとしたところで、NHKの『深田久弥の日本百名山』のDVDセットを持ってることを思い出し、いつでも観られるモノをここで観るのは不毛だと気づき、展示室の展示品をみる。ひととおり展示品を観終わった後、資料文献室へ行く。昔持ってたけどすでに処分した頃の『山と渓谷』を引っ張り出し、『北岳くん』を久しぶりに確認したほか、高校の山岳部の部室にあった記憶がある岳人別冊『1986年の夏山』(爆笑〜!!!)をみつけた。学研の『登山地図集』(全2巻)で宮田新道の存在を確認したりしてるうちに1時間が過ぎ、帰りの電車の時間が迫ってきたので、10:20にようやく退館。大聖寺10:48発の電車に乗って、家路に就いた。
深田久弥山の文化館の資料文献室の資料は凄かった!(笑) 山好きであれば一日居ても飽きないんじゃないだろうか? 『飛騨まんが王国』みたいに宿泊プランがあるなら、是非泊まりたいです(笑)。
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