釜ノ沢五峰(長若中学校前BS〜小鹿野警察前BS)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 700m
- 下り
- 699m
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
山と渓谷社の分県ガイド「埼玉県の山」の改訂版を買ったところ、いくつか山の入れ替えがなされていて、その中で興味を抱いたのがNo.15の「般若山・釜ノ沢五峰」。地図を見ているだけでは、目につかない山だが、変化に富んだコースで面白そうだ。
西武秩父駅から小鹿野町営バスに乗り、長若中学校前で下車。民家が点在する舗装路を歩いていくと、右手に秩父大神社が現れる。さらに般若川沿いの道を進むと、般若山法性寺。山門には般若の面が掲げられている。本堂前で協力金として300円を払う必要がある。
観音堂から岩の間を通り、崖の上の仏を拝んで先に進むと、石灰岩の「お船」に出る。船尾には観世音菩薩、船首には大日如来の像が立つ。少しスリルも感じる岩上からの展望も素晴らしい。
第一鉄塔からは非常に滑りやすい道となり、注意が必要。第三鉄塔の辺りからは長尾根や武甲山の眺めがよい。亀が頭を擡げたような亀ヶ岳は奇観と呼べる。下りきったところが民宿の長若山荘。ここから、山荘で整備した釜ノ沢五峰への登山道に入る。
それほど労せずして五峰を巡ることができるが、文殊峠への道標に従うのみでは、巻き道でいくつかのピークを通過してしまうことになる。ピークに立つには、どの分岐も「鎖場」などと示される方に行くのが正解である。また、五峰の先は、鉄塔工事中で迂回路が示されているが、迂回路から尾根道へ復帰する道標はない。迂回路をそのまま辿ると布沢の集落に下りてしまうため、工事現場に沿って尾根に速やかに復帰するのが正解である。
兎岩分岐からは、「山と高原地図」のルートを離れて竜神山へ向かう。石灰岩が侵食された賽の洞窟を経て、鎖が張られた間を下る兎岩を通過する。林道に出て釜ノ沢沿いの道を行けば、長若山荘の前に戻ってくる。
さらに直進していくと、往路に通った法性寺への道にぶつかる。ここから、法性寺の前を直進し、大日峠越えの巡礼道を登っていく。薄暗い道だが、幅が広く歩きやすい。大日如来の像が立つ峠からは下り坂となり、沢をからめればやがて集落の中の舗装路に着く。しばらく歩けば小鹿野町役場前を通る往還のバス通りである。
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