善坊・笠松・古法華 アイゼンワークを習得しよう
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
前日は、古法華自然公園で山行部忘年会キャンプ、一晩中にぎやかに過ごし、当日は朝7時起床、朝起きて外を見ると一面の霜に覆われ、水も厚く凍っていました。困ったことに冷え切った気温のせいでガスの火力が弱く、朝食のうどんを作るにも一苦労、出発が予定より1時間近く遅れてしまいました。
駐車場で装備を整え、少し上ると、池などの眺められる景色のいい稜線へ、その後慣れない12本爪アイゼンに戸惑いつつも、練習に程よい広さの岩場で登り下りを反復練習、短い距離でも急斜面を降るのは腰が引けてしまう。
一般登山道をそれ、いよいよアイゼントレーニング本番。まずは10mほどのクライムダウンだが、冷静に足場を探すのも一苦労。岩とアイゼンの擦れる嫌な音にビクつきながら慎重に下る。
軽い藪漕ぎを抜け、砂礫の斜面を雪面に見立ててスタンディングアックスビレイの練習。本ではよく分らなかったビレイ方法だったのでCLの解説がありがたい。斜面の下降をトップで歩かせて貰った。短い距離だが足元の柔らかい斜面は好きなので楽しかった。この後、見晴らしのよい稜線で昼食。
先ほどクライムダウンした岩を上り返し、トラバース練習のため下降する。ムンターヒッチでパートナーを降ろす練習をさせて貰う。もっとスムーズに送り出せるようになりたい。トラバース道は前爪2本でいかにバランスをとれるか、とても怖かった。他の箇所同様にプルージックで確保しながら進む。
さて、いよいよ最後の登り。来年、阿弥陀岳南稜へ行く3班のメンバーは冬用グローブをはめてロープワークをし、ピッケルを使いながら急な岩場を登っている! 登山教室・阿弥陀岳北稜班のメンバーは横の少し傾斜の緩い岩場を登る。傾斜が緩いといってもいつも登っている蓬莱峡よりも難易度が高く、やはり12本爪で登るのは難しい! ふくらはぎが攣りそうになり、冷や汗をかいた。真剣に登り、とても怖かったが楽しかった。下山は一般路であっけなく駐車場に戻る。
いつもとは一味違う練習ができた盛りだくさんな一日、安全で楽しい登山をしていけるよう、練習は欠かせないと実感した今回のアイゼントレーニングでした。自宅など、普段ではアイゼンを使った歩行訓練はできないので、本番や今後の雪山に向けていい経験となりました。(SI)
<コース状況>展望がよい。
<特記事項>岩が脆い箇所あり。キャンプ場で盛り上がりすぎは要注意。
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