記録ID: 7866531
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ハイキング
奥武蔵
秩父路に早春の花を探して
2025年03月02日(日) [日帰り]
埼玉県
usubasumire
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:18
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 652m
- 下り
- 656m
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日帰り
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:19
距離 13.7km
登り 652m
下り 656m
10:28
18分
スタート地点
15:47
ゴール地点
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
今回のルートはほとんど車道、林道、遊歩道で危険な場所はほとんどありません。遊歩道は3か所通行しましたが、気になった点をいくつか挙げておきます。 〇若御子山遊歩道 若御子神社〜国見の広場〜憩いの広場〜 若御子神社の裏手にある洞窟の一つで熊が出てきたことがあったそうです。あまり奥の方を覗かない方がいいと思います。 国見の丘から浦山ダムへ下る道は、がけ崩れのため通行止めになっています。 憩いの広場にはフクジュソウが咲いています。人が植えたものか自生のものかは分かりませんが。ほとんど手入れされてる様子の無い中、私の知る限りでも10年以上咲き続けています。 柵はありますが、無い所でもかなり咲いています。よく見ると蕾の株も沢山あって、それらが咲きだすまで踏みつけには十分に注意が必要です。 〇寺沢川遊歩道 せせらぎの里〜水車小屋 寺沢川の砂防工事と共に、川沿いに造られた遊歩道のようですが、だいぶ古くなっていて、木橋は通行止めになっています。 これから色々な花が見られて私は好きな場所ですが、草が伸びると道も不明瞭になりそうです。 〇弟富士山遊歩道 弟富士山周辺 麓からの標高差は80m位の小さな山の登山道です。遊歩道が整備されてだいぶ経つようで、そこそこ傷んでいます。滑りやすい所があるので注意して下さい。 |
| その他周辺情報 | 車を停めた、道の駅あらかわでは、農産物の直売所があります。売り場は広くないですが、お客さんもいて、野菜などの回転はいいようです。 付近の農家ではいちご狩りののぼりを立てている家もありました。 |
写真
ここ4日ほど秩父の最高気温は15℃を越えて、一気に咲きだしたようです。
白い花びらは蕚が変化したものです。本来の花びらは黄色い蜜腺になっています。
園内で色々説明してくれる方がいて、変わり種のセツブンソウを案内してくれました。この花は蕚片、蜜腺、雄しべ、雌しべが沢山ある花で、二輪が一輪になったような花です。
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園内で色々説明してくれる方がいて、変わり種のセツブンソウを案内してくれました。
この花は蕚片、蜜腺、雄しべ、雌しべが沢山ある花で、二輪が一輪になったような花です。
この花は蕚片、蜜腺、雄しべ、雌しべが沢山ある花で、二輪が一輪になったような花です。
こちらは蕚片が赤味を帯びてる蕾ですが、開花すると次第に白くなるそうです。
雄しべ雌しべが白い品種を、「素心」と呼ぶそうです。そこまでは達しませんが、色の淡い花です。素心らしいのは、園路から離れた所で後ろを向いていました。
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雄しべ雌しべが白い品種を、「素心」と呼ぶそうです。そこまでは達しませんが、色の淡い花です。
素心らしいのは、園路から離れた所で後ろを向いていました。
素心らしいのは、園路から離れた所で後ろを向いていました。
セツブンソウ園の奥の方にザゼンソウが咲いています。
毎年咲いていますが、自生していたものでは無いそうです。
毎年咲いていますが、自生していたものでは無いそうです。
千手観音堂です。立派な彫物がいくつもあります。
ブルーシートで覆われていますが、お堂の前には土俵があるようです。
ブルーシートで覆われていますが、お堂の前には土俵があるようです。
軒下の天井に相撲の決まり手が描かれています。
8月16日に信願相撲が行われるとのことです。
8月16日に信願相撲が行われるとのことです。
若御子断層洞です。以前ブラタモリで紹介されていました。断層面がある洞窟ですが、立ち入り禁止になっています。。
擬木丸太の段々がずっと続いて行きます。道に迷うことは無さそうです。
九十九折の歩道なので、落ち葉さえ無ければ歩きやすいと思います。
国見の広場に到着です。高床の東屋とベンチが幾つかあります。でも展望は梢越しの北側だけです。
ここでひと休みします。暑からず寒からず良い陽気です。この日の秩父の最高気温は20.9℃でした。
気持ちの良い植林の尾根道です。・・失礼、この季節、気持ちの良い人ばかりではないですね。
若御子峠から下ってくると、憩いの広場に出ます。手入れをされているのかよく分かりませんが、杉や檜の植林地の中に落葉樹の疎林があります。
4
3/2 12:29
若御子峠から下ってくると、憩いの広場に出ます。
手入れをされているのかよく分かりませんが、杉や檜の植林地の中に落葉樹の疎林があります。
手入れをされているのかよく分かりませんが、杉や檜の植林地の中に落葉樹の疎林があります。
だいぶ下ってしまいましたが、今日一番の展望地です。
旧荒川村の中心部を望みます。
旧荒川村の中心部を望みます。
林道から反れて民家の庭先を歩いて来ると、程なく安谷川に下り、橋を渡ります。
寺沢川の遊歩道を歩いた先に水車小屋があります。3台くらいの駐車場と、トイレがあります。
10年くらい前に来た時と比べて、随分と荒れた感じがあります。まだ早いのか、絶滅したのか、花も葉も見当たりません。
最後に弟富士山の遊歩道を歩きます。正面の矢通反隧道は通行止めになっています。
本日の花たちです。
堂上のセツブンソウ園には全然及びませんが、ここでもいくらか咲いています。
堂上のセツブンソウ園には全然及びませんが、ここでもいくらか咲いています。
そんな中白い子がいました。
あれだけ沢山咲いていた堂上の自生地でも、それらしいのは一輪だけでした。本日のサプライズです。
あれだけ沢山咲いていた堂上の自生地でも、それらしいのは一輪だけでした。本日のサプライズです。
秩父市のハイキングマップにも紹介されていますが、若御子遊歩道の憩いの広場です。
午前中雲が多くて花が開いているか心配でしたが、お昼前からだいぶ陽が射してきたので、ほぼ全開です。
自然の自生地か、人が植えたものかは分かりませんが、少なくとも10年以上ほったらかし状態で咲いているようです。
近寄って撮ろうとしたら、蕾が沢山ありました。踏まないように慎重に歩みます。
感想
小鹿野堂上のセツブンソウを見た後、弟富士山と若御子山周辺で、早春の花フクジュソウ・セツブンソウ・ザゼンソウを探して歩いてきました。
寺沢のザゼンソウは残念でした。
ずっと以前は自生地所有者の民宿に協力金を払って見学したのですが、10年くらい前に訪れた時、「花が少なくなってしまったので、今はお金を貰ってないんですよ」とご主人が寂しそうに言っていたのが思い出されます。
あれほどしっかり管理され、大切にされてた自生地でしたが、自然は人の思うようにはならないものです。
セツブンソウやフクジュソウが、いつまでも野山で春の訪れを伝えてくれることを願います。
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