仙人窟探索☆有笠山(ぐんま100)☆こげえな山(群馬300山)〜有笠山駐車場起点
群馬県
生獣☆mogless
体力度について
- GPS
- 05:06
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,542m
- 下り
- 1,549m
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- 山行
- 4:08
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 5:19
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
広大、砂利、枠なし、無料、出入り自由、トイレなし。 仙人窟登山口まで、約1kmの舗装車道歩き。 最寄りの公衆トイレは、晩釣せせらぎ公園駐車場にあり。 水洗、水道あり、TPあり、24時間利用可能、照明あり。 他、美ら寿へと続く道に入って直ぐの左手に路肩の広いところあり。 ※美ら寿前に続く道は、私道で、許可車以外は通行禁止と現地看板あり。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○有笠山駐車場〜仙人窟分岐 車道歩きから、美ら寿の手前辺りから、登山道に入る。 非常に整備されていて、ゆるい傾斜で登っていく。 ○仙人窟分岐〜仙人の滝 北側斜面の下りなので、残雪あり。部分的に踏み固められて、氷。 ○仙人窟分岐〜仙人窟 多少の渡渉ありの遊歩道。 ○仙人窟 もはや、氷筍は横倒しになっていた残骸が1本だけあるのみでした。 が。仙人窟自体は、奥行きのある洞窟で、最深部までが、43m。 立って歩ける場所から、身をかがめれば通れるところまであり。 蝙蝠多数生息。最深部までは、ロープが張ってあります。 行き止まりには「×」と、最深部には「終り」と壁に書いてありました。 探索するなら、ヘッドランプと予備ライト必須。 軍手、ヘルメットがあると、気分出ます。 鍾乳石の発達は見られませんでした。 ○仙人窟分岐〜こげえな山（群馬300山） 基本、尾根上なので難しくは無いですが、整備された登山道はありません。 踏み跡が見える箇所もありますが、ほぼ、薄藪道。 ピンテはよくついてます。 分岐から最初にある大岩は、右側へ一旦、下降して東側から回り込み、 急斜面を登ります。 2個めの大岩は、左側へ続く踏み跡あります。 山頂付近は、積雪20cmほどでした。腐って歩きづらかったです。 滑り止めは持っていきましたけど、岩、氷、薮のミックスなので、終始、使いませんでした。 ○有笠山駐車場〜西登山口〜東西登山道合流地点 林道歩き。凍結あり。西登山口からは杉木立のごく普通な登山道。 ○東西登山道合流地点〜有笠山山頂 「有笠山ぐんま百名山」の標柱のところまでは、難しくありません。 その先。ほぼ垂直に設置された鎖、梯子、ロープを使って岩の急斜面を登ります。 崖のキワなので、もしもの時には重傷では済みませんのでご注意ください。 ヘルメットの有無は、あまり結果に影響ありません。そんな場所です。 そこを過ぎても、足元の際どい箇所ばかりが山頂まで続きます。 なんで、山頂ではないところに、ぐんま百名山の標柱があったのかは、山頂まで行けば分かります。 ○東西登山道合流地点〜東登山道〜駐車場 落ち葉堆積で分かり辛い登山道をくだります。 そっちは違うのではという方にピンテがありますが、ピンテに従うのが正解です。 東登山口からは、林道歩き。 有笠山は、一切、残雪はありませんでしたが、参考程度に。 また、有笠山は、ヤマビル生息域です。 |
| その他周辺情報 | 直ぐ近くに、沢渡温泉あります。 日帰り入浴可能な宿も数軒ありますが、いずれも受付終了時刻が15時前後。 20時まで営業してる共同浴場もありますが、駐車場が４台分のみ。 ▼こげえな山（古界名山）バッジ 調べた限り、なし。あるわけない。 ▼有笠山バッジ 調べた限り、なし。 |
写真
晩釣せせらぎ公園駐車場にある公衆トイレ。24時間利用可能、夜間照明点灯、水洗、水道あり、TPあり、ウォシュレット。「臭い」とクチコミあったが、建て替えたのか快適そのもの
5
なので、有笠山駐車場に車を置きました。ここから、登山道。関係ないけど「美ら寿」とは、もしや、「びらーじゅ」とでも読むのだろうか。雅じゃん
4
仙人の滝に到着してみれば。うがー。この気温、悪い予感がしていたが。これでは、仙人窟の氷筍は、いかほどか。猛烈に悪い予感がしてきたのう
10
すっかり、崩落してます。もう少し、早く来ればよかったよ。でも、冬タイヤがツンツルテンの丸坊主だからなあ。つまり、夏タイヤじゃん
5
おやおや。仙人窟というのは、随分と奥が広くなってるのだな。行けるところまで行ってみるか。スマホライトで。わりと見事な洞窟じゃん
8
キクガシラコウモリ（左）とコキクガシラコウモリ（右）。見た目はほとんど同じだけど、分かりやすい違いは、大きさ。2倍くらいの体格差
12
かーわーいーいー
まるで羽の生えたネズミだ
鍾乳石の発達は無いが、妙な匂いがする。蝙蝠のフンの匂いか、それとも何かしらのガスか。有毒ガス検知器を持ってくれば、より楽しめそうだ
5
コッキー。毛の生え方が、かわいい。私が一番好きな哺乳類は、蝙蝠さんです。超音波を出して暗闇を飛ぶなんて、かっこいいじゃん。憧れるじゃん
10
キクガシラコウモリは、冬眠中。コキクガシラコウモリは、むっくらむっくら動いていた。バッサバッサ飛んでるのもいた。飛んでる写真が撮りたいけど、それは困難
9
なんか、前方から声がする。聞こえてはならない声でなければいいけど。もう何度か聞いてるからね。そういう声を。たいがい、こういう誰もいそうにない山で
4
東登山口からは、車道歩き。どうやら、メインルートをはずした先に東石門てのもあったらしいなあ。道理で、妙な踏み跡があったと思った
4
感想
当初は、仙人窟の氷筍と仙人の滝の氷瀑を見るだけで、あとは、有笠山に登るだけを予定していたのですが。ヤマレコマップを見ていると、みんなの足跡が、1131m峰へと続いているのを見つけてしまう。なんだろうかと調べると、群馬300山の「こげえな山」だった。せっかくだから、ついでに登ってしまおうかと、急遽、盛り込みました。
で。まずは、仙人の滝と仙人窟です。歩いている時から汗ばむ陽気で、嫌な予感はしていたのですが、仙人の滝は、一応、部分的に凍ってはいましたが、とても、氷瀑と呼べるようなシロモノではありませんでした。しっかり、凍結していたのは、足元の登山道だけでした。
続いて。メインの仙人窟の氷筍ですが。仙人の氷瀑が、あの状態だったので、猛烈に悪い予感しかしないのですが、行くことにします。途中で、すれ違った人の表情を見て、ああ、ダメだったんだなと結果が分かってしまったのですが、現地に行ってみると、ものの見事に1本もありませんでした。ただ、横倒しになっていた、20cmくらいの氷筍を1本だけ見つけることができました。嗚呼。
と、仙人窟はこれで終わる予定だったのですが。大幽洞窟のように最深部まですぐな感じだとばかり思っていたのですが、内部に入ってみると妙に広いし、奥へと続いているではありませんか。せっかくだから行けるところまで行ってみるかと、例によってスマホライトで入ってみる。どこまでも行けてしまうし、終わりが見えない。天井にびっしりと蝙蝠の冬眠コロニー発見。キクガシラコウモリとコキクガシラコウモリが混在していた。洞窟はさらに奥へと続いていたので、途中でヘッドランプに交換し、最深部まで行きました。壁に43mと書いてあったので、それくらいでしょう。自分の感覚でも50mくらいでした。特に危険個所も無いので、真っ暗闇が平気な人は、入ってみると面白いと思います。鍾乳石は無いですけど。先人の仙人窟レコを見ても、氷筍の写真のみで、奥へ入ったという情報がなかったので、予備知識ゼロで入りましたが、氷筍以上に楽しめました。
分岐まで戻って、こげえな山を目指します。群馬300山なので。ピンテありますけど、ほぼ藪。たまに薄い踏み跡。藪と言っても、薄藪なので困難さはありませんでした。腐れ雪が中途半端に残っているので、厄介でした。驚いたのは、自分以外に登山者はいないだろうと思っていたら、先行者がいたこと。こんなに渋い山で他の登山者を見かけるとは思いませんでした。
こげえな山の途中、雪の無い岩の露出している場所で転んでしまい、強か左腿を打ち付けてしまい、痛くて、大幅にペースダウンしてしまいましたが、なんとか、登頂して駐車場に戻り、パンをかじりながら少し休んでから、有笠山に向かいました。典型的な岩峰ではありますが、東西登山道の合流地点までは、普通の登山道でした。危険個所を通過してしまえば、何も見えない山頂でした。この日は、凍結箇所はありませんでしたが、あの鎖場が凍結してたら、私は引き返します。かなり危ない。なんで、ぐんま百名山の標柱が山頂になかったのか、分かる気がします。東登山口へのくだりは、落ち葉堆積で分かり辛かったです。ピンテはありますけど。
転んで打った左腿が痛いので、沢渡温泉に入ってもう帰ろうかとも、ふと考えたのですが、せっかくここまで来ているのだから、ヤマビルの活動期が始まる前に、高田山に登ってしまおうということで、高田山に向けて移動するのでした。
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蝙蝠コロニー、ゾワゾワしました😨
こんな大量にいても怖くないですか？
私は蝙蝠がいそうな洞窟に入ったら、絶対ライトで天井を照らしません。居たら嫌なので😅
よく見るとフサフサ…かわい…くはないかな💧
P.S. あなごめしGETしました😋
可愛いじゃないですか。親戚のように親しみを感じております。むしろ、家族です。
日本の蝙蝠は、昆虫類や果物が主食で、獰猛な風体のいわゆる吸血蝙蝠は日本にはいません。
感染症の心配があるので触りませんが、それは野生動物全般に言えることですし。
ほとんど、天井にぶらさがってじっとしてます。多少動いたりしてますが。
たまに飛んでますけど、顔とかにぶつかってくることもありません。
さすがに暗闇で顔にぶつかってきたら、嫌かも。
たまには趣向を変えて、洞窟も面白いですよ。
山と違って情報が乏しいのが良いです。行ってみないと分からないと言いますか。
あなごめし、行かれましたね。これこそ、世界遺産です。
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