紀伊半島一周10日目(熊野古道08日目 紀伊勝浦〜古座)

2025年03月20日(木) [日帰り]

• GPS: 08:27
• 距離: 26.0km
• 登り: 473m
• 下り: 468m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:57
• 休憩: 0:03
• 合計: 9:00

距離 26.0km 登り 473m 下り 468m

8:33 スタート地点
8:56 8:57 駿田峠(説明板)
9:52 9:53 ゆりの山温泉
10:31 二河峠(説明板)
12:40 浦神峠
14:13 14:14 清水峠説明板(登り口)
17:33 ゴール地点

古座を過ぎたところでゴールとしたが、このあたりは宿が少ない。
駅をゴールにして勝浦駅に戻るのも選択肢と考えられる。
(列車本数には注意。)

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

START:温泉病院前交差点(紀伊勝浦駅近く)
GOAL:ホテルサブマリン前(古座)

【通過した宿場】
古座

宿泊:ホテルサブマリン

コース状況／危険箇所等

4つの峠を通過した。
最大でも100メートルくらいの標高で登山とは言えないレベル感。
但し、一部急傾斜の下りなどもあったので慎重に進んだ。

補給ポイント(コンビニ)が古座の海岸付近までないので食事に準備は注意されたい。

[駿田峠]
観光ホテル廃墟の駐車場から峠道に入る。ゆるい広い道が一本道で峠頂上まで続く。
峠頂上に大きな石切り場跡がある。下り始め直後に大きく右に曲がるので道間違いに注意。上りに比べて下りはやや荒い道が続く。
そのさきはピンクテープを頼りに進んでいけば迷う事は無い。
ひょうたん池の分岐まで来るとそこから先は平らな道となり、
間もなく材木屋裏に出て峠越えが終わる。

[ゆかし潟]
国道沿いから離れて芦の茂る旧道を行くやがって大きな湖が姿を現す。
湖の北側を車道沿いに歩いて行く途中展望スポットあり1分ほどで頂上みたいなところまで行ける。頂上から先は立ち入り禁止的な看板があるが進むことが可能だった。
頑張ると湖面まで下りれそうだが危険そうなので、一番景色がよさそうなところを
見て引き返すこととした。

[二河峠]
二河峠入り口は現地の看板では東側の湯川駅近くの橋を渡る用案内があるが
実際は西側の橋を渡ることで近道が可能。正しい道もこちらと思われるが私有地の中を通るルートのようで公式では東側を案内しているようだ。

入口から暫く、林道歩きになるが川沿いを徐々に斜面が急になってくる。
それほど時間かからずに切通峠のある頂上に到着した。
頂上から先は近年の造成工事で山が大きく抉れてしまった光景を見ての下りが始まる。
この辺りは斜面が急だったりしてかなり危険だった。
一度造成された区域の舗装路にでるが、すぐにまた林道歩きになり
やや開けた与根河池付近湖岸沿いに進むとさらに林道が続く。
高速道路下を潜ると間もなく市屋の集落に出る。
この辺りにはトイレと自販機があった。

[浦上峠]
砂利道から峠入口部分の斜面がかなり急だった。登りに比べて下りはそこまできつくなかった。但し道は下りの方が荒れていた気がする。裏上峠の突きの部分が結構車道が急だった上りはそれなりの車道頂上は何とかタイヤと言う名前で休憩スペースが広かった下は上りほど急な場所はなかった気がする道幅広く滑落の危険は無いけど道が昇りに比べてボコボコしていた。林道合流するとその先はアップダウンは無い。
霊園と住宅地を経て紀伊浦上駅に到着する。

[清水峠]
駅を出て踏切を渡って民家沿いを西に進んでいく。
民家裏手を歩いていたと思ったらいつの間にか山道に入っていた。
初めはゆるい上りが続くが峠頂上に近づくにつれて斜度が上がっていく。
下りは上りに比べてすごいゆるい感じで快適な非舗装路歩きが楽しめた。

国道42号に合流後はほとんどの区間で歩道がない車道が続いた。
早朝・夕暮れ時の歩行は照明などを持参されたい。

その他周辺情報

ゆりの山温泉

ゆかし潟湖畔に佇む温泉施設。源泉かけ流しで素晴らしい泉質らしい。
自分の行程では出発してすぐだったので寄れなかったが、この付近をゴールにする場合は立ち寄りをお勧めします。湯川駅に近し。

https://onsen.nifty.com/katsuura-wakayama-onsen/onsen003420/

写真

3/20 8:30

おはようございます。
連休を作ってまた紀伊半島に戻ってまいりました。

3/20 8:32

前回のゴール、温泉病院前交差点には駅からバスできました。

3/20 8:32

さて、今回も長い旅が始まります。
初日の行程は8:30にスタートです。

3/20 8:33

大辺路の案内アリ。

3/20 8:35

廃業したホテル前を進みます。

3/20 8:36

駐車場わきから駿田峠に入ります。

3/20 8:38

斜面沿いにはフェンスが建てられていて安全に通行ができました。

3/20 8:40

この辺から非舗装路になりました。

3/20 8:42

アップダウンはほぼありませんので息切れることはありません。

3/20 8:42

シダ植物などが茂る道を進みます。

3/20 8:48

展望地への案内看板があったのですが
なんと縄を頼りに斜面に直登するすごいルートのようです。

3/20 8:52

快適な道が進みます。

3/20 8:57

峠の頂上到着かな。立派な切通峠がありました。

3/20 8:57

西側の道に石段が残っているらしい。楽しみ。

3/20 9:00

下り始めたらすぐ右に曲がると見落としやすいポイントがあるので注意です。

3/20 9:04

稜線のような道を進みます。

3/20 9:06

おぉ、これが石段かな。

3/20 9:09

ポストがありました。こちらが峠出口のようです。

3/20 9:10

事前情報で聞いていた材木屋裏に出ます。敷地内を通行させていただきました。

3/20 9:13

無事国道に出ました。

3/20 9:18

この辺りは歩道整備されてます。

3/20 9:19

ここから国道離れて古道歩きになります。

3/20 9:21

蘆の茂道を進みます。

3/20 9:22

昔は何もない草原だったのかな。

3/20 9:27

川沿いを歩くようです。

3/20 9:31

ゆかし潟という湖に出ました。

3/20 9:34

湖岸沿いを歩きます。車はほとんど通りません。

3/20 9:35

展望台に寄っていきました。

3/20 9:39

エメラルドグリーンな湖が展望できました。

3/20 9:41

展望所付近は開けていてそれなりにスペースはあります。
ただ、椅子やベンチはありません。

3/20 9:43

おぉ、もう桜が咲いてる。
今日は快晴でとても暖かいです。
一足早く紀伊半島には春が来ているようです。

3/20 9:46

古道脇の川がめちゃくちゃ綺麗です。

3/20 9:48

このあたり何件か温泉が集まっているみたいですね。

3/20 9:52

前回の旅で最終日に寄るつもりだったゆりの山温泉。
残念ながら今回の旅でも時間的に寄ることができませんでした。
いつか鉄道旅することがあればまた訪れたい。

3/20 9:58

小屋脇のパイプからぬるいお湯が出てました。これは温泉な気がする。

3/20 10:02

地域猫発見。近寄ってきてくれなかった。

3/20 10:04

ここ、行政が建てた道標は左に進むよう案内されてますが
右に進んだ方が良いです。

3/20 10:07

こちらに橋がありまして相当なショートカットとなります。

3/20 10:09

どうやらこの橋のあたりが私有地のようで公式には案内しにくいのでしょうね。地元の方にご挨拶しつつ、通行させてもらいました。

3/20 10:09

ということで二河峠が始まります。

3/20 10:13

熊鈴を鳴らしながら進みます。

3/20 10:18

林道歩きから少しずつ登りになってきた。

3/20 10:18

ここにある斜めな道標からさらに登りが急になります。

3/20 10:23

急といってもこの程度ですが・・・。

3/20 10:27

空が見えてくると頂上に到着です。

3/20 10:31

峠を越えると地図になかった平坦な地面が見えます。
どうやら最近造成されてしまったようです。

3/20 10:33

ここの階段が中々急で危険な感じでした。

3/20 10:34

ここもちょっと滑落が怖いなと思いながら通過しました。

3/20 10:37

急に造成地に向かって下り始める階段が見えたらそこを下ってください。
山道はまだ続くように見えますが行き止まりとなっています。

3/20 10:40

造成地に下りてきました。

3/20 10:40

しかし・・何も作られる気配がないですね。
何のために造成したんだろう。

3/20 10:42

西の方に進むとすぐに林道となりました。

3/20 10:50

川跡のような場所をまたぎながら前進します。

3/20 10:54

与根河池につきました。すごくきれいな水面です。

3/20 10:56

湖畔を縫うように古道が続きます。

3/20 11:01

誰もいないですね。

3/20 11:09

高速道路下を潜ります。

3/20 11:20

切通しがありました。
だいたい切通があると峠頂上ですね。

3/20 11:25

このくだりはゆるフワな快適な道でした。

3/20 11:31

市屋の集落に出ました。とてもトイレがありますのでありがたく使わせてもらいました。

3/20 11:40

出発して初めて自販機を見つけました。約3時間ぶりの自販機です。

3/20 11:41

太田川を渡ります。

3/20 11:50

大秦寺前にも自販機がありました。

3/20 11:55

ここで熊野古道は真南に進路を取ります。
落ち着いた田舎道です。

3/20 12:05

やがて人気がなくなり、無人エリアになってきました。

3/20 12:11

ここ、浦上峠に行くためには分岐を左に進んでください。

3/20 12:11

案内板があるので見落とさないように。

3/20 12:13

おぉ‥すごく古そうな道標が無造作に置かれている・・
左 大へち(大辺路)
右 やまみち

読めた！

3/20 12:19

ちょっと目立たないのですがここに浦上峠登り口があります。
見逃さないように気を付けましょう。

3/20 12:19

登り始め直ぐはつづら折りの結構急な登りでした。

3/20 12:32

この看板から先は稜線歩きになります。

3/20 12:32

まっすぐな登りです。

3/20 12:38

峠頂上に到着。

3/20 12:39

広く平たんな峠なので「やすみだいら」と呼ばれていたそうです。

3/20 12:48

下りはややワイルドな道が続きました。

3/20 12:54

迷うことはないですね。

3/20 13:09

すぐに市街地に出ました。墓地を抜けて住宅を抜けると

3/20 13:11

紀勢本線とぶつかりました。
久しぶりの鉄道です。

3/20 13:15

紀伊浦上駅到着です。

3/20 13:16

少し休憩させてもらいました。

3/20 13:33

とてもきれいで広い駅舎です。

3/20 13:37

旅を再開します。駅を出て踏切を渡ると民家沿いに徐々に高度を上げる道が続きます。

3/20 13:43

漁港が見えます。入り江に浮かぶ小島って何かがありそうで見ていて楽しいです。

3/20 13:44

いつの間にか山道に入っていました。

3/20 13:54

結構あれている感じ。危険な箇所はなさそうです。

3/20 14:04

それなりの登りを経て清水峠に到着しました。

3/20 14:06

左 おおへち
右 上田藤？？

3/20 14:08

緩い下りが続きます。

3/20 14:12

あっという間に降り切りました。

3/20 14:18

ここから先の車道は歩道がないので車に注意して進みました。
かなりの交通量があります。

3/20 14:23

なんと、ロケット発射場が近くにあるらしい。
本州最南端ということで射点に最適なんでしょうか。

3/20 14:30

この辺りは湿原のようです。

3/20 14:41

遊歩道とかあればよいんですけどね。

3/20 14:42

この地点で湿原からの道が合流していました。
湿原遊歩道があったのかな・・？地図上ではそれっぽい道は見つかりませんでした。

3/20 14:42

田原川手前で、左折し、川の東側を歩くルートを取りました。

3/20 14:50

暫く歩道歩きとなって安全な道になります。

3/20 14:55

新田橋で再度国道に合流です。

3/20 15:00

やっぱり歩道がない・・。

3/20 15:06

すごい、伊勢エビ・アワビがとれるのか。

3/20 15:20

さて、今日予定していた峠越えはすべて終わりました。
あとはゴールまで平地歩きです。

3/20 15:36

海岸を歩けないかな・・

3/20 15:38

と思っていたら500mくらい海岸歩きできそうなポイント発見。
ここから降りてみます。

3/20 15:40

水たまりの点在する岩場を進みます。車が来ないので気楽に進めてうれしい。

3/20 15:54

砂利道がちょっと歩きにくいですが楽しく進めました。
オーシャンアローが通過していきました。

3/20 16:02

ここから国道に合流します。

3/20 16:17

不思議な岩場を見つつ国道を進みます。

3/20 16:17

この辺りは歩道が整備されていました。

3/20 16:26

動鳴気漁港市場前の脇道に入ります。

3/20 16:28

漁船が沢山。

3/20 16:47

ここにコンビニがありましたので。今日の夕飯を買っていきました。

3/20 16:51

何か魚が干されてました。なんだろう。秋刀魚ではなさそう。

3/20 16:55

ここで国道に登る階段があります。

3/20 16:56

この橋は歩道がなく危険でした。車に気を付けて進みましょう。

3/20 17:02

第五福竜丸はここで作られたのか。
今度第五福竜丸展示館に行ってみよう・・・。

3/20 17:03

橋を渡りきると北側にある住宅地側に少し迂回します。

3/20 17:04

昔は渡し船があったんですかね。ここから古道が続いているようです。

3/20 17:08

古座駅手前の交差点を通ります。

3/20 17:32

ゴール！本日のお宿に到着です。

3/20 17:33

今日は出発が遅かったですが日没前に着けました。

3/20 17:39

お部屋からは海が一望出来てとても見晴らしがよかったです。
今日はゆっくり休みます。お疲れ様でした！

撮影機器：

iPhone 15 Pro Apple

感想

geopon

前回の熊野古道歩きから2か月。3月もまとまったお休みが取れましたので
すかさず夜行バスの予約を取り、また紀伊半島に戻ってきました。
バスは途中渋滞もなく前倒しで到着。早めのスタートを切ることができました。
自分が乗ってきた夜行バスが翌々日事故を起こしたと聞き、一歩間違えば
自分が当事者になっていたかもしれないと思うと複雑な気分です。

紀伊勝浦を出発すると早速いくつかの峠を越える道が立ちはだかりましたが
前回の八鬼峠のことを思い出せば全然苦労のうちに入らなかったです。

初日は少し短めの行程でお宿に到着。海岸沿いのお宿からは綺麗な日没が堪能できました。
明日からはもっと早起きでドンドン距離を稼いでいきたいと思います。
この先も計画通り歩き切れますように。

コメント

munerin@kobe

おはようございます。

御浜町のバス事故ですね！
同じバスに乗ってきたのですか⁉️
前に歩いた所だったので、ついついその新聞記事を読み込んでしまいました。
現地で知り合った旅の人も東京から夜行バスで来たらしく、関東方面からは結構バス便があるのに驚きました。それにしても人の運命は紙一重ですね。無事で何よりです。道中安全お祈りします🙏

geopon

munerin@kobeさん

こんにちは
同じバスで東京→勝浦にやってきました。
翌々日に事故が起きたと旅先のお宿で知り、ビックリでした。
しかも事故現場も熊野古道沿いでしたね。

18きっぷが使いにくくなってしまいましたので最近は専ら新幹線か夜行バスですね。
東京からの便は多くて助かります。高知行きの新型寝台夜行バスも気になるところです。

本当に人の運命は紙一重でした。この先も気を付けて旅を続けます。