硫黄岳(撤退) 人生初ラッセル


- GPS
- 16:20
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,775m
- 下り
- 1,778m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 9:17
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 4:07
- 合計
- 9:48
天候 | 1日目:晴れ 2日目:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
降雪直後かつ気温が高いため稜線付近は雪崩リスク有。 |
写真
感想
3月下旬にもなって日本各地で降雪が見られたとのことで、里帰りの道中に通り過ぎる長野で硫黄岳でも登ってみようと立ち寄りました。
冬は蓼科や北横しか行ったことが無かった八ヶ岳、雪姿はどんなだろうとワクワクしながら赤岳鉱泉に到着すると山小屋の方から「降雪以降はここからだと誰も上に行っていない」とのご報告をいただくことに。
1日目はとりあえず道の状態を確認しようと向かってみると、確かにジョウゴ沢を過ぎて2300m付近の急坂からトレース無し…。後から来られた方がトラバースで巻くように道を付けて下さったので、次の日に安全に渡れるよう、危なそうに思うところを何往復かして踏み固めてその日は撤収しました。先に行かれた方はその日の内に上まで目指して進まれていたようで、体力が羨ましい…。
2日目は4:30頃に出発。
昨日先に行かれた方もいて、更に当日も何組か先に出られていたように見えたのですが、行く先が違ったのか私がルートを間違えたのか標高2500m地点でトレースが消滅。そこからは人生初ラッセルで猛烈に体力を消耗。膝上くらいまでの雪でしたが、中々進みません。
ルートも分からないので、とりあえず夏道に近く、かつ雪崩そうにない所を通って何とか赤岩ノ頭まで後30mくらいまで接近。しかしそこからがどこを通っても雪崩そうな斜面ばかりになり、リスクが拭えず一度Uターンして下ります。
するといつの間にか別のルートでトレースが出来ていたので追いかけてみましたが、最終的に私のトレースと合流。そのトレースを付けてくれた方々も私と同じところで危険を感じてUターンされ、撤収されるとのことでお見送り。
その後、私自身はラッセルと登り返しで疲れてたいたので休憩していました。その内に何組か来られ、やはり引き返す方もいましたが何人かは中々帰ってこない。
「もしかして進めた?」と思いもう一度登ってみると、どなたかが急坂にうまくステップを付けて下さっていたのでご相伴に預かり稜線へ出ることができました。
硫黄岳へは岩場がある上、頂上から帰って来られた方からかなりの強風と伺ったので、もうヘトヘトな自分は赤岩ノ頭と硫黄手前のケルンからの景色だけ堪能して帰ることを決意。それでも好天の中で迫力ある八ヶ岳の威容を眺めることができ満足です。
赤岳鉱泉から硫黄岳へのルートは易しいと思っていたのですが、雪が付くと印象がかなり違いますね。もっと簡単に登れるところがあったのかも知れないのですが、降雪で覆われてしまうと何も分かりません。
トレースを付けて下さる方の偉大さが分かる山行でした。もっと感謝します…。
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