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Yamareco

記録ID: 7922284
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山滑走
谷川・武尊

谷川岳 芝倉沢(忘れ物により転進)

2025年03月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
12:47
距離
19.8km
登り
1,705m
下り
1,682m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:31
休憩
0:16
合計
12:47
距離 19.8km 登り 1,705m 下り 1,682m
2:34
1
スタート地点
2:48
2:59
741
15:21
ゴール地点
天候 晴れ 気温高し
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
至る所で全層雪崩発生
快晴の西黒尾根から
快晴の西黒尾根から
グーテンモルゲン
グーテンモルゲン
この後単独のボーダーの方とすれ違う
この後単独のボーダーの方とすれ違う
トマ到着
本谷楽しそう
一ノ倉岳への途中、4ルンゼを覗き見るも核心滝は見えず
一ノ倉岳への途中、4ルンゼを覗き見るも核心滝は見えず
一ノ倉岳山頂到着
一ノ倉岳山頂到着
忘れ物したまま突っ込むか結構悩んだ
忘れ物したまま突っ込むか結構悩んだ
結局安パイを選択
結局安パイを選択
サンクラストで楽しくはなかった
サンクラストで楽しくはなかった
デブリが出てくる
デブリが出てくる
デブリとデロデロに溶けた雪で辛い
デブリとデロデロに溶けた雪で辛い
気温20度近い。暑い、暑すぎる
気温20度近い。暑い、暑すぎる
一ノ倉出合の全層雪崩
一ノ倉出合の全層雪崩
滑りたかった一ノ倉4ルンゼ。偵察と悔恨のためしばしその場にとどまる
滑りたかった一ノ倉4ルンゼ。偵察と悔恨のためしばしその場にとどまる
あれが本谷バンドのクレバス帯か
あれが本谷バンドのクレバス帯か
来シーズンこそは
来シーズンこそは

感想

 2023年は寡雪のため見送った一ノ倉沢4ルンゼ滑降、天気とタイミング合い今日やってやるぞと0230出発。
 通勤経路の西黒尾根でも天気良く朝日を拝む。マチガ沢4ノ沢頭付近で単独ボーダーの方とすれ違いお話しすると、なんと2025年1月に単独で4ルンゼを落としたという。挑戦前に何という偶然かとテンション上がり弾みがつく(この方はロクスノ107号クロニクルに記録を載せられています)
 
 ・・しかし、この時点で気付いていた。ウィペットはいつもダブルだが、それ以外の予備アックスとスノーバーを忘れている事に。忘れ物がある状態で突っ込むのか?いや何とかなるんじゃ・・悩みながら一ノ倉岳へ歩みを進める。途中ルンゼをポイントで何とか核心の滝の状態を見れないかと思ったが、やはり無理だった。ちらっと見えた蒼氷が更にプレッシャーを高めてくる。

 一ノ倉岳に到着。気温は上昇、快晴微風、条件としてはまずまずのコンディションだが忘れ物・・懸垂装備は持ってきたし何とかなる、行ってしまえ、そんな心の声を聴きハーネスを着け斜面の淵へ。・・しかしもし核心が完全アイスでスキーではどうにもならなかったら?ウィペット残置?イボイノシシも持ってきてない。どうやって支点確保?スクリューでアバラコフ作成?その間確保はどうする?・・

 小一時間ぐらい悩んだ挙句ビビりが勝り滑降は取り止め。自分に対する失望と失意の中過去厳冬期に落とした芝倉沢へ。はた目には綺麗なバーンだったがサンクラストで表面を割りながら滑降。途中からはデブリ、下部は超粘り雪。気温は更に上昇、滑らぬ雪の上を進むと暑くて暑くてジャケットなんて着ていられない。巡視小屋の辺りで装備換装、長い林道歩きに備える。

 一ノ倉と湯檜曽川の出合からシールで登り返し一ノ倉出合へ。やはり一ノ倉岩壁は格好いい・・挑戦できなかった悔しさと雪と岩の格好良さに見とれしばしその場に佇む。この時間でもクライマーの姿が確認できた。一ノ倉は無雪期に南稜を登ったくらいだが、凄い世界だなとしみじみ。ずっと見ていたい気になるが下山予定時刻が迫り、後ろ髪を引かれながらその場を後にした。

 下山後ニュースにてクライマー2名が雪崩で亡くなられた事を知る。ご冥福をお祈り申し上げます。

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