記録ID: 7938657
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬
芦屋・奥山水道〜奥山新道〜石仏谷〜柿谷西道〜らいと坂
2025年04月08日(火) [日帰り]
兵庫県
rxk00250
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 573m
- 下り
- 589m
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日帰り
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 5:28
8:32
27分
阪急「芦屋川」駅
8:59
9:00
9分
柿谷道 登山口（奥山精道 線カーブ��12）
9:09
9:10
18分
奥山水道 取り付き
9:28
9:29
14分
白い柵の水道設備（奥山水道）
9:43
9:44
0分
弁天岩 分岐（奥山水道）
9:44
9:45
30分
奥山新道 分岐
10:15
6分
コンクリ擁壁（奥山新道）
10:21
10:22
7分
石仏谷 分岐（奥山新道）
10:29
10:38
9分
丸太椅子の休憩所（石仏谷）
10:47
10:56
8分
青空ひろば（石仏谷）
11:04
5分
吊り鉄橋（石仏谷）
11:09
11:10
6分
３分岐の小広場（石仏谷）
11:16
11:18
0分
切り出し巨岩の埋まる池
11:18
11:19
5分
柿谷道 合流（通報プレートK-10）
11:24
11:25
10分
石仏谷 下り分岐（柿谷道・火の用心標識）
11:35
4分
分岐道標の立つ木橋（石仏谷）
11:39
11:59
1分
青空ひろば（石仏谷）
12:00
12:01
2分
ヤマモモ池（石仏谷）
12:03
9分
分岐道標の立つ木橋（石仏谷）
12:12
1分
柿谷道 合流（通報プレートK-10）
12:13
2分
照光岩巨石群分岐（柿谷道）
12:15
12:16
5分
第二鉄塔（柿谷東道ルート合流点）
12:21
12:23
26分
第一鉄塔（柿谷西道）
12:49
9分
柿谷第二堰堤（柿谷西道）
12:58
12分
東道(男坂)・前山遊歩道 分岐（柿谷西道）
13:10
15分
柿谷道 登山口（奥山精道 線カーブ��12）
13:25
13:36
7分
山手第３児童遊園
13:43
13:45
15分
開森橋・細雪石碑
14:00
ＪＲ「芦屋」駅
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
（帰り）「柿谷道」登山口から徒歩でJR芦屋駅へ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
「奥山水道」について 取り付き地点が「芦有ドライブウェイ」へ繋がる一般車道「奥山精道線」の脇にあるのでそこまで歩いていかないといけないが、朝の時間帯は交通量がけっこう多いので車に注意。取り付き地点には大きな金属梯子が立て架けてあるのでこれを登る。 最初のうちは多数の古タイヤで補強された土砂崩れ防止柵の脇を歩き、次に土の斜面を上り、その後は太い水道管のすぐそばの急斜面を登って、やがて白い柵で囲われた水道設備に出たら「奥山水道」に到着。以降は非常に快適で歩きやすい水平道が続く。この水平道の足元の下には水道が敷設されているようだが安定した道が続く。道中は西方向に荒地山の山容を見ながら歩く形となる。 「奥山新道」について 奥山水道の北端の分岐点（やや分かりづらい）からいきなり山中へと入ると「奥山新道」となる。マーキングなどはほとんど存在しないが、踏み跡が確認できるので比較的歩きやすい道。道は狭いが一本道なので迷うこともほぼないだろう。意外と長い行程をずんずん進んで、最終盤に土砂崩れ防止のために長い距離にわたって造られた大きな擁壁に出会うと、ほどなく「石仏谷」と芦有DW料金所との分岐点に到達する。ところどころに谷筋が出てくるが決してそちらへは行かない（登らない）ことが進路のポイントで、常に北を目指すこと。ちなみに道中は開けた景観はほぼ無し。 「石仏谷」について 元々は子供達も遊べるキャンプ場として開発されたレジャー村で、キャンプ村としての名残が今もあちこちに残されており、植樹などのイベント企画も含めて相応の整備がまだ続けられているようなので、今も同目的で使われているようだが定かではない感じ。ところどころに新しい案内道標が立てられているので、公式に維持されているのだろう。青空広場を中心（起点）にして道が縦横に付けられているので、方向感覚がない人はそのせいで迷うかもしれない。東へ延びる道はいづれも柿谷道へ合流する。広い区域ではないので縦横に付けられた道を制覇することは容易。石仏谷の沢にはいつも水が流れておりその遡行も楽しめそうだ。平日は人が殆ど立ち入らない静かな場所なのが嬉しい。 ＜2021年4月22日の類似コースの記録はコチラ＞ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3097725.html |
写真
阪急芦屋川駅の北に出て歩き開始。まず出迎えてくれるのは芦屋川沿いに咲く桜
芦屋川沿いの桜は今がピークか。開森橋人道橋の上から「城山（鷹尾山）〜荒地山」方向を眺めた風景はこんな感じ
思っているより急な「らいと坂」をひたすら登っていく。その途中、山手町あたりで満開の桜に出会う
「らいと坂 → 奥山精道線」の上りをひたすら歩いて約35分ほどで「奥山水道」への取り付き地点に到着。この金属梯子が立て架けてある場所が取り付きだが、梯子が健在だったのが嬉しい。これがなければ入るのが厳しい
3
4/8 9:09
「らいと坂 → 奥山精道線」の上りをひたすら歩いて約35分ほどで「奥山水道」への取り付き地点に到着。この金属梯子が立て架けてある場所が取り付きだが、梯子が健在だったのが嬉しい。これがなければ入るのが厳しい
土砂崩れ防止柵とタイヤ壁の後ろを通り過ぎた後、太めの水道管が走っている急な斜面を登りきると、白い鉄柵で囲われた水道設備のところに出る。ここから「奥山水道」が始まる
1
4/8 9:28
土砂崩れ防止柵とタイヤ壁の後ろを通り過ぎた後、太めの水道管が走っている急な斜面を登りきると、白い鉄柵で囲われた水道設備のところに出る。ここから「奥山水道」が始まる
「奥山水道」の道中から左に見える奥山精道線を見下ろすと、巨大な「弁天岩」が鎮座しているのが見える
「奥山水道」の道中には大きな桜の木があって、この日がちょうど満開を迎えていた
「奥山水道」は足元にコンクリ製の蓋が敷き詰められており、足の下には水道が通っている
「奥山水道」の最後には「弁天岩」のある場所へ下っていける分岐地点が出てくるが、そのすぐ先にはこの2分岐地点がある。ここで右側の山の斜面を登って山中に続く「奥山新道」へと入る形だ
1
4/8 9:44
「奥山水道」の最後には「弁天岩」のある場所へ下っていける分岐地点が出てくるが、そのすぐ先にはこの2分岐地点がある。ここで右側の山の斜面を登って山中に続く「奥山新道」へと入る形だ
「奥山新道」の山中には、天然記念物のコバノミツバツツジがほぼ満開の状態で咲いていた
ところどころに岩だらけの小さな谷筋が出てくるが、谷筋には決して向かわずにそのまま北方向へ横断して進むのが正解
巨岩が座る細い道をすりぬけるように進んでいく区間もある。コバノミツバツツジが時折り出てきて、殺風景な茶色の道中にピンクの彩りを与えてくれる
1
4/8 10:14
巨岩が座る細い道をすりぬけるように進んでいく区間もある。コバノミツバツツジが時折り出てきて、殺風景な茶色の道中にピンクの彩りを与えてくれる
古いコンクリ擁壁が長く続いている場所を通る。左側の眼下に車道（奥山精道線）が走っているので、たぶん土砂崩れ防止の擁壁だろうと思う
1
4/8 10:17
古いコンクリ擁壁が長く続いている場所を通る。左側の眼下に車道（奥山精道線）が走っているので、たぶん土砂崩れ防止の擁壁だろうと思う
コンクリ擁壁区間の最北端にはこのような大岩があり、その先が2分岐になっているのが見える
コンクリ擁壁の先にある2分岐では、右の階段道を登ると「石仏谷」へ行け、左を下ると芦有DWの料金所前へ出る。ここで「石仏谷」へ向かうため右の階段道を登ることに
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4/8 10:21
コンクリ擁壁の先にある2分岐では、右の階段道を登ると「石仏谷」へ行け、左を下ると芦有DWの料金所前へ出る。ここで「石仏谷」へ向かうため右の階段道を登ることに
「石仏谷」へ向かう道はきれいに整備されている状態。明快かつ快適で歩きやすい
切り株の丸太椅子の並べてある休憩所でひと休み。疲れの貯まった足を休めて息を整え、水分も補給
さらに階段道を登っていくと、やがてこのようながっしりとした木橋が出てくる。これに出会えば、いよいよ「石仏谷」の中核場所に近づいてきている証だ
4/8 10:43
さらに階段道を登っていくと、やがてこのようながっしりとした木橋が出てくる。これに出会えば、いよいよ「石仏谷」の中核場所に近づいてきている証だ
「青空ひろば」に到着。「石仏谷」の中核となる最大の場所がこの広場となる。ここを起点に柿谷道へ合流するための道として3方向のルートが存在する
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4/8 10:47
「青空ひろば」に到着。「石仏谷」の中核となる最大の場所がこの広場となる。ここを起点に柿谷道へ合流するための道として3方向のルートが存在する
「青空ひろば」には倒木を組み合わせて作られた手製のベンチがあちこちに設置してあるので、休憩や昼食にはうってつけだ。陽当たりもいいので気持ち良い
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4/8 10:47
「青空ひろば」には倒木を組み合わせて作られた手製のベンチがあちこちに設置してあるので、休憩や昼食にはうってつけだ。陽当たりもいいので気持ち良い
「青空ひろば」を反対方向から眺めるとこんな感じ。かなり広めなのである程度の人数でも大丈夫だろう
「青空ひろば」から南東に延びる道へ入り少し進むと、太くて頑丈なロープが下がっている急斜面に出くわす。ここをロープ頼みで一気に下るのは子供には楽しくてしょうがないだろうな
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4/8 10:58
「青空ひろば」から南東に延びる道へ入り少し進むと、太くて頑丈なロープが下がっている急斜面に出くわす。ここをロープ頼みで一気に下るのは子供には楽しくてしょうがないだろうな
谷筋へ向かってさらに下っていくと、古い吊り鉄橋が現れる。このぐらい巨大で頑丈な吊り鉄橋は他では見られない
さらに東方向へ歩いてくと、やがてこのような3分岐の小広場に出る。中央の木が特徴的だ
築城のために切り出されたものの途中で放置された巨岩が埋まっている池に出る。たまたま池の水がほぼ干上がっていた。水がない状態は珍しいかも
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4/8 11:16
築城のために切り出されたものの途中で放置された巨岩が埋まっている池に出る。たまたま池の水がほぼ干上がっていた。水がない状態は珍しいかも
切り出し巨岩の埋まる池の、奥のほうまで歩いていき、巨岩のすぐそばまで行ってみた。貴重な体験
通報プレートK-10の案内道標が立つところで「柿谷道」に合流。これは柿谷道の側から「石仏谷」方向を見た風景。昔はもっと分かりにくかったが、今は非常に明快だ
4/8 11:19
通報プレートK-10の案内道標が立つところで「柿谷道」に合流。これは柿谷道の側から「石仏谷」方向を見た風景。昔はもっと分かりにくかったが、今は非常に明快だ
「柿谷道」を登り方向に少し歩くと、赤い火の用心標識が立つ場所に出る。ここが「石仏谷」への別の下り分岐地点だ
「石仏谷」への別の下り分岐地点の目印は、さきほどの赤い火の用心標識と、この特徴的なV字の松の木だ
これがその「石仏谷」への下り口の風景。分かりづらいが小さなマーキングがある
「石仏谷」への道を下っていくと、ほどなくして「ごはんのひろば・やくば」と書かれた子供向けのプレートが見えてくる。ここまで来たら合流地点はもうすぐそこ
4/8 11:30
「石仏谷」への道を下っていくと、ほどなくして「ごはんのひろば・やくば」と書かれた子供向けのプレートが見えてくる。ここまで来たら合流地点はもうすぐそこ
このすぐ先が「石仏谷」エリア内のルートとの合流地点となる。写真左端に見える枝にカラフルなマーキングが見えている
「石仏谷」エリア内のルートに入ったら左折し、少し歩くとこのような道標の立つ木橋が見えてくる。この木橋を渡って西へ進むと、再び「青空ひろば」へ行ける
4/8 11:35
「石仏谷」エリア内のルートに入ったら左折し、少し歩くとこのような道標の立つ木橋が見えてくる。この木橋を渡って西へ進むと、再び「青空ひろば」へ行ける
「青空ひろば」に戻ってきた。時間がちょうど良いのでここで昼食のおにぎり休憩とした。誰も入ってこない貸し切り状態の広場は静寂に包まれていて最高の気分だ
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4/8 11:39
「青空ひろば」に戻ってきた。時間がちょうど良いのでここで昼食のおにぎり休憩とした。誰も入ってこない貸し切り状態の広場は静寂に包まれていて最高の気分だ
「青空ひろば」から再出発。今度は北東方向へ、今来た道を戻って木橋を目指す。途中には小さな「ヤマモモ池」がある
道標の立つ木橋に戻って来た。橋を渡って南方向の道、つまり3分岐の小広場のある方向へ進むことにする
その木橋を渡ったすぐ先にある道標がこれ。道標に書かれた「柿谷コース」へと向かう形だ
岩場の登りを経て、再度、通報プレートK-10の案内道標が立つところで「柿谷道」に合流。この後は「柿谷道」を下って下山することに
柿谷東道(男坂)ルートとの合流点でもある第二鉄塔を通過し、柿谷西道(女坂)ルートのほうを下っていくことに
第一鉄塔からは北西方向に「六甲ガーデンテラス〜西おたふく山」の稜線を眺めることができる
巨大な矢印の形に切り出されたように見える巨岩が鎮座。素晴らしい造形
滑りやすい斜面を慎重に下ると、やがて奥山精道線カーブ��12 が目の前に見えてくる
「らいと坂」を下って、阪急芦屋川駅の高架経由でJR芦屋駅へ向かう。この「らいと坂」は意外と斜度がきつい
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
|
|---|
感想
一か月ぶりにいつもの同行者との二人山歩き。相談の上で選んだルートは、超久しぶりとなる「奥山水道〜奥山新道〜石仏谷〜柿谷道」の周回コース。山登りという感覚のするルートではなく、里山の林間歩きといった感じのルート。まあ普通のハイカーは滅多に行かないだろうなと思われるマイナールートの組み合わせだ。意識して行かないといけないところかな。
山歩き自体が一か月ぶりなうえに、直前に風邪をひいて数日間寝込んでいたので、この日は大丈夫かな、歩けるかな、という心配していたが、案の定、前半の上り行程では、途中から急な登りで足がなかなか上がらなくなるし、帰りの下りではじわじわ足腰に疲れがたまってきて最終盤には疲労のあまりちょっと吐き気がしてきて一歩の歩幅がいつもの半分に。だめですねえ〜、情けないですねえ。日頃の運動不足でプチフレイル気味になっていたのか。恐るべし運動不足。
ルートのほうはというと、以前と比べてどこもほぼ変化なし、「石仏谷」に至ってはむしろ整備の手が入って良くなっていたのでびっくり。「奥山水道」へ入るための金属の梯子が今も無事に存在するかどうかが一番の心配だったが、取り越し苦労だった。これがないと山域へ入れないので大事な生命線なのだが、全然心配の必要なしだった。
今回は歩いた季節と時期が最高のタイミングで、早春の美しい自然を楽しめた一日となった。満開のソメイヨシノ系の桜、満開の山桜、鮮やかに咲き誇る天然記念物のコバノミツバツツジ、いまだ健在の真っ赤な椿と枝垂れ梅、名前は不明だが綺麗な紫の小さな花、水仙のような白い花など、多くの花を愛でることができた。特に桜とツツジを同時に見られるのが最高。そよ風はあまり吹かなかったが、雲間から太陽が出るとぽかぽか陽気になり、陽射しが柔らかく心地良い。素晴らしい日に歩けたなあと感じた。
青息吐息になった身体に鞭打って、何とかかんとか「らいと坂」を下りきって、阪急芦屋川駅の東の高架をくぐってJR芦屋駅へ。そこから電車に乗って住吉駅へちょっぴり遠征。この日のご褒美である天然温泉「うはらの湯」へ向かった。平日火曜日のお昼はわりと空いているみたいで、静かにゆっくり過ごせて良かった。あとは筋肉痛がいつまで残るかだけが問題かな。
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