滝子山 寂ショウ尾根

2025年03月30日(日) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 10.9km
• 登り: 1,316m
• 下り: 1,335m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:04
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:33

距離 10.9km 登り 1,316m 下り 1,335m

6:28 桜森林公園
6:32 6:33 寂惝苑入口分岐
6:50 6:57 高圧線鉄塔No83笛駒線
7:05 7:28 大鹿林道横断点（南稜）
8:25 8:32 滝子山南稜
10:02 10:05 浜立・寂ショウ尾根分岐
10:21 10:53 滝子山
10:58 滝子山・三角点峰
11:12 11:18 男坂・女坂分岐
11:31 女坂
11:32 11:33 男坂
13:13 13:14 滝子山登山口（駐車場）
13:21 13:22 滝子川
13:32 13:40 大鹿林道横断点（南稜）
13:43 13:44 高圧線鉄塔No83笛駒線
13:54 13:55 寂惝苑入口分岐
13:59 桜森林公園
14:06 原平橋
14:06 ゴール地点

写真

3/30 6:33

強い警告。あまり登ってほしくない様子

3/30 6:37

藤の花の氷漬け

3/30 6:51

取付まではマイルドな道

3/30 6:57

鉄塔下を潜ってお約束

3/30 7:07

取付を誤ってここから登る

3/30 7:26

汚いラッセルだなあ……と、我ながら呆れる

3/30 7:29

尾根筋に上がればしっかりとした踏み跡

3/30 7:49

この辺りから岩が出始める。何のことはない岩場歩きです

3/30 8:05

ガスに巻かれた森

3/30 8:22

狸ちゃんかな？

3/30 8:40

霧と雪の森

3/30 8:42

岩が多くなり始める。普通の岩場歩きが続きます

3/30 8:46

土の道を巻くか岩を踏むか選ぶシーンが出てきます。土は落ち葉の下でグズグズになっていることがあります

3/30 8:57

今日の石はツルツルに凍っているものも

3/30 8:58

行動食の新たなる絶対王者、ぬれせんべい！

3/30 9:01

左奥に鎖があるのですが、直登を試みます

3/30 9:02

ハンドジャムしてみました

3/30 9:03

骨の出っ張りが痛くて対して保持できません。やり方が悪いのか、それともみんなこの痛みに耐えてジャミングするのか…

3/30 9:07

浜立尾根分岐まで縦に100m程が核心です。　手がかり足がかりを選ぶ必要があります

3/30 9:10

際どいかな？という足がかりを確かめながら使います

3/30 9:19

上がりきった所で思わず「なんて景色だ…！」

3/30 9:22

この高さでもイワカガミがいて驚きます

3/30 9:28

ここは岩を踏むしかないと思いますが、その奥で下りる一歩、二歩が難しい

3/30 9:29

この足がかりを踏んでその次の一歩を下りる。これは「難しい」ではなく、怖かった

3/30 9:34

雪化粧の山頂が雲を巻く

3/30 9:35

広がる雲海。本当にいい日に来られた

3/30 10:15

樹氷の回廊

3/30 10:16

苔が凍っている

3/30 10:17

気温が上がり溶けた樹氷が降ってきます。爆撃のようです

3/30 10:22

3/30 10:23

3/30 10:28

秀麗富嶽は生憎と雲の彼方

3/30 10:28

大谷ヶ丸、ハマイバ丸の展望が素晴らしい。「今日は富士山じゃなくてこっちを見てくれよ！」ということなのでしょう

3/30 11:05

下山路、雪解けの影響か滑りやすい土質

3/30 11:09

冬の終わり

3/30 11:15

ここ、バリじゃなくて一般道だよね？というくらい滑る

3/30 11:23

一般道なのに丹沢のバリのがマシなくらい滑る

3/30 11:27

踏み跡も見えづらくルートを外してしまう。丹沢のバリよりグズグズの登り返し。

3/30 11:52

ここからは読図訓練。向こうの尾根筋まで行き、平坦地で再度地図確認

3/30 11:55

尾根筋に乗ったことを確認。土の乾きがいいのか道も少しマシになる。バリなのに一般道よりマシになる。

3/30 11:57

チェックポイント。尾根に乗って下り、平坦になったと感じたら引き込み尾根に入っていないことを確認する。

3/30 12:04

進路角219度の引き込み尾根を確認。2m程の段落ちになっていたのでここに引き込まれることはなさそう

3/30 12:11

尾根筋を下り、左手に沢の起点が確認できたら現在地を確認する。沢の起点を認識することができた

3/30 12:28

この沢状地形の正体がわからない

3/30 12:30

山頂が見えたので位置同定。大きな狂いがないことを確認

3/30 12:32

引き込み尾根を警戒した地点。それらしいものが見当たらないが、同定済みなので問題はないとする

3/30 12:37

写真では分かりづらいがロープ場。悪い下りで嫌なイメージを植え付けられてしまったが、難しい下りではない

3/30 12:39

樹間に中央道が見える

3/30 12:43

左右がなだらかになってきたと感じる。

3/30 12:43

下山ポイントが近い

3/30 13:33

寂ショウ尾根に誤って取りついた場所に戻ってきた。うわあ…ここ登っちゃったんだ…

3/30 13:35

間違いなくここで間違えたね。君、覚えてるよ。朝は凍ってたもんね。

3/30 13:36

これが正しい取り付き

撮影機器：

SO-53C Sony

感想

腹ぺこ丸

　先日の丹沢で自身の課題に気づいたのでマイルドなバリエーションを求めて滝子山へ。課題に感じたのは、難しい場所での行動の素早さと読図です。
　難しい場所は慎重にやれば可能と感じられるようになりはしたものの、振り返ってみると遅い。遅すぎる、と言ってしまってもいいかもしれません。読図については、事前の確認はしっかりやっているとは思うものの、現地での実際の地形の確認に甘さを感じました。その改善を試みた山行です。
　前者については、足場を固めて「いける」と感じたら素早く乗り込み、立ってしまう。岩場も同様に。下山してタイムを確認してもコースタイム通りに行動できたように思うので、改善の兆しが見えたように思います。この方針で経験を重ねていくのがよさそうです。もっともこれを実感したのが、取り付き地点を誤った時と下山でコースをやや外した時の登り返しだったのが、いいのか悪いのか…
　後者についてはまずまずできたように思います。ただバリエーションへの分岐に踏み込んでからは良かったのに、その前の一般道でルートを外してきるのがまた、良かったんだか悪かったんだか…

　寂ショウ尾根についての感想ですが、大まかには通常の岩登りの域を出ないように感じました。ただ、核心に感じた最後の100mはレベルが一段上がったように感じます。それまでの「岩場歩き」のレベルから「岩登り」の領域に一歩踏み込んだ場所のように感じました。

　総じて冬の最後に相応しい山行ができたように思います。本当にいい日に登れました。

　さあ、夏山が始まる。