つづら岩・天狗岩


- GPS
- 03:21
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 2,926m
- 下り
- 2,904m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
近場の岩場の偵察とロープワークの練習も兼ねてつづら岩を目指した。
途中にある天狗の滝の隣にも天狗岩と呼ばれている岩場があり、出発が遅かったのもあり、こちらでロープワークの練習をすることに。
比較的新しいPetzlのステンレスボルトが打たれていた他、古いものではあるがリングボルトも多数あり、支点は豊富でロープワークの練習には困らない。今回、初めてZ法によるロープソロシステムを構築してみた。冗長化のため最下部の支点2箇所にエイトノットでメインロープを固定する。下部に固定したロープを中間支点に通しながら自身に固定して確保する、というのが基本の仕組みであるが、そのためにはロープと自身を、落下する方向には固定して、登る方向には伸ばす、というシステムが必要である。そのために用いる器具として、Grigriやガイドモード付きビレイデバイス(ATC, Reverso)などが良く紹介されている。これらは基本的にはソロシステムでの使用を想定して設計されていないため、強度などについては使用者自身の責任で慎重に検証する必要がある。今回は普段使っているReversoを使ってみた。Reversoのダイレクトビレイ機能を使う。アンカーアタッチメントポイントをシットハーネスのビレイループに取り付け、ケーブルにメインロープと一緒に通したカラビナはチェストハーネスに取り付けると操作しやすいようだ。今回はチェストハーネスの代わりにスリングで代用したが、肩が痛くなるので実用的ではない。
なお、Reversoのアンカーアタッチメントポイントは基本的にトップロープ状態でのビレイを行うために設計されており、このようにリードクライミングと同程度の負荷が生じるクライミングで耐えられるのかは全く保証されていない。
以下の動画では、Reversoほかガイドモード付きビレイデバイスの各部の破断強度を実測しておりとても参考になる。ATC Alpine Guideの方が破断強度が高く、恐らく22kNを満たすように設計しているようだ(動画の実測で30kNほどだが、設計の際に安全マージンを取っているからだと思われる。クライミングデバイスの設計事情はあまり知らないが、電子回路だとよく許容電圧が想定の1.8倍のデバイスを用いたりする)。
https://youtu.be/7ahtsj5k4fo?si=CDqjj_uS-P_cIqDe
今回、ロープソロシステムとは別にセルフビレイを取った上で軽めの墜落テストをしてみたが、結果は良好だった。こういう近場の岩場で軽く登りたい時にはいいかもしれない。
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