北ノ俣岳 日帰り 飛越新道ピストン


コースタイム
天候 | 小雨後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は登山口周辺にあるので問題無しです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北ノ俣岳登山口は高山から約90km、1時間30分程かかります。 結構遠いです。 最終コンビニは、R471沿い大規模林道に入る手前のデイリーヤマザキ。 ちなみに、アルコールは売ってません。 駐車場は、登山口周辺に30台位は停めれるのではないでしょうか。 登山ポストは登山口に有。 簡易トイレも登山口に有。 水場は、登山口には無いけれど避難小屋にあります。 登山道は避難小屋を境に、前半はダラダラぐちょぐちょ悪路、 後半はひたすら登りと2面性を持っています。 なので、前半は間違い無く長靴で歩いた方がいい位です。 下山後の温泉は、新穂高・新平湯・平湯と色々ありますが いつものように平湯の、「ひらゆの森」500円を利用。 近くのお土産屋さんで売っている「はんたい玉子」1個50円もオススメです。 |
写真
感想
5月の残雪期に登って以来、http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-64157.html
約4カ月ぶりに登って来た北ノ俣岳登山記です。北ノ俣岳、大好きなんやさなー。
ちなみに今回の登山は、某SNS(ちなみにmixiなんやけど)で知り合った方(男性ヒーローさん)と
登って来た言わば、出会い系登山?(まあ、相手が女性じゃないで違うな)なのでした!!!
全ては遡ること約1週間前、
「29日、黒部五郎岳一緒に登りませんか?」という1通のメールから始まったのでした。
もちろん会った事は無かったけど、山行日記を読んで、同じ位の力量なんやろうなあっと察し、
「機会があればご一緒したいですねー」なんてやり取りをしてたので、このお誘いに対しては、
まるで飲みにでも誘われたような感覚で、2つ返事で軽ーくOKしたのでした。
ある意味、怖い事なんやけど「登山をやる人に悪い人はいないはず」っという性善説で、
事前の打ち合わせも最小限で、ホントにこんなんで大丈夫けなって感じで、当日を迎えたのでした。
当日は3時に、ほおのき平駐車場で待ち合わせ。聞いてた車種を発見し、いよいよご対面っ。
会った瞬間、山ちゃんが発した一言は「酒臭いっす・・・」でした。
それもそのはず、話を聞いたらヒーローさんは0時頃駐車場に到着して、寝酒としてビールを2本
飲んだとの事。まだ3時間しか経っとらんでなああ、止むをえませんな。
それにしても会った早々、いきなり強烈なカウンターパンチを喰らってまったさー。
まあ、山ちゃんも酒飲みなので、お酒に関しては非常に寛大です。
やもんで登山口までにコンディションを整えてもらう為、助手席で大人しく眠ってってもらいました。
小1時間程走って登山口に到着。
この時期、この時間はまだ真っ暗。しかも、快晴の天気予報に反して小雨が降ってました。
1人なら絶対にスタートしんよなーっていう状況だったけど2人やったし、
ヒーローさんも酔いから醒めかけていたので、迷う事無く
4時30分
登山口出発!!!
今回で通算3回目となる飛越新道。もはや慣れた道なので真っ暗な中、迷わず進めます。
小雨混じりという事も有り、飛越新道の代名詞「ぐちょぐちょ悪路」、今回はかなりヒドイです。
しかーし、今回は対策として必殺アイテム「長靴」を履いてきたので、悪路をものともせず、
泥道を避けることなく、ずぼりながら黙々と真っすぐ進めます。
ちなみに、この給食のおっちゃんが履くような白い長靴「ゾナ」は、かなりオススメの一品です。
長靴としてはやや高めで3000円位のモノなんやけど、でーれ丈夫なんやさなー。
一応、ヒーローさんにも、数少ない打ち合わせをした際に、事前の注意事項として、
「飛越新道はぐちょぐちょで最悪の道やで、長靴は必須アイテムですよー」っと伝えてたけど、
「何を大げさに言うんですかー」位に受け取られていたらしく案の定、持ってきてませんでした。
やもんで20分位で、ぐちょぐちょになり後悔してたのでした。
まあ、何事も経験しないとわからんでしゃーないっす。
しばらくして空が明るくなり雨もあがったみたいだけど、ガスってて辺りは真っ白。
天気が良ければ見える笠・乗鞍・御嶽の三山が連なる綺麗な姿も見えず、微かに笠が見えたのみでした。
6時45分
寺地山到着。本来なら薬師岳の雄大な眺めや、真正面にスキー場のような北ノ俣岳の姿が、
ハッキリと見える場所なんやけど、生憎真っ白。
腰かけて休もうにも、周辺は濡れてて冷たいので立ち休みで、休みもソコソコに先を急ぐとします。
次の目的地は避難小屋です。アップダウンの繰り返しのダラダラ登山道を進んでいたら、
突如、眩しい光が飛び込んできました。ジャジャーン、ここで本日初めて、太陽とご対面したのでしたー!!!
天は我々を裏切らなかった。ウレシヤウレシヤ。予報通り、晴れてキター!!!
稜線の姿もクッキリと見えたもんで、テンションは一気に上昇です。この先しばらく、アゲアゲで進み
7時35分
避難小屋到着。
相変わらず、ひっそりと佇んでいました。雰囲気のある小屋やさなー。水場もバッチシです。
ここで本日初めて、腰かけてゆっくりと大休止するとします。ただ気温は4度で、やや寒かった。
大活躍してくれた長靴とはここで、しばしのお別れ。登山靴に履き替え、長靴は小屋にデポして
8時05分
避難小屋出発。今までのアップダウンの繰り返しのぐちょぐちょ悪路とは打って変わり、
ココから先は、北ノ俣岳を眺めながら600mのひたすら登り。
5月は残雪上をひたすら直登したけど無雪期は、まずは植生保護の為の木道歩きから始まります。
木道ゾーンが終わったら次は深く削れて、崩壊が進んだ登山道歩きです。
本来登山道だったであろう箇所が削れて歩きにくいもんで、その周辺を歩き更に登山道が崩壊。
やもんで、どこを歩けばいいのか、しばし悩みながら進んだ後は、ハイ松ゾーンに突入ですっ。
ハイ松の海の中を泳ぐように歩きながら、ひたすら高度を稼いでいきます。
毎度毎度の事なんやけど、ひたすら登りのこの区間は、でーれ苦手です・・・。
やっぱ体重が原因なんやろうな。結局、今シーズンも減量は失敗に終わってまったなああ・・・。
やもんで、休み休み景色に励まされながら進みます。
こんなエライ思いして登るのも、全ては登り切った瞬間のアノ景色を見る為!!!
ここを登り切れば、いよいよ!!!
稜線に出ましたー!!!そして飛び込んで来たのは、雄大な北アルプス奥地の絶景でーす!!!
毎度毎度の事やけど、でーれ感動やさー。ああ、何とも言えん景色やさー。
真正面には鷲羽岳・水晶岳・赤牛岳。
左手には6月に登った雄大な薬師岳・その向こうには剱岳・立山の姿が。
右手には北ノ俣岳・黒部五郎岳、そして遠くに槍ヶ岳の姿が見えます。
堪りませんな。一緒に登ったHEROさんも、でーれ感動してくれてます。ウレシヤウレシヤ。
こんだけの景色が5時間余りで見えるんやで、北ノ俣岳は贅沢な場所やさなー。
飛越新道のぐちょぐちょ悪路ぐらい、我慢せんとな。稜線からは、ヒーローさんに先を譲り
9時45分
北ノ俣岳到着!!!。約4ヶ月ぶりの再会です。会いたかったさー、北ノ俣岳。
しばし写真撮影タイムです。
とは言っても、本日の最終目的地は黒部五郎岳。ここで、2人で話し合いをするとします。
確かに目の前というか、かなり先?に黒部五郎岳は視界に入ってます。
時間も時間やし、行けるような気はするんやけど、明らかにエライよなああ。
それよりも、せっかくやでココでのんびりした方がいいんじゃねーっという悪魔の囁きに、
いとも簡単に2人の心は折れ、北ノ俣岳にて本日の行程は終了となったのでした。
そうとなれば、まずやる事は決まっています。そう、お約束のビールでカンパーイでーす!!!
その後は昼食。最近、ケイチャンばっかり(前回はカニ鍋)やったけど、今回はカレーヌードル。
ビールと昼食で身も心も満たされた後は、小1時間程お昼寝タイムです。
相変わらず山頂で好き勝手やってます・・・。
山頂には2時間程おったけど、結局誰1人として会う事なかったのでした。
下山中に単独行のおっちゃんとすれ違っただけなので、この日の飛越新道利用者は3人。
ホント静かな山やさなー。
この頃になって下界の方は雲がはれてきて、ようやく有峰湖ともご対面出来ました。
しかし、黒部五郎岳方面にはガスがかかってきたのでした。
多分、向かっとったら、ちょうど到着する頃やったっで、いい判断やったな。結果オーライやさー。
11時40分
ガスも出てきたし、十二分に山頂でのんびりして絶景も堪能出来たので下山開始。
急な下りなので慎重に、途中で暑くなってきたので半袖になって下ります。
12時50分
避難小屋到着。
ここで再び大休止&登山靴とサヨナラして、小屋にデポしていた長靴に履き替えます。
さてさて、再びぐちょぐちょ悪路を歩くとしますか。
この頃になるとガスも下がってきて景色もよろしく無かったので、ひたすら進むとします。
山ちゃんは長靴履いて悪路をものともしないけど、ヒーローさんは心が折れかけたみたいです。
そんなおぞくたい登山道は、もはや登山道と言うより池というか湿原でした・・。
とにかくズボリまくったのでした・・・。
やもんでスピードもダウン気味だったので、山ちゃんものんびりとキノコの写真を撮りながら、
コイツ等、食べたらヤバいんやろうなー、ていうかキノコ図鑑欲しいかも?っと思いながら下ります。
いやらしい、下りでの登り返しを3回程繰り返し、飛越トンネルもうすぐという看板が見えてから、
しばらく歩いたら、車が見えてきて、やっとで帰ってきたという感じです。もうちょっと下って
16時すぎ
登山口に戻って来ましたー!!!
北ノ俣岳山頂でのんびりまたーりしてきた分、行動時間が約12時間と半日程かかったけど、
過去の経験を踏まえて長靴を履いて歩いたので、ぐちょぐちょ悪路も苦も無く歩けて、
余力を残しての下山となったのでした。
その後は、これまたお約束の「ひらゆの森」&「はんたい玉子」コースでHEROさんに観光気分も
味わってもらい、19時頃ほおのき平駐車場に到着して解散となったのでした。
今回の登山は、黒部五郎岳の予定を北ノ俣岳に変更してしまったけど、
日が長い時期なら十分に黒部五郎日帰りで行ける目処も立ったので、
今後のいい課題が出来た、非常にいい登山となりましたー。
また、ネット上で知り合った方と事前に何回かやり取りはしたけど、
いざ実際会うのは初めてという出会い系登山?(他にもっといいネーミングが無いかなあ?)
だったけど、たまたまかもしれんけど、いいパートナーに恵まれて楽しい山行が出来たので、
今後の新たな楽しみとなるかな?
まあ登山を通して、こうして知り合いが増えるのはホント嬉しい限りです。
今後もネットに依存しない程度に、上手にネットを利用して、
リアル登山を充実させていきたいものやさー。
黒部五郎まで日帰り可能ですか。
秋冬なら避難小屋に泊まってもいいですな。
kimidoriさん
こんばんはー
多分、黒部五郎まで日帰りで行けると思います
ただ、あまり楽しい登山にはならないような気はしますが・・・。
北ノ俣の避難小屋はとても綺麗です。
冬は登山口へ通じる林道が通行止めになるのでアクセスが悪くなるので、
秋の時期、春夏秋は泊ったら、かなり楽しい登山になると思いますよー
黒部五郎は双六経由と思ってました。
北ノ俣岳行かれたのですね〜
長靴の必要性が充分わかりました。
また来年でも北ノ俣岳に連れてって下さい。
namekojiruさん
こんばんはー
黒部五郎まで行きたかったんですけど、北ノ俣止まりになりました。
写真で長靴の必要性がよく伝わったと思いますので、
登るときは是非、長靴持参で。
10月は都合つきそうに無いですか?
今年でも来年でも、いつでもお供させて頂きますので、
また連絡下さーい!!!
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