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Yamareco

記録ID: 8094085
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雪山ハイキング
阿蘇・九重

阿蘇高岳(標高1,592m)

2008年01月20日(日) [日帰り]
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過去天気図(気象庁) 2008年01月の天気図
2008年01月20日 08:46撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 09:31撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 10:02撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 10:02撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 10:50撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 11:04撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 11:04撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 11:27撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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2008年01月20日 11:28撮影 by  W52CA, KDDI-CA
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撮影機器:

感想

山行報告 【山名】 阿蘇高岳(標高1,592m)

【山行形態】 会山行
【目的】 ハイク
【日時】 2008年01月20日 (日)
【天気】 雨
【日程】
7:15 大津町文化センター駐車場集合
8時過ぎ 色見(山鳥)農道から林道に入り約2.2km地点(標高750m)車で到着
8:50 色見(山鳥)駐車地点出発 、10:00 倶利伽羅谷上部、11:05 中岳山頂
11:30 高岳山頂、11:50 月見小屋を捜す、12:20中岳、12:30 岩陰で風をよけ昼食
13:10 倶利伽羅谷上部、14:00 色見(山鳥)駐車地点到着
14:40 【温泉】白水温泉瑠璃着、15:40まで入湯、簡単な食事をして
17時ころ大津町文化センター駐車場集合地点へ着き、解散
【装備】冬山用衣類一式(衣類上下・スパッツ・手袋・帽子・サングラス等)
地図(1/25000;阿蘇山)、ヘッドランプ、飲用水、雨具(ストック)
軽アイゼン、コンパス、昼食、下山後の着替え

≪ 報 告 ≫
 あそ望山岳会入会後、初のハイクに参加した。冬山だけは昔から敬遠していたが信頼できる諸先輩も一緒ということで、安心して参加することにした。冬山の装備も軽アイゼンとショートスパッツを買い足し、ウェアは冬場のバイク乗用に買ったスキーウェアの上下と手袋、トレッキングシューズで登山することにした。天気予報は雨、前日に防水スプレーをして準備万端?当日に備えた。
いよいよ当日の朝、やはり雨である。前日は新年会であったためできれば早朝の自動車運転はしたくないため、厚かましくも会長の自動車に集合地点まで同乗させていただくことにした。6:45分、我家の近くのファミリーマートで待ち合わせをし、大津の集合場所へ向かった。
集合場所で、悪路に強い山道さんと山野さんの四駆の自動車(SUV)に乗り換えた。山道さんの自動車に山道さん・福島さん・宮本さん・伊藤さん、山野さんの自動車に山野さん・松井さん・藤澤さん・天本が分乗し登山口へ向かう。
SUVの特性を生かして標高750m地点まで移動した。到着地点も雨、気温は4度、標高約1300mのピークにも雪は見えず、登山するかどうか意見が分かれたが、松井リーダーの判断で登ることになった。

 林道を登り始める。しばらく舗装されているが、その後は草地と泥地の道路である。草地は良いが泥地はすべる。傾斜がきつい泥地の所は転ばないように用心して登った。寒さ対策のつもりであまりに着込んでいたので暑くなり上着のジッパーを開けて登る。途中、崖が崩れた地点があり、驚きながらも縁から離れて通過した。しばらく行くと林道がなくなり幅50cmくらいの登山道になる。約2.5km、1時間ちょっとで倶利伽羅谷上部についた。

 ここで、小休止、チョコレートと水分を補給し、暑かったのでフリースを脱いでザックにしまった。ここからは登山道を外れ、尾根伝いに標高1346mのピークを目指す。藪もほとんどなく、しばらく行くと岩がごろごろしているところに出て、細いながらも登山道らしきところを進む。谷上部から距離400mくらいでピークにたどりつく、ここら辺りまでは下界が見えていたが、標高が上がるにしたがい視界が悪くなってきた。雲の中に入ったようだ。
砂千里からの登山道に合流ししばらく行くと稜線に出た。ほぼ水平な稜線を行くと所々に残雪があり、はじめて雪を踏むことができた。稜線上は風が強く体感温度は非常に低く寒さを覚えた。しばらくすると11:05中岳山頂に着いた。記念撮影をして高岳へ向かう。

 ゆるやかな勾配の稜線上を進む。ここでも風が強く寒い。雨が雪に変わる気配は全くない、徐々に雨が服にしみこんできたようだ。勾配が急になりしばらく進むと11:30高岳山頂に着いた。記念撮影をして小休止、食事をするために月見小屋へ向かう。
 登ってきた道を引き返し、勾配が緩やかになったところから左へ分岐する道へ、月見小屋の案内標識を確認して岩と砂の広がるところへ、雲の中にいるために視界が非常に悪い30m先も見えない。周囲を見渡しても小屋らしきものは見えない。寒さと空腹感を覚え、小屋で温かいカップメンを食べるのを一番の楽しみにして登ってきたが、小屋を捜して体力消耗しても仕方がないので、Mリーダーの判断で小屋探索は中止し下山することになった。このとき自分は方向感覚がなくなり、どこから降りてきたかわからなくなった。Mリーダーに続いて歩いて行くと先程の案内標識が立っていた。
中岳方向に下山を開始する。靴の中にも雨水が浸入してきた。ショートスパッツ、靴、どちらが原因か、それともズボンにしみこんだ雨水が靴にまで侵入してきたのかわからないが気持ち悪い。手袋は中までびっしょりになっている。稜線上は先ほどと同じ強風が吹いている。手から体温を奪われないように手を脇の間に挟んで歩いた。
中岳を過ぎてしばらく行くと岩陰で風が弱いところがあり、そこで昼食をとることになった。熱いカップメンを食べたいと思ったが皆さんおにぎりやパンで簡単に食事しているので、私もおにぎりだけ食べることに、おにぎり2個ではちょっと物足りなかった。食事のときに手袋を外していたが、ほんのちょっとの間にとても冷えた。かじかんだ手を手袋に入れようとしてもなかなか入らない。手の感覚が麻痺している。脱いでいた手袋自体も冷え切っている。準備を整えて出発する。歩き始めてからも手の感覚はなく、もしもっと気温が低かったら、また下山まで何時間もかかるとしたら凍傷になるんだろうなと想像しながら、冬山登山はあまりしたくないなと思った。脇の間に掌を挟み手袋の中で指を曲げたり伸ばしたりしながら歩く。感覚がなかった手にジンジンとした痛みを感じ始め、温かい血が循環していることを感じはじめた。体も温かくなり手袋の中もようやく温かくなってきた。
 そうこうするうちに標高が下がり雲の中から出ると下界が一望できるようになった。暖かくて天気がいい時にまた登りたいなと思った。倶利伽羅谷も見えている。登山道から外れ倶利伽羅谷上部を目指し尾根部を下りて行く。10分ほどで到着し登山道を下りて行く。泥地の道は登るときより注意して降りて行く、ズルズル滑りやすい。できるだけ草が生えているところを踏むようにして下りて行く。広い林道に出て草地、泥地を下りて行くと遠くに自動車が見えた。ようやく戻ってきたという感じがした。14:00に無事到着した。
 自動車についてびしょぬれの上着とズボンとザックをビニール袋に詰め込んで自動車に乗り込む暖房が入って徐々に暖かくなる。体中から蒸気が出てきた。自動車の窓ガラスが曇ってヒーターを入れているにもかかわらず、なかなか曇りがとれなかった。
 白水温泉瑠璃へ向かう。下着も濡れたままなのでまだ寒い、早く温泉につかりたい。2:40に到着し、3:40集合と時間を決めてそれぞれ温泉へ、温泉に入ったときは本当に幸せを感じた。寒さも空腹も疲れも忘れ、しばし湯につかりながらハイク談義に盛り上がった。体の芯まで温まり満足したらお腹がすいてきた。
 全員集合後、軽く食事をとりながら今日の反省会、山頂のカップメンの望みを果たすべく山菜そばをいただきながら、一日の思いで話に会話が弾んだ。辛かったけどいい経験をした。次回のハイクはいつになるかわからないが今日の寒さを忘れる頃になるだろう。

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