田浦梅林から三浦アルプスへ向かうも道を間違え途中で挫折
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 387m
- 下り
- 371m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山は、葉山町長柄からバスでJR逗子駅へ |
写真
感想
田浦梅林から葉山へ抜けるコースは、私自身は10数年前に一度歩いたことがあるものの、最近ウォーキングに凝っている妻や飲み友達のノムさん「行ってみたい」というので計画だけはしていたがなかなか実行できず今日まで来てしまった。
梅もほどほどに咲き始め天気予報にも晴れマークが付いた2月25日に実行することになった。しかし、前日になって私に微熱が出てしまい一日寝込んだ上、実行日の前夜には雨が降るという悪条件が重なったため実行が危ぶまれたが、ノムさんの「行こう」のひと言で出かけることになった。
出発は、JR横須賀線の田浦駅である。私は、この近くの長浦で生まれ育ったので懐かしい駅である。平日の昼間などは乗降客もまばらなローカル駅ではあるが、梅まつりの期間でもあるためか、ハイカーらしき人たちが10数人いた。
国道のトンネルを一つくぐってキリスト教会館の横から谷戸に入っていく。京浜急行のガードをくぐると梅林の入口である。電車から見慣れた梅林の入口でおばさんグループが準備体操をしていた。この梅林には駐車場がないので皆さん歩きである。
割と歩きやすい高さと歩幅の階段をひと登りで梅林の一角に出る。今年は花のつきが悪いのか、それとも時期がまだ早いのか、花がまばらである。しかし、日当たりがよい一段上の芝生広場に向かうと長浦港の展望が広がるとともに満開の梅が多くなってきた。でもそのわりにここの梅は梅の香りがほとんどしないのはどうしてだろう。
芝生広場の日当たりのよい南斜面に、横浜横須賀道路からよく見える「田浦梅の里」の大きな看板があった。横横道路を見下ろしながらここでみんなで記念写真を撮った。出発時は寒い曇り空だったが青空も出始めた。暖かい小春日和の日だったらこんなところでお弁当を広げるのもいいだろう。
梅林まではほんのウォーミングアップで、今日はこれからが本番である。梅林の一番上から標識に従って三浦アルプスへと向かう。これまた車から見慣れた横横道路に架かる歩道橋を渡る。いつ見ても歩いている人など見たことのない歩道橋だ。妻が、走っている車に手を振っておどけたが、それを見た車の人も、この歩道橋を歩く人を見たのは初めての人がほとんどではなかろうか。
歩道橋の先は本格的な山道になってきた。横須賀市と逗子市との境界付近の稜線付近にきたらロープの付いた急坂が待っていた。昨夜の雨で足元が滑るので登るのにひと苦労である。先行していたおばさんグループが四苦八苦していた。山慣れしていない妻もおばさんたちに負けず劣らず悲鳴をあげながらよじ登ってきた。
この登った場所で道が二分していた。前に歩いた場所だからとわかるだろうと高をくくって地図もガイドブックも持ってこなかったのがいけなかった。新しく立てられた標識には、右港ヶ丘・東逗子、左乳頭山・仙元山と書いてあった。港ヶ丘は田浦町の一角で国道16号線に出てしまう。私たちは東逗子方面に行くのではなく葉山の長柄に行く予定なので、ここは迷わず左の仙元山方面に向かった。
これがいけなかった。後で確認したら、私が以前歩いたのは右のコースをたどって長柄に出たのであった。左のコースは確かに三浦アルプスと呼ばれるコースらしいが、右コースと違って何度も何度もアップダウンがある結構厳しいコースである。おまけに昨夜の雨で下り坂はツルツルに滑るのでペースが上がらない。
昼過ぎには下山して逗子駅前でお昼ご飯にする予定だったのに、運動靴はぐちゃぐちゃになるし、歩いても歩いても第一目標の観音塚は近づかない。連れの二人もぬかるんだ山道には辟易した様子で、その顔には疲れが出でいた。
12時45分。森戸林道へ下る分岐点があったので二人に「もうここで下りる?」と聞いたら二つ返事で「今日はもういい」と言うので、ここで三浦アルプス縦走をあきらめ下山することになった。
花の少ないこの時期だったが、この森戸林道へ下る道にはヤブツバキの群落があり、それはそれは綺麗だった。上にも下にも真っ赤な椿の花があり、疲れた気持ちを和ませてくれた。
意外と長かった森戸川に沿った森戸林道をたどって長柄のバス亭に着いたときにはすでに午後2時を回っていた。お腹が空いた。甘く見た三浦アルプス。すっかり疲れた半日コースでした。
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