城山バトルランナー&クッキングワールド

天候 | さすが伊豆。日が差すと暑いぐらい。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
【落石について】 城山の南壁は落石が多いとの情報をよくみかけます。 バトルランナーに関してはルート上のホールドやスタンスの岩はあまり不安定に感じませんでした。 それよりも注意したいのはビレイの場所。 まず「オアシステラス」 もうここは落石のもと。こぶし大の石ころがゴロゴロしています。 広いし平らだし、ビレイするのには楽かもしれないけど ここでロープを流したり引っ張ったりするのはかなりキケンだと思う。 ここを経由するのはオリジナルルートではないらしい。 年末に来た時はオアシステラス経由で行こうとしていたパーティーが下部でショートルートを登っていたパーティーの人にかなり激しく嫌味を言われていました。 それもどうかと思いましたが、テラスの上でなくてもビレイできるところは数箇所あるのでそちらをお勧めします。 最終ピッチの終了点もしっかりしたビレイステーションがあるのですが、そこよりも少し登ると灌木帯で足場のいいテラスになっています。 足場はいいのですがここも石ころが多いです。 ここでロープをはずしたり、懸垂セットをしたりすると落石になりやすいと思います。 足場は悪くてもビレイステーションのある所でした方が賢明だと思います。 |
その他周辺情報 | 日帰り湯 一二三荘 ¥400 露天なし ボディーソープのみ 泉質良好、熱め、シンプルですがいいお風呂です。 http://123-sou.com/index.html 食事 シーダーマウンテン http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220504/22001221/ メインメニューは基本、バイキング式のスープ・サラダバー・炊き込みご飯・フルーツ・アイス・コーヒー・紅茶がつきます。 道の駅から歩いて行けるので車中泊での夕食でビールも飲めますよ! |
写真
50mダブルロープ連結で2回で降りてこれました
バトルランナー核心上部のビレイポイントから左下をみると、中央壁ダイレクトのビレイポイントが見えます
後続がいるときは2回目の懸垂はここでするのがいいと思います
感想
去年の外岩納めは城山、そして外岩初めも城山となりました。
目指すは岩納めの時に見上げた「バトルランナー」
気温も風も心配なさそうなので土曜日決行。
前夜入りしなかったので登山口にはすでに2台の車が。
人気ルートなので気持ちははやるが緊張のせいかkameのお腹の調子がイマイチで
ロスタイム。イライラするhiba。まぁいつものパターンか。
先着の青年二人はエクスカーションとのこと。
1P目のhibaのビレイをしていたら後続の4人パーティーが到着。
するとその内のお一人がそらよんでsouldoctorさんにご紹介していただいた常連さんだった!
クライミング界も狭いなぁ。
同じくバトルランナー予定とのこと。「うぉ、のんびり登ってられない〜〜」と内心ビビる。
1P目 hibaリード
オアシステラスの手前の潅木まで。
朝一のスラブは足を信じられずやっぱり怖い。
どうもここはオリジナルと少し(1ピンだけ違うところでランナーを取ったみたい)違うルート取りをしてしまったよう。
正解ルートは次回トライで。
2P目 kameリード
「鎌形ハング(核心)直下でピッチ切るから、そこまでリードして」と勅命を受ける。
全ピッチフォローする気満々だったので「えぇっ」って思ったけどスピードアップのためにもつるべにした方がいいし、スラブなので頑張る。
ハングまで大した距離じゃないと思ったけど、自分でリードすると長く感じるなぁ。
でも支点がしっかりしているので順調にハング下のビレイステーションに到着。
しかし、セカンドビレイは全く順調でなかった。。
ハンギングビレイに慣れていないのでセルフビレイとセカンドビレイの位置が悪く、引き上げたロープの処理がメタメタでずりずりと下に落ちていく。。
案の定、フォローで登ってきたhibaにダメだしを食らう。
3P目 hibaリード
鎌形ハング上のビレイステーションまで。
ハング上の支点にランナーをとり、いよいよ核心のハング越え。
下から見ていて、「あ〜上半身が乗っこしたから一発クリアだなぁ」と思ったら、
思い切りをよく右足を上げられず無念の1テン。
仕切りなおすとあっさりクリア。
ハングを超えてすぐにピッチを切る。
このハングの核心越えは不安があれば直下で2P目を切り、ハング越えの後すぐにピッチを切るといいと先輩にアドバイスしてもらっていたけど、ロープの伸びなどを考えると我々にはそうして正解でした。
hibaが登りきって、ロープアップの時にkameのロープの処理がまずかったのでロープが絡まって絡まって参った〜
ここでも超怒られた〜大反省。。
さてkameの番。
まずもって1ピン目のランナーがちびには遠く、これを回収しようとしただけで疲れてしまい1テン。
回収して気持ちを切り替え再トライも左手を信じられず2テン。
「右手は悪い。右足をハング上のヘリに乗せる。要はその時の左足を右目に持ってきてバランスをとる」とhibaが上からアドバイス。
するとその前がうそのようにさっくり右足が上がりクリア。
4p目 kameリード
本来2ピッチ分をつなげて最終ピッチ終了点まで。
「ここも行っちゃって〜」とhibaに言われ見上げると真っ直ぐ直上のスラブルート。
事前情報では「ランナウト、ランナウト」と連呼されていたけど支点はきっちりあるようにみえたのでトライトライ。
途中のビレイステーションまではホールドもスタンスも豊富で下部ほど傾斜もないので支点の間隔がすこし長いのも気にならず。
ここで切るか悩んだけど、見上げると行けそうなのでhibaに「最後までつなげるね〜」と言って進む。
「そんなにランナウトじゃないよね〜」なんて余裕こいてたら最後の2〜3Mで岩質も岩の色も少し変わって滑りやすくてホールドも悪くなってちょっと怖くなる。
あと数手の終了点をにらみながら慎重に登る。
終了点に着いた時は思わずクサリをわしづかみ。うひっ。
ここのセカンドビレイもハンギングでまたもやお粗末なロープ処理。
ビレイ支点の作り方がなにせ下手くそ過ぎ。
これはもっと積極的にリードをして練習しないと岩講習が始まった時にこんなことしたら大先生に大目玉レベルだ。
懸垂はダブル50Mで2回で終了。
下部ではすだれ状態でトップロープが張られていて2回目降りる時の方法はあれでよかったのか大きな疑問。
ほかに方法がありそうだ。ここは要検討。
hibaが信頼してくれたお陰で思いがけずツルベで登ることができたバトルランナーですが、二人とも核心でテンションかけたのがくやしくって達成感が想像以上に少なかった。
その上kameはロープワークがお粗末で反省事項が多すぎだった。
南壁にすっきりのびるステキなルートなので次はもっとキレイに登りたい。
お昼ご飯を食べて、登山道から山頂に向かい、クッキングワールドで2ルート。
ゴルゴンゾーラ11aは足の使い方がお粗末過ぎて、ノーテンで完登なぞまだまだ想像できないけど楽しいルートだから頑張っていつか登れるようになりたい。
雪があるうちは雪山をやろうと思っていたけど、天気予報が全く安定しない。。
雪が少なくって気温が高いのも相まって今シーズンは岩への未練が絶てないまま「厳冬期」とやらを終えてしまいました。
う〜ん、もう少し雪山も楽しみたいけど、岩もやっぱり楽しい〜
うれしく、悩ましい1日となりました。
素晴らしいルート、お山でお会いした皆様、hiba軍曹に感謝。
以上kame
kameが詳しく書いてくれたので備忘録的に
バトルランナーの核心部
・まずはアンダーで体を上げる。
・左のホールドをとり右のあんま良くないホールドをとって両足を決める。
・正対だけど、なんとか右上のハーケンに届くのでヌンチャクかけてクリップ
・クリップしたら右足を置いたところに左足を決めて右足を一気にリップのスタンスまで上げる!ここを躊躇したら一生登れない!
・リップに右足が上がったら何とか手を捜して体の重心を前にかけてずり上がる!
懸垂は中央壁ダイレクトの支点を使うのが正解だと思う。
落石の巣オアシステラスから降りるよりもずーーーっとまし。
ゴルゴンゾーラ11a
・離陸したらバンド状を右にハンドトラバース
・なるべく足を上げて左の穴、穴の上のカチをとって足を上げ、一気に左上の穴を狙う
・左上の穴は左なのに左上のほうが効く。左足を上げて左に体重をかけつつ体をあげて右手で右の穴のサイドプルをとる。意外と穴の上の方なので、掛かりがいいところまで頑張る。
・2ピン右の大穴に手が届くが、大穴で使えるのは下の極薄カチと左奥のサイドプル。左手でカチに耐えつつ右手でサイドプルをとって足を上げれば2ピン目にクリップできるかも
・ここまでくれば傾斜はおちるが、油断せずにホールドを見定めて慎重に。
次回はすっきり突破しよう!!
エキスカーションもさわれるぐらいになりたいなあ。
以上hiba
nikusake隊のお二方、おこんびんわ〜♪
岩レコよりためになる、食レコありがとうございます♪
お二人ともひたいに「肉」とか「酒」とか浮かんできそうな勢いですね
シーダーマウンテンに行くために、付録で城山登る自分が見えます
おとうふさん、おこんびんわ〜
ふふふ、気が付いていただけましたか。
岩レコなのにトップ画像はステーキなこの食レコ
「肉」は確実に浮かんでますね
シーダーマウンテンが先か、城山で岩登りが先か。
ひよこか卵か、ぐらい悩ましいです
まぁこんなんだからクライミングがなかなか上達しないわけですが
あ〜墓穴掘った〜〜
2013年の、初めて城山に行ったときに登りました。
釣瓶でなくオールセカンドでしたが・・・。
pahottiさん、こんにちは!
遅レス、すみません
pahottiさん達も登られていましたか。
城山の人気ルートですね
ツルベと言っても核心の鎌形ハングがhibaになるようにオーダーをつくっただけですので。。
うちはまだ初級者なので本当はいつもツルベで行けなくてはいけないルートばかりなんですよ〜
pahottiさん達の行かれるルートとは難易度が違いますから〜
私は万年、5.9-5.10bをウロウロし時々ボテっと落ちてます。
すべてパートナーまかせ、レベルの低い万年セカンドです。
kamehibaさんの方が難易度高いです。
クライミング、なかなか上達しないのですが楽しいです
そろそろ本格岩シーズンスタートですね!
お互いに安全に楽しみましょ〜
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