高原山:小間々〜大間々台〜八海山神社〜釈迦ヶ岳〜大入道


- GPS
- 08:15
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 980m
- 下り
- 988m
コースタイム
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 小間々駐車場,大間々台駐車場にはトイレがなく,山の駅たかはらを利用。 |
写真
感想
5年前の秋に登った高原山だが,花の季節に再訪したいと思い,今回の山行を計画した。自宅を1時10分に出,上河内SAで早目の朝食を摂った。宇都宮の辺から八方道路に入った辺りまでは本降りだったが,上るにつれて雨が上がってきた。山の駅たかはらに立ち寄りトイレを済ませた後,直ぐ近くの小間々には4時半に到着。既に辺りは明るくなっているが,未だ誰も居なかった。途中の林道で鹿に出合った。
駐車場の端から始まる大間々自然歩道に入る。周囲はツツジの花が満開で,花弁に雨粒が載っていて良い雰囲気だ。平坦な路を暫くで大間々台の駐車場に到着。ここにも見事なツツジの群落があり,薄日が差し始めてきた。八海山神社までは2ルートがあるが,展望が期待できる見晴ルートを辿る。暫く進んで鳥居を潜った所から山路となるが歩き易い。少し登った所からは雲に覆われた下の景色が見え始める。シロヤシオやミツバツツジ,スミレが目を楽しませてくれる。八海山神社で一休みした後,10分ほどで矢板市最高地点に着くが,道標があるだけなのでそのまま通過する。剣ヶ峰への分岐を釈迦ヶ岳へと進む。沢山のシロヤシオが咲く中,時々,枝越しに釈迦ヶ岳が見える。なだらかな稜線の路を満開の花の景色を楽しみながら歩く。足元にもスミレや青々としたコケや新芽が出ていて気を取られるが,転倒しないように気を付ける。1500mを過ぎた辺りから次第に花が減り,未だ咲く準備をしている樹が多くなってくる。頂上が近くなってくると,傾斜が急になってちょっとした岩場のような処も出てくる。しかし,直ぐに鶏頂山との分岐地点に着き,釈迦ヶ岳に続く緩い斜面を登る。
150mほどで山頂に到着するが,5年前には無かったと思われる石像や鳥居が建っていて,ちょっとビックリ。周囲は遮るもののない展望だが,視程は余り良くない。それでも日光方面には,今月登った温泉ヶ岳,金精山,白根山が望めたし,何年か前に登った駒ヶ岳も白い姿を見せてくれた。田代山は黒々していて,もうすぐ山開きになるのだろう。又,訪れてみたいけど,登山口までのドライブが少しきついな等と考えながら,おにぎりを食べる。他には未だ登山者が居ないので,広い山頂をウロウロしながらあちらこちらを眺める。しかし,次第に雲の量が増えてきているようだ。予定では鶏頂山までの積りだったが,着いた頃には眺望は望めそうもないので,このまま下山することにする。
急傾斜を降りた辺りで登ってくる人があり,剣ヶ峰に着くまでに20組以上とすれ違った。平日なのにすごい人気だ。周りの白,ピンク,紫,緑と様々な色を楽しみながら,ゆっくりと降る。剣ヶ峰から先もシロヤシオ,トウゴクミツバツツジが咲き誇っている。花見ハイキングなのだろう,大きな木の下に座り込んでいる人達を何組も見かけた。大入道を過ぎた辺りからは,主役がヤマツツジに変わったが,相変わらず見事な咲きっぷりである。ただ,この辺りは踏み跡が少し薄く,目印も少なかったので,余所見ばかりしていると路を失ってしまう。その内,沢筋に出たなと思ったら方々の岩陰からカエルらしい鳴き声が聞こえる。どこに潜んでいるのかと岩を突いたりしてみたが,出てくる気配はなかった。大きな沢を横切り,小さなアルミ梯子を登ると,後は,踏み跡もはっきりして,道標も沢山ついていた。ヤマツツジの咲き乱れる平坦な遊歩道をぶらぶらと逍遥して駐車場まで戻った。朝とはうって変わって殆ど満車状態になっていて,2,3台しか空きが無かった。まあ,これだけ見事な花が手軽にみられるのだから人気があるのは肯けるが,休日は来る気にはなれないと思った。
さて,時間もあるので,一寸何処かに立ち寄ろうかと思って,山の駅たかはらまで車移動しスマホ検索する(小間々では電波が入らなかった)。直ぐ近くにある「おしらじの滝」というのが面白そうなので,車を走らせる。駐車場には3,4台が停まっていて,人気はあるようだ。路を降って行くと下から上がってくる人達がいるが,結構,息が上がっている。確かに思ったよりも長くて,5分位降ったころに沢に着く。渇水しているようで滝にはなっていなかったが,薄いブルーの釜が綺麗で印象的だった。帰宅してから調べると,他にも幾つかの滝が比較的簡単に展望できるようだった。もっと下調べしておけばよかった。
十分早い時間帯だったので,渋滞に捉まる前に帰宅しようと,道の駅やいたで土産を買い,ばんどう太郎でうどんの遅い昼飯を食べた後,下道を使ってドライブ。2時間半かけて18時過ぎに帰り着いた。
今回は,期待したほどのクリアな山並み展望は得られなかったが,花は見事だった。登山口までのドライブもそれほど長くはないので,来シーズンもルートを変えて登ってみたいと思わせてくれた。
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