記録ID: 8222518
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ハイキング
近畿
胡麻分水界ウォーク
2025年05月27日(火) [日帰り]

体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 69m
- 下り
- 69m
コースタイム
28日に綾部市立病院で診察があるので前泊とし、胡麻にある低地の分水界を見に行ってきました。一応、中央分水界の一つですが、低地と言っても高度は205mちょっとです、
中央分水界で本州最低地点は石生で標高95m強が有名です。氷上回廊として播州と丹波・丹後をつなぐ歴史・文化的にも重要な分水界です。さすがに、紹介サイト(丹波市)は氷上回廊に詳しいだけでなく、谷中分水界のキチンとした説明もあります。https://www.tamba-hikamikairo.com/about/geography_and_terrain/
胡麻分水界ですが、由良川水系と大堰川水系(淀川水系)の分水界になっています。さらに、この地帯は太古の昔に河川争奪により分水界が移動してきた歴史があるのです。
https://www.web-gis.jp/GM1000/LandMap/LandMap_12_004.html
https://homipage.cocolog-nifty.com/map/2015/11/post-6ef7.html
https://www.ritsumei.ac.jp/lt/area/assets/file/research/geo/letter/14/14-2002-yamanouchi.pdf
思い切りまとめると・・・
1.約 40 万年前以前:、古大堰川は殿田付近から北西流し、胡麻を経て由良川に合流していた。
当時の分水界は今の園部駅付近と八木町船枝付近。
2.約 40 万年前頃:古大堰川は船岡付近、ついで殿田付近で現在の大堰川に争奪された。
これにともない分水界が東胡麻に移動した
3.その後、胡麻付近が湖沼化し、その水が大堰川側に溢流して東胡麻にあった分水界が
胡麻付近に移動した(約 16 万年前頃)
こんな感じ。
ま、河川争奪によって、流路が変わるなんてことは、そもそも古由良川本流は加古川に流れていたのが、20万年前頃までに、小さな川が加古川水系に属していた河川を次々と争奪、その結果、由良川は現在のような大河になって日本海に注ぐようになったというんで、もうビックリしません。当時は中央分水界は三岳山ー烏ヶ岳ラインだったのでしょう(知らんけど)。ということは実家の近くに中央分水界があったとは!!
https://japanknowledge.com/articles/blogjournal/interest_chimei/entry.html?entryid=106
前説はこのくらいにして、で行ってきました。5,6時間の予定なのでリハビリウォークにももってこいでしょう。さて、分水界の高低差は見られたんでしょうかね?
レポートにあたって、参考にしたブログに倣って分水界をプロットしてみました。
だだっぴろい平地に高低を見極めるのは至難の業なので、地理院地図の205コンター(破線)を見ながら、その破線で囲まれた区域では中間あたりをエイヤってプロットしました。http://blog.livedoor.jp/tkaratsu/archives/52263869.html
■メモ
https://maps.gsi.go.jp/?z=15&ll=34.69593,135.66416#16/35.203065/135.460525/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j1h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
<iframe frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" width="500" height="400" src="https://maps.gsi.go.jp/?hc=hic#16/35.203074/135.460514/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0"></iframe>
中央分水界で本州最低地点は石生で標高95m強が有名です。氷上回廊として播州と丹波・丹後をつなぐ歴史・文化的にも重要な分水界です。さすがに、紹介サイト(丹波市)は氷上回廊に詳しいだけでなく、谷中分水界のキチンとした説明もあります。https://www.tamba-hikamikairo.com/about/geography_and_terrain/
胡麻分水界ですが、由良川水系と大堰川水系(淀川水系)の分水界になっています。さらに、この地帯は太古の昔に河川争奪により分水界が移動してきた歴史があるのです。
https://www.web-gis.jp/GM1000/LandMap/LandMap_12_004.html
https://homipage.cocolog-nifty.com/map/2015/11/post-6ef7.html
https://www.ritsumei.ac.jp/lt/area/assets/file/research/geo/letter/14/14-2002-yamanouchi.pdf
思い切りまとめると・・・
1.約 40 万年前以前:、古大堰川は殿田付近から北西流し、胡麻を経て由良川に合流していた。
当時の分水界は今の園部駅付近と八木町船枝付近。
2.約 40 万年前頃:古大堰川は船岡付近、ついで殿田付近で現在の大堰川に争奪された。
これにともない分水界が東胡麻に移動した
3.その後、胡麻付近が湖沼化し、その水が大堰川側に溢流して東胡麻にあった分水界が
胡麻付近に移動した(約 16 万年前頃)
こんな感じ。
ま、河川争奪によって、流路が変わるなんてことは、そもそも古由良川本流は加古川に流れていたのが、20万年前頃までに、小さな川が加古川水系に属していた河川を次々と争奪、その結果、由良川は現在のような大河になって日本海に注ぐようになったというんで、もうビックリしません。当時は中央分水界は三岳山ー烏ヶ岳ラインだったのでしょう(知らんけど)。ということは実家の近くに中央分水界があったとは!!
https://japanknowledge.com/articles/blogjournal/interest_chimei/entry.html?entryid=106
前説はこのくらいにして、で行ってきました。5,6時間の予定なのでリハビリウォークにももってこいでしょう。さて、分水界の高低差は見られたんでしょうかね?
レポートにあたって、参考にしたブログに倣って分水界をプロットしてみました。
だだっぴろい平地に高低を見極めるのは至難の業なので、地理院地図の205コンター(破線)を見ながら、その破線で囲まれた区域では中間あたりをエイヤってプロットしました。http://blog.livedoor.jp/tkaratsu/archives/52263869.html
■メモ
https://maps.gsi.go.jp/?z=15&ll=34.69593,135.66416#16/35.203065/135.460525/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j1h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
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過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
右折して北から畑郷川の支谷が食い込んで来ているところですが(八反田の小字名)、左の広い道は、小さなくぼみを越して登りにかかっています。205コンターを見ていると右の道より右側が205mオーバーの微高地になってベロ状に伸びているようです。
右手、東に入る農道ですが、帰りにこの道を通ることになります。上の写真で205mオーバーのベロ状に伸びている微高地と言いましたが、この農道はその微高地東のベロ状の谷になっているようでした。
撮影機器:
感想
よっぽど詳細に予習してからでないと分水界の高低差なんて分かりません。この平坦地でそれを見つけようとするのがそもその困難!まあ、その作業はそこそこにして、ノンビル胡麻高原を散策し、おもしろそうなカフェもあるようなので、それらと合わせるのが吉かと思われます。
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