船形山〜ブナの森を抜けて錦繍までの長い道のり〜


- GPS
- 07:28
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
8:55 登山口
9:15 旗坂平
9:27 一群平
9:47 鳴清水
10:30 三光の宮(おやつタイム)
10:50 三光の宮出
11:20 瓶石沢分岐点(升沢小屋へ)
11:30 升沢小屋(沢登りへ)
12:15 千畳敷
12:40 山頂(お昼タイム)
13:15 山頂出発(蛇ヶ岳へ)
14:08 蛇ヶ岳山頂
14:20 草原(しばしの休息、写真タイム)
14:45 瓶石沢分岐点
15:10 三光の宮(写真タイム)
15:40 鳴清水
16:23 登山口
天候 | 曇り時々晴れ 山頂付近はガスのち晴れのち小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口からしばらく旗坂平まで登りが続くがブナの樹林帯を歩くので気持ち良い。 落ち葉が多く、クッションになって歩きやすい。ドロドロになることもない。 三光の宮からは北泉ヶ岳、泉ヶ岳までのブナ林が一望でき展望が良い。 (休んでいると冷えてくるのでジャンパー必要) 升沢小屋からの沢登りは前日の雨にもかかわらず水量が多くもなく渡渉できる。 しかし、後半はきつい登りが続くので、ここを下りる際には滑りやすく難渋することも視野に入れておいた方がいい。 千畳敷から山頂までは尾根道を歩くので展望がとても良い。 山頂は晴れていれば眺望が素晴らしい。風が強くて寒いのでジャンパー必要。 山頂避難小屋はきれいでトイレもある。水場はない。 蛇ヶ岳〜草原〜瓶石沢分岐は道がぬかるんでいる個所もある。 沢登り、泥跳ねもあるのでスパッツは必要。 歩いていると暑くて汗びっしょりになるが休んでいると体が冷えてくるので防寒対策を考えておいた方が良い。 旗坂駐車場は30台以上は駐車可能。キャンプ場にトイレ有り。登山ポストあり。 |
写真
感想
紅葉を求めて家から比較的近い船形山へ。
5月下旬、初めて登った時はまだ残雪があり、山頂に立った時の感動、眺望の素晴らしさに高揚して
意気揚々として帰り道についたはずなのに道に迷ってしまったあの日。
あのときの登山道とは全く似ても似つかぬ景色。
季節が変わればこんなにも山の景色は変わるもの。
登山口から鳴清水あたりまではブナ林はまだ生き生きとした緑。
鳴清水からブナも黄葉しており、枯れた茶色も混ざってそれなりにきれいだ。
オオカメノキやカエデ、ミズナラなどは色づいているが
ブナも含めて枯れてしまって葉っぱが落ちてしまったという樹木も多い。
落ち葉が多くて歩きやすいのは助かった。
三光の宮から大倉山〜北泉ヶ岳〜泉ヶ岳に連なるブナ林の紅葉はすばらしい。
もう少し色づいてくれればとも思うが、太陽の光を浴びると一気に輝きを増す。
ここまでの登山者は多くて、ここで引き返す方、升沢小屋までで引き返す方もあり。
途中ご一緒したシニア年齢の方々のグル-プのリーダーが私の御近所(隣隣の町)さんで
自分の山の会に入っていっしょに登る?なんて誘われたけど、愛想笑いで曖昧な返事してしまった。失礼だったろうか?(年齢層が上の方々で居心地がどうかな〜って考えてしまった)
升沢小屋から沢登りは水量は多くもなく渡渉し始めたが滑りやすいのも確実。
結構下ってくる方々が多くて、急こう配のところなど登るのも苦しいけど
下るのも更に大変なんじゃなかろうか?
(下ってくる方々、70代以上の方がほとんどだったような?)
千畳敷に出ると一気に展望が拓け、後を振り返ると素晴らしい紅葉の眺め。
尾根道に出て一気に山頂目指す。
二口渓谷、大東岳、仙台神室、蔵王連峰の遠望、黒伏山の切り立った崖、北方面は雲がかかって見えず、西には三峰山、後白髪山、北泉ヶ岳、泉ヶ岳、七ッ森など
展望が素晴らしくてずっと眺めていたかったが
風が強くて寒くてじっとしていられず。
山頂小屋でしばらく休んだのち、蛇ヶ岳経由で下山開始。
山頂付近の南斜面の紅葉&黄葉は錦繍の装いで陽が当たるときれいに輝く。
ここまで来るのにどれだけの行程があっただろうか。。。。
新緑の頃からまた再び訪れるのにどれだけの月日が流れただろうか。。。(わずか5カ月だけど)
紅葉の時期だけでなく、花盛りの頃にも来たかったなぁ。。。
山頂小屋で宿泊予定の御夫婦2組とすれ違ったけれど
あの展望の良い山頂で、夕焼けと夜明けを見る事ができるなんて羨ましい!!
一日の終わりと一日の始まりを山で迎える、というのはシンプルなようで贅沢な絶景の楽しみ方だろうなぁ。
いつかは山小屋泊まりに挑戦できたら。。。
あれやこれやと考えながら蛇ヶ岳を下り心地よい草原に出た。
草原道のトラバースは最近お気に入りである。(ここにもオアシスがあった)
今度は迷うことなくスムーズに瓶石沢分岐に出て三光の宮で再び紅葉のブナ林を眺め一気に帰路に。
陽が傾き登山道を樹林帯を明るく照らす。
登山道は落ち葉で覆われていて陽の光で明るくぽっと浮き上がる。まさに紅葉マジック。
なんだかんだと考えながら登山口に下山。
駐車場に戻ると山頂近くですれ違った御夫婦がいて、
升沢小屋に下りる沢下りをしたため、大変で疲れ切ってしまったとか(やっぱり。。。)
7時間30分ほどの山行だったけれど、今回珍しく沢登りの途中で太ももが筋肉痛になってしまった。非常に疲労困憊。
やはり船形山は一筋縄ではいかない大変立派な山です。眺望も紅葉もexcellent!!
大滝から登られた方にも多くすれ違ったけれど次回は大滝からのぼってみたいな。
コメント
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昨日は雨予報ではなかったんですが…
そちらでも雨がぱらついたのですね。
紅葉は曇りでもそれなりの味わいがありますけど、
遠望では、やはり晴れ間が一番ですね
ちなみに「もこもこ錦繍」の下り、
私はブロッコリーとか上司のパンチパーマとか、
そんな世俗的なことを連想してました…
コメントありがとうございます。
「もこもこ錦繍」は響きが可愛くて自分ではお気に入りの表現です。
確かにブロッコリーやパンチパーマにも見えますね。
お山のいろんな表情は
愛らしく可愛い表現で、ときには食べたくなるような言葉に喩えたいと思います。
こんにちはmeikenさん。船形の紅葉いいですねぇ
特に37枚目の『イエローグラスと樹木の紅葉』写真
それと、びっくり
また『錦繍』という言葉を使いこなせるmeikenさん、すごいですね。恥ずかしながら、私なんか改めてこの『錦繍』という言葉の意味をネットで調べて見ましたョ。
「錦繍」は宮本輝さんの「錦繍」という本のタイトルがずっと記憶に残っていて紅葉になると使いたくなります。
蔵王で元夫婦二人が再会して手紙のやり取りをする話だったと思います。元の鞘に収まるのではなく、昔の時間の理解をしあうというお話だったような…(間違っていたらすみません)
この本とは関係ないですが
お山の綺麗な紅葉を見ると錦秋ではなく錦繍を使いたいのです。
自分なりに錦繍シリーズで登山記録つけています。
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