天祖山(八丁橋往復)



- GPS
- 06:27
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,080m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:27
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜稜線までが急登かつ狭いトラバースで特に下山時注意。 その後も岩稜帯等踏み跡不明多く、ピンクテープを目標に。 |
写真
感想
先月、山の先輩Sさんに戸倉三山に連れて行ってもらってから何故か山への情熱が爆上がりしている。今まで1~2か月に1回位適当に行っていたのだが、先月は6回も山行した。刺激を求め、Sさんにまた何処かに連れて行って下さい!とお願いしていた。
さて、奥多摩三大急登というのがあるらしい。
・鷹ノ巣山・稲村岩尾根コース
・本仁田山・大休場尾根コース
・六ツ石山・水根ルート
特に何らかの団体が命名したものではなく、平均斜度を考慮した口コミでの自然発生的なものらしい。ただNET上では「いやいやあちらの方が上でしょ」みたいな意見も多く、前出の三大急登も含め、それら全てを実際に走破し、斜度以外にさらに様々な難易度(実際の登りにくさ、マイナー度、踏み後の不鮮明さ等々)を考慮して「奥多摩裏三大急登」を提唱している方がいる。(あくまでその方の意見)
1、天祖山の表参道
2、蕎麦粒山の鳥屋戸尾根
3、三頭山のヌカザス尾根
今回Sさんプレゼンツはその中の筆頭「天祖山表参道」である。ここは「多摩百山」「大多摩30座」etcでもある。先人達の感想を見るとキツイ、急登、人がいない、展望なし、水場・お手洗い無し、踏み跡不明瞭、ひたすらどM修行等々、かなりやばそうな山である。また、遭難死亡事故も多発地帯らしい。
Sさんにピップアップしてもらい、日原林道奥の八丁橋へ。MAX6台位の駐車スペース。既に4台が停まっている。通行止めロープをまたいで進むと直ぐに登山口。そして天学教信者達が作ったであろうつづら折りの石垣状急登が始まる。(天学教、天祖山の歴史についてはググると面白い)
私はバイク事故で左足首複雑骨折している影響で、左足首の曲がりが悪いのだが、踵が地面につけないような急斜面だ。ようやく尾根に出るが、ここからも急登が続く。途中ロボット雨量計を過ぎ、ほぼ崩壊寸前の「大日神社跡」に到着。やっと1300mちょっと。まだ標高で400mもあるのか。その後も不鮮明なルートをピンクテープ頼りに進んで行く。途中天目山から回って来た方とすれ違い「上の方はアブ、ハエが多くてゆっくり座ってられない」との情報。その後もただひたすら急登。
そんなこんなでもう登るのが嫌になって来た時、開けた場所が現れ「会所」に到着。その裏から一登りで天祖山頂上。我々より先行していたテント泊装備のご夫婦とお話し。これから長沢背稜から雲取山でテント泊、明日奥多摩に戻るとの事。健脚だなぁ。計画ではここで昼食でもと考えていたが、アブが異常発生していて食事どころではなく早々に撤退する。しばらく下り、虫が落ち着いた所で食事をするが止まっているとアブ類が群がって来て10分もしないで退散する。
急登という事は下りも急だ。延々下っていると「俺はこんな所を本当に登って来たのか?」という疑問さえ沸いて来る。特に最後の中腹巡視路分岐から登山道入り口までは狭いトラバースの急坂で神経を使う。私は大腿四頭筋の限界が来ており、途中滑って尻もちを付く。滑って、というのはつまり踏ん張りが効かない、と言う事だ。最後の50m位は一歩一歩牛歩の如く生還する。駐車スペースで支度をしていると、採石場からのダンプの運転手が「熊は大丈夫だった?」と。最近頻繁に出没しているらしい。色々な意味でヤバイ山かも。
Sさんには今回もペースを作ってもらい、安全ルートの確保、さらに最後は下りで遅い私を気遣って頂き色々ありがとうございました。今度はドMで無くて普通のM程度でよろしくお願いします😢
コメント
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ご苦労様でした。
私も以前同じルートを経験しました。凄い急登ですよね!!
keidenのログの通り、特に最後の下りの急坂は今でも記憶にあります。
私の実力では非常に苦しい山でした(涙)
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