雲取山国体ルート


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 948m
- 下り
- 948m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週のスタート地、奥貴船橋を過ぎて、芹生峠を越え灰屋集落の先にある灰屋川武地橋の袂に車を止めた。武路地谷林道の終点直前で登山道となり沢ルートの遡行となった。右に左に渡渉を繰り返し雲取峠まで続いた。登山道はほんの踏み跡程度ではっきりしない所が随所にあり、おまけに支流が無数に枝分かれし、ルートファインディングが大変だ。注意深く進んだつもりだったが何時しか左の沢に入り込んでしまったようで雲取峠ではなくハタカリ峠の手前に出てしまった。
稜線を進み雲取峠に到ると京都府立大学の小屋があり先週とは違いには誰も居ずいたって静かだった。20分程で雲取山(911m)を往復して、一ノ谷を下った。雲取山の一般登山道は4ルートあるが、それはいずれも沢ルートで何度も渡渉を伴う。5分程下った頃、登山道に小鹿の死骸が横たわりビックリ!外傷は無いようなのでどうして死んだのだろう。先週ボッカの学生に追い抜かれた寺山峠に達した。今日は元気で休憩はしなかった。ここからは地形図・登山地図に記載の無い踏み跡だけの尾根となった。右京区(H17.3までは京北町)と左京区の境の尾根で地形図を確認しながら忠実に複雑な尾根を進んだ。
左側の谷が上がってきて源頭に達すると、小奇麗な小屋が見えた。近づいて見てみると京都産業大学と看板が上がっていた。その向こうには地蔵杉山(899m)が鎮座していた。下草も無くどこからでも登れそうなので直登してみた。かなりの急登だが問題なく山頂に達したが展望は無く、おまけに山頂標識も無く寂しかったので赤テープに山名、標高を書いておいた。
所定の縦走路に復して暫く行くとハタカリ峠に達した。登山時、谷を間違い辿りついた稜線。そうここからが“国体コース”で昭和63年京都国体の山岳競技に使用されたコースだが、今では地形図にも登山地図にも記載されない幻の道だ。道中に4つ山名のある山があり意欲をそそられる。ルートは杉の植林帯が主で雑木が混じりタムシバやツツジが花を付けていた。赤テープが頻繁に現れ、踏み跡は薄いが下草も殆ど無く全く支障無く歩くことができた。
ハタカリ峠から7分で三ツ又山(890m’)に達した。木製の真新しい山頂標識があるだけで展望は得られない。進行方向を90°東に転じるとすぐに“くまさ山”(881m’)、北雲取山(900m’)と続くがいずれも何も無い山頂だった。北に転じて急傾斜を下り登り返すと最後の山、高瀬山(829m)に到った。標高点峰だが山頂標識すらなかった。山頂付近は馬酔木の木が多く小さな白い房状の花が咲き誇っていた。30分余り稜線を歩き続け200m程標高が下がると平行して2群の送電線が尾根を跨いでいた。稜線上に鉄塔があり切り開かれており展望が得られた。2本目の鉄塔が標高点となっているのでここで大休止を取った。風もなく穏やかで、ドリップコーヒーで至福のひと時を過ごすことができた。
この先は上黒田集落への下降だが、ネットによると道はかなり不明確になるらしい。それならばと最初から踏み跡を辿らず最短の尾根を下った。傾斜は急だが、林業作業者も入っているようなので断崖にはならないだろう。先に民家が見え、これを避けるように比較的なだらか所で府道に出た。車道歩き15分ほどで車を停めた武地橋に戻りついた。
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