ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8344990
全員に公開
沢登り
中国山地西部

根深谷山 滝谷川支流 オクサコ左谷~右谷

2025年06月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:05
距離
3.5km
登り
505m
下り
510m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:18
休憩
0:48
合計
6:06
距離 3.5km 登り 505m 下り 510m
9:27
16
林道天上滝谷線ゲート
9:43
85
オクサコ左谷第一堰堤
11:08
19
オクサコ左谷二俣
11:27
12:04
34
大滝
12:38
12:44
22
奥二俣
13:06
13:11
28
オクサコ右谷下降点
13:39
114
オクサコ右谷二俣
15:33
林道天上滝谷線ゲート
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯来方面からだと国道433号を新松原橋手前で左折し、林道天上滝谷線に入る。入口に落石のため通行止めの看板があり、最初の橋にゲートがあるので、橋の手前の何かの施設隣りの空き地に駐車(3台程度)。ゲートの脇を抜けて林道天上滝谷線を進み、右に支線に入り(GPSログでは、藪漕ぎで登っている)、行き止まりの広場の左手から入渓。
コース状況/
危険箇所等
左谷は途中まで林道があるが、谷沿いには踏み跡はない。右谷は、下流部には踏み跡がある。
その他周辺情報 国道433号に湯の山温泉。
左俣は、暗渠の上が水路となっていた。堰堤は右から巻いた。
2025年06月28日 09:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 9:43
左俣は、暗渠の上が水路となっていた。堰堤は右から巻いた。
4×8mのナメ滝。この谷は良さそうと思っていたら、
2025年06月28日 10:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5
6/28 10:01
4×8mのナメ滝。この谷は良さそうと思っていたら、
また堰堤だ。堰堤を左から越えると、
2025年06月28日 10:09撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
6/28 10:09
また堰堤だ。堰堤を左から越えると、
これはなんだ!治山か林道工事か知らないが、土留が何段も続いて、谷が消失してしまった。こんなことは初めてだ。大外れ?か。
2025年06月28日 10:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 10:20
これはなんだ!治山か林道工事か知らないが、土留が何段も続いて、谷が消失してしまった。こんなことは初めてだ。大外れ?か。
やっと、土留が終わって、谷が復活した。小さな堰堤プールの上に3mの滝。左岸からへつって登る。
2025年06月28日 10:42撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
6/28 10:42
やっと、土留が終わって、谷が復活した。小さな堰堤プールの上に3mの滝。左岸からへつって登る。
谷はゴルジュになって、渓相が良くなってきた。段滝7mは直登できた。
2025年06月28日 10:47撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5
6/28 10:47
谷はゴルジュになって、渓相が良くなってきた。段滝7mは直登できた。
こんな所に炭焼き窯の跡があった。昔の人も、この谷の景色を見ていたんだな、と思うと感慨深い。
2025年06月28日 10:58撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 10:58
こんな所に炭焼き窯の跡があった。昔の人も、この谷の景色を見ていたんだな、と思うと感慨深い。
4m斜滝。直登。
2025年06月28日 11:00撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
6/28 11:00
4m斜滝。直登。
2段6mの上段の直瀑は、右の角からホールドを拾って落ち口へ抜けた。
2025年06月28日 11:03撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
6/28 11:03
2段6mの上段の直瀑は、右の角からホールドを拾って落ち口へ抜けた。
二俣となり、中央に岩稜が立つ。左俣は4m滝、右俣には5m直瀑がかかる。右俣の滝の手前から、岩場をトラバースして本流の左俣に戻った。
2025年06月28日 11:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 11:10
二俣となり、中央に岩稜が立つ。左俣は4m滝、右俣には5m直瀑がかかる。右俣の滝の手前から、岩場をトラバースして本流の左俣に戻った。
左俣の10m斜滝は直登できた。
2025年06月28日 11:13撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 11:13
左俣の10m斜滝は直登できた。
7m階段状の斜滝。斜滝ばかりで、大きな滝は無いのかと思っていたが、
2025年06月28日 11:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 11:17
7m階段状の斜滝。斜滝ばかりで、大きな滝は無いのかと思っていたが、
うわっ、前衛の3m滝の上に30mはありそうな大滝が落ちている。前衛滝を左から登ると、
2025年06月28日 11:27撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
6
6/28 11:27
うわっ、前衛の3m滝の上に30mはありそうな大滝が落ちている。前衛滝を左から登ると、
まさに、空から滝の水飛沫が降ってきた。滝の左右は、垂直に近い岩壁だ。さて、どうする。
2025年06月28日 11:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5
6/28 11:32
まさに、空から滝の水飛沫が降ってきた。滝の左右は、垂直に近い岩壁だ。さて、どうする。
左岸のルンゼを登って、岩壁が途切れるところから、トラバースするが、急傾斜で悪い。
2025年06月28日 11:34撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 11:34
左岸のルンゼを登って、岩壁が途切れるところから、トラバースするが、急傾斜で悪い。
巻きの途中から、東郷山が見えた。
2025年06月28日 11:53撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 11:53
巻きの途中から、東郷山が見えた。
高巻きに30分を要して、落ち口まで降りてみた。この大滝だけで、下部での落胆を補ってあまりある。
2025年06月28日 12:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
6/28 12:04
高巻きに30分を要して、落ち口まで降りてみた。この大滝だけで、下部での落胆を補ってあまりある。
大滝の上部は、水流が細くなり、ナメと4mの段滝が続いた。
2025年06月28日 12:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 12:06
大滝の上部は、水流が細くなり、ナメと4mの段滝が続いた。
大滝の落ち口を見下ろすと、右岸の絶壁が高い。
2025年06月28日 12:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 12:10
大滝の落ち口を見下ろすと、右岸の絶壁が高い。
傾斜が緩んで、森の中のナメの小川といった雰囲気になった。大滝は、緩傾斜部との境にあったのだ。
2025年06月28日 12:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 12:12
傾斜が緩んで、森の中のナメの小川といった雰囲気になった。大滝は、緩傾斜部との境にあったのだ。
5×10m斜滝。
2025年06月28日 12:25撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 12:25
5×10m斜滝。
水が枯れてきた。開けた谷間に、ケヤキの巨木が立っていた。本流は、藪が濃くなってきたので、根深谷山への登頂は断念し、右手の枝谷を登って、オクサコの右谷を目指すことにした。
2025年06月28日 12:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 12:38
水が枯れてきた。開けた谷間に、ケヤキの巨木が立っていた。本流は、藪が濃くなってきたので、根深谷山への登頂は断念し、右手の枝谷を登って、オクサコの右谷を目指すことにした。
トラバースした尾根は、笹藪が低く、歩きよかった。
2025年06月28日 12:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 12:51
トラバースした尾根は、笹藪が低く、歩きよかった。
オクサコの右谷左俣の源頭は、整然とした植林帯だった。藪漕ぎなしに谷にくだる。
2025年06月28日 13:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
6/28 13:06
オクサコの右谷左俣の源頭は、整然とした植林帯だった。藪漕ぎなしに谷にくだる。
源頭は広々としていたが、谷が狭まって3mの滝が出てきた。上流部は植林の倒木が多かった。
2025年06月28日 13:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 13:26
源頭は広々としていたが、谷が狭まって3mの滝が出てきた。上流部は植林の倒木が多かった。
二俣に立っていたイタヤカエデの木。左から降りてきた。右俣は黒い2mの滝だ。
2025年06月28日 13:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 13:39
二俣に立っていたイタヤカエデの木。左から降りてきた。右俣は黒い2mの滝だ。
小滝の脇に咲いていた小さい薄紫の花は、トウバナらしい。
2025年06月28日 13:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 13:44
小滝の脇に咲いていた小さい薄紫の花は、トウバナらしい。
太陽の光を反射する4m滝。左岸から巻き降りた。
2025年06月28日 13:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 13:46
太陽の光を反射する4m滝。左岸から巻き降りた。
意外や、谷は深いゴルジュとなって、4段10mの美しい滝が。滝の右のすべりやすいバンドを辿って降りた。
2025年06月28日 13:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 13:56
意外や、谷は深いゴルジュとなって、4段10mの美しい滝が。滝の右のすべりやすいバンドを辿って降りた。
ゴルジュを割る3段8mは、左岸から巻き降りた。
2025年06月28日 14:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
6/28 14:01
ゴルジュを割る3段8mは、左岸から巻き降りた。
予想もしなかった滝ラッシュだ。くの字5mは右岸から巻いて降りた。
2025年06月28日 14:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5
6/28 14:04
予想もしなかった滝ラッシュだ。くの字5mは右岸から巻いて降りた。
ゴルジュが終わって、3段続く幅広の大滝が現れた。上部7mは左岸から巻き降りた。
2025年06月28日 14:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7
6/28 14:08
ゴルジュが終わって、3段続く幅広の大滝が現れた。上部7mは左岸から巻き降りた。
中段7mはシャワーでクライムダウンした。
2025年06月28日 14:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5
6/28 14:11
中段7mはシャワーでクライムダウンした。
6m下段は容易。全部で3段20mのすばらしい滝だった。
2025年06月28日 14:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5
6/28 14:14
6m下段は容易。全部で3段20mのすばらしい滝だった。
白い5m滝は右岸を巻き降り。
2025年06月28日 14:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 14:18
白い5m滝は右岸を巻き降り。
この5m滝は、両岸とも悪く、右岸から、大きく巻いたが、倒木で苦労した。
2025年06月28日 14:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4
6/28 14:26
この5m滝は、両岸とも悪く、右岸から、大きく巻いたが、倒木で苦労した。
4mトイ状はシャワーでクライムダウンした。
2025年06月28日 14:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
6/28 14:29
4mトイ状はシャワーでクライムダウンした。
下流部の始まりの素敵な森。この後は、植林帯の平坦な流れが続き、踏み跡をたどりながら降りた。最後は、小屋のある所から林道の支線に上がって戻った。
2025年06月28日 14:47撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
6/28 14:47
下流部の始まりの素敵な森。この後は、植林帯の平坦な流れが続き、踏み跡をたどりながら降りた。最後は、小屋のある所から林道の支線に上がって戻った。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ 防虫スプレー 防虫ネット

感想

天上山の東側の前衛峰である根深谷(ねぶたに)山(689m)からは、東に念仏谷(ねぶたに)川が太田川に流れているが、南側の水内川支流の滝谷川へも2本の谷が降りている。佐伯区管内図では、オクサコとなっている。ここでは、オクサコ左谷と、右谷と呼ぶ。どちらも流程は短いが、中流部での傾斜は急である。左谷には、林道天上滝谷線の支線が延びているのがどう影響しているか。林道天上滝谷線のゲート付近から登ってみるが、なんと左谷がない!林道工事で暗渠化されたようだ。藪を漕いで上がったが、もっと先の林道の支線から入ったほうがよかった。林道支線の終点の左にコンクリ水路となった左谷の上に堰堤が見えた。最初の堰堤を越えるとナメ滝が現れたが、すぐに第2堰堤となり、その上で、治山か林道工事かわからないが、谷いっぱいの土留工が何段も続いて谷が消滅していた!はじめての事に落胆したが、谷の復活を期待して藪を登る。谷の復活後は、斜滝が多かったが、源頭の緩傾斜部との境に、まさに空から落ちる大滝が出現し、驚いた。これだけで、下部での落胆を補ってあまりあった。根深谷山の登頂は断念し、乗越したオクサコ右谷の上部は植林帯で、倒木も多く、これはダメかなと思っていたら、中流部で、予想もしなかったゴルジュを割る大滝が連続し、ゴルジュが終わっても幅広の3段20m滝などの滝ラッシュだった。まだまだ、知られざる秘滝はある。行ってみなければ、わからないのが、記録のない谷だ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:146人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら