霧ヶ峰(車山)


- GPS
- 04:04
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 296m
- 下り
- 281m
コースタイム
- 山行
- 3:03
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 4:04
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
三連休の初日、朝6:30に駐車場につきましたが、無料の駐車場はすでに満車。有料の駐車場は、1/3程度埋まっており、こちらも7:00過ぎには満車に。ただ、回転は良さそうでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
車山湿原横の登山道は、水があふれているところあり。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
雨具
靴
ザック
行動食
飲料
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
手袋
タオル
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感想
今回の山行は、私にとって特別な意味を持つ一日となりました。昨年6月、富士見平小屋からの下山中に股関節脱臼骨折という重傷を負い、2度の手術を経て、ようやくこの日を迎えることができました。
復活の山として選んだのは、できるだけ負担が少ないと決めていた車山です。素晴らしい景色が広がるこの山で、改めて自分の足で歩ける喜びを噛み締めたいと思いました。
車山肩駐車場からスタートし、車山ピークを目指し、車山湿原をまわり、沢渡を経由して戻ってくる約6kmのコース。午前8時にスタートし、所要時間は3時間を見込んでいました。
久しぶりの登山、準備はしっかりしたつもりでしたが、やはりどこか忘れ物があるような、フワフワした感覚でした(笑)。でも、山への一歩を踏み出した時の、あの独特の空気感。それは、どんなリハビリよりも良いものでした。
ペースは当然、ゆっくりです。登りに関しては、事前に想定していた通り、特に問題なく進むことができました。足の感触を確かめながら、一歩一歩丁寧に。
問題は、やはり下りでした。特に階段の下りは、想像以上に難儀しました。そして、湿原に整備された不安定な木道も、思いのほかバランスを取るのが難しかったです。これは、やはりまだ左右のバランスを取るための筋肉(特に中殿筋)が弱いことを痛感させられました。
結局、所要時間は計画よりも1時間遅い4時間でゴール。体力の回復は道半ばだと改めて感じましたが、それ以上に大きな感動がありました。
霧ヶ峰の空はどこまでも青く、遮るもののない広大な景色が目の前に広がっていました。車山のピークからは、北アルプス、中央アルプス、南アルプスまで、名だたる山々がすべて見渡せる最高のコンディション。湿原から見た空と山と緑の絶景に、怪我をしていることも忘れ、ただただ感動しっぱなしでした。
何よりも、この景色を、この場所で、再び自分の足で見ることができた。その事実に、感無量でした。諦めずにリハビリを続け、山に戻ってこられたことに、感謝しかありません。
今回の山行は、まだまだ課題があることを教えてくれましたが、それ以上に大きな希望を与えてくれました。焦らず、着実に、また山に戻る。今日の一歩が、その確かな一歩になったと信じています。
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