高島トレイルのオクスゲの池



- GPS
- 06:26
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 563m
- 下り
- 565m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りの尾根は傾斜は緩いが途中にユズリハの藪があって、そこを抜けるのに難儀した。後は快適な縦走路。 |
写真
感想
生杉の山帰来に車を止めて、高島トレイルへの尾根取付きを探すべく、生杉の奥へ進むと尾根末端が右に見えるので、民家へ進む道に入る。民家の最奥に行くが、尾根末端は左のようで、防護柵で覆われている。来た道を戻って民家から離れると、防護柵の左端を発見したので、そこを進むと溝があるが奥へ行けそうだ。柵の北側に出ると尾根の末端部が見えるので、登り易そうな場所をさがして、急斜面の杉植林をゼイゼイ言いながら登ると少しで、傾斜は緩くなって来て、早くも一服だ。
ここからは尾根は緩やかな傾斜なので、楽に行けそうだな?という気持ちになるが、そうは問屋はおろさないのだ。馬酔木の小さい木々が少し鬱陶しいな!と思っていると、いつの間にやらユズリハの木が現れ出した。初めはポツポツなので、難なく分けて進むことが出来たが、木々が大きくなってきて、傾斜も増してくるとユズリハの枝は水平から下に向かって伸びているものが増えて来て、それらを越えるか、潜るしかないので大変だ。どっちに行けば、茂みは少ないかを屈みながら見て、右や左へとただ信じて進むだけだ。上から見えていたら、キット面白いだろうなと思うものの、腹立たしくもなって来るのだった。もう嫌だと思う頃に、尾根の右斜面で足元と手のホールドに乏しい場所に出て、必死で小さな木々に掴まりながら上へ進むと、急に傾斜が緩くなって、ユズリハの枝が疎らになったと思ったら、樹林の中のユズリハのない場所に出た。あー良かった、と安堵したものだ。
それからは、ユズリハは一切なく安心しながら高度を稼ぐと803mピークに到着した。ピークは山毛欅のある雰囲気のいい場所であるが、周囲はあまり見えないので、何処かは判らないが南方向のこれから行く高島トレイルの三国峠方面への尾根筋が見えているようだ。ここで正午を過ぎているのでランチをゆっくりすれば、オクスゲの池とナベクボ峠までは何とか行けるだろうという気持ちになった。
オクスゲの池が何処なのかは知らないが、高島トレイルにあるのだろうと進むと、急激な下りを降りるので、戻ってくるのことを考えると辛いものがあるが、進まないと池に行けないのでやむを得ないなと足を進めた。すると疎林になって下草のない芦生のような緩い傾斜に出ると福井側に低い場所があって踏み跡も続いている。その先に池らしきものが見えるが、水は殆どないようだ。この夏の雨のなさが要因なのか?それとの最近は枯れた池になってしまったのか?そんなことを考えながら池のほとりに行くが、何もあるわけでもない。静かに池は佇んでいるだけだ。この静かな雰囲気が最高なのかもしれない。
803Pの分岐迄戻って、ナベクボ峠への高島トレイル縦走路へ足を向けた。下り斜面も歩き易く、快適に進むがやはり小さなピークの登りでは辛いものがあるなと言っていると、そこは709mのピークであった。意外と早く着いたな!という感覚だった。677mピークを越えると直ぐにナベクボ峠に到着だ。今日初めての高島トレイル標識だ。三国峠側のコルすぐ上にかなり古そうな石碑がある。ここから三国峠は一投足だろうが、何時も登っている所なので、今日はナベクボ峠から林道へ下ることにしよう。
ここまで、生杉の尾根取付きからは殆ど太陽の陽ざしを直接浴びることがないように樹林に覆われたコースであったことに感謝を言わねばならないと思うのだった。林道に出れば灼熱の太陽の下でジリジリと焼けながらの歩きだろうと思うと泣けてきそうだ。
ナベクボ峠〜林道迄の谷道は峡谷道と広い河原歩きであるが、中々面倒くさい道に、一般道にしてはシンドイねと言いながらであった。いざ林道に出て、灼熱の地獄かと思いきや、酷い太陽は雲間に隠れてそよ吹く風に、地獄ならぬ散歩道のような歩きが出来て、これ幸いと思うのだった。
今日は水分補給にかなり気を遣うハイキングで、ザックの中は水分で重かったのであるが、生杉に帰り着く頃には重さがザックから体の中に入り、更に汗にとなってズボンやシャツに移っているような塩梅だ。
駐車地で着替えをすますと、先っきまでの汗まみれの気持ち悪さが何処へ行ったのかというほど気持ちが良くなって、今日のハイクは良かったねという会話が弾みっぱなしになったものだ。
”八”、”永”、”竹”、”長”
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