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Yamareco

記録ID: 849298
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

赤岳撤退

2016年04月18日(月) 〜 2016年04月19日(火)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
10.8km
登り
973m
下り
963m

コースタイム

1日目 6:45自宅―10:50赤岳山荘P―11:09登山口―12:11堰堤広場―13:33赤岳鉱泉
2日目 5:36赤岳鉱泉―6:20中山展望台6:44―6:58行者小屋―7:58撤退―8:33行者小屋9:01―11:44美濃戸山荘―11:51赤岳山荘P
天候 1日目 曇り
2日目 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 東海北陸道木曽川ICから中央道諏訪南IC、ICから美濃戸口までスムース。美濃戸口から美濃戸まで、深い轍は整備され、普通車でも行くことが出来ました。整備頂いた皆さんに感謝。
コース状況/
危険箇所等
1日目 美濃戸から北沢経由で赤岳鉱泉まで、車道に雪はありませんが、登山道に入ると雪あり。それも凍っています。でも何とかノーアイゼン、ダブルストックで赤岳鉱泉まで行きつくことが出来ました。とは云え、滑り止めを履いた方が良いでしょう。

2日目 赤岳鉱泉から行者小屋まで、雪道です。最初からアイゼン、ピッケル、ヘルメットを装着します。すぐに右下肢のシビレが出現、今日は駄目模様、足を引きづりながら登ります。中山展望台に寄り道して、今日はここまでか。雪の無い展望台で南八ヶ岳を眺めながらゆっくりします。

 中山展望台から行者小屋に降り立ちました。何故か足は地蔵尾根を登っています。しばらくは森の中の緩やかな登りですが、徐々に勾配が増して来ます。階段出現、上部は氷に覆われていて要注意。その上は森林限界、カチカチ雪の急登、ステップはありません。二つ目の階段を前にして、もう帰ろっと。
 急坂下り、上から見ると端っこにステップが見えます。これなら安心して下る事が出来ます。氷の着いた階段には巻き道がありました。この巻き道、氷の階段より危うい。慎重に下り、行者小屋で赤岳鉱泉の朝弁当を食べながらゆっくり休みます。

 帰りは南沢を下ります。チェーンスパイク初試しです。締まった雪道は勿論、凍った道でも快適、6本爪の軽アイゼンよりいいんじゃない、調子良く下って行きます。雪が途切れた岩場の下り、短い距離ですのでチェーンスパイクのまま下ります。すぐにアイスリンク状となり何か変。右のチェーンスパイクが外れています。氷の上に腰を降してチェーンスパイクを外してよく見ると、スティール製の前歯の支えが2か所で切れ折れています。どうやら岩場でやられたようです。アイゼンに履き替え、凍った道を下ります。日当たりの良い場所では雪は無く岩が露出、一度アイゼンを外します。それも長くは続きません、再び装着。
 もうこの先、雪は無さそう。アイゼンを外して岩ゴロゴロの道をヨタヨタ下ります。緩やかな尾根道、足早に下ろうとした途端、小石に躓いて前のめりに転倒。カッパのズボンの左膝が裂けましたが、身体は無事のようです。あとは慎重に、よれよれと美濃戸山荘に降り立ちました。
 
その他周辺情報 もみの湯(500円)で汗を流しました。
美濃戸登山口、北沢に入ります。
2016年04月18日 11:08撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 11:08
美濃戸登山口、北沢に入ります。
車道に雪はありません。
2016年04月18日 11:25撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 11:25
車道に雪はありません。
小さな祠、シカ?の頭蓋骨が供えられていました。
2016年04月18日 11:47撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 11:47
小さな祠、シカ?の頭蓋骨が供えられていました。
堰堤広場から登山道に入ると雪が現れます。
2016年04月18日 12:31撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 12:31
堰堤広場から登山道に入ると雪が現れます。
桟橋を渡ります。
2016年04月18日 12:38撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 12:38
桟橋を渡ります。
川底の岩は赤くなっています。
2016年04月18日 12:39撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 12:39
川底の岩は赤くなっています。
氷上を恐る恐るツボ足で歩きます。
2016年04月18日 13:03撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 13:03
氷上を恐る恐るツボ足で歩きます。
解凍中です。
2016年04月18日 13:30撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 13:30
解凍中です。
赤岳鉱泉に着きました。
2016年04月18日 13:33撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 13:33
赤岳鉱泉に着きました。
大部屋ですが個室状態。本日の宿泊者はわたしも含めて7人だけ。
2016年04月18日 13:49撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 13:49
大部屋ですが個室状態。本日の宿泊者はわたしも含めて7人だけ。
夕食までの時間、談話室で
2016年04月18日 14:14撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 14:14
夕食までの時間、談話室で
ビールとブランデーで過ごします。
2016年04月18日 14:17撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 14:17
ビールとブランデーで過ごします。
夕食です。
2016年04月18日 18:04撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 18:04
夕食です。
食堂はスキスキ。
2016年04月18日 18:09撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/18 18:09
食堂はスキスキ。
翌朝、
2016年04月19日 05:20撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 5:20
翌朝、
今日はいい天気になりそうです。
2016年04月19日 05:36撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 5:36
今日はいい天気になりそうです。
行者小屋に向かいます。
腰がだるく、右下肢を引きずりながら登ります。
2016年04月19日 05:40撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 5:40
行者小屋に向かいます。
腰がだるく、右下肢を引きずりながら登ります。
ツルツルです。
2016年04月19日 05:45撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 5:45
ツルツルです。
中山展望台に寄りました。今日はここまでと、南八つの峰々の眺めを楽しみます。
2016年04月19日 06:41撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:41
中山展望台に寄りました。今日はここまでと、南八つの峰々の眺めを楽しみます。
横岳の稜線です。
2016年04月19日 06:20撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:20
横岳の稜線です。
朝日を浴びて阿弥陀岳。
2016年04月19日 06:21撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:21
朝日を浴びて阿弥陀岳。
赤岳・中岳。
2016年04月19日 06:21撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:21
赤岳・中岳。
大同心・小同心。
2016年04月19日 06:22撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:22
大同心・小同心。
赤岳展望荘はまだ開いていません。
2016年04月19日 06:22撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:22
赤岳展望荘はまだ開いていません。
文三郎尾根です。
2016年04月19日 06:23撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:23
文三郎尾根です。
澄んだ朝の空気をたっぷり吸って下りに掛かります。
2016年04月19日 06:44撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:44
澄んだ朝の空気をたっぷり吸って下りに掛かります。
倒木を跨いで。
2016年04月19日 06:53撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:53
倒木を跨いで。
行者小屋に着きました。
2016年04月19日 06:58撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:58
行者小屋に着きました。
何故か足は地蔵尾根に向かいます。
2016年04月19日 06:58撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 6:58
何故か足は地蔵尾根に向かいます。
徐々に勾配を増します。
2016年04月19日 07:22撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:22
徐々に勾配を増します。
階段、
2016年04月19日 07:35撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:35
階段、
上部はカリカリ、怖っ。
2016年04月19日 07:39撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:39
上部はカリカリ、怖っ。
森林限界、急登です。
2016年04月19日 07:50撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:50
森林限界、急登です。
硫黄岳。
2016年04月19日 07:53撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:53
硫黄岳。
蓼科山。
2016年04月19日 07:52撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:52
蓼科山。
大同心・小同心。
2016年04月19日 07:53撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:53
大同心・小同心。
時折り強風が吹きます。稜線は風が強そう。
2016年04月19日 07:58撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:58
時折り強風が吹きます。稜線は風が強そう。
帰ろっと。
2016年04月19日 07:58撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 7:58
帰ろっと。
端っこにステップがあり、安心して下る事が出来ました。
2016年04月19日 08:01撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 8:01
端っこにステップがあり、安心して下る事が出来ました。
行者小屋でひと休み。
2016年04月19日 08:55撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 8:55
行者小屋でひと休み。
赤岳に別れを告げ、
2016年04月19日 08:33撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 8:33
赤岳に別れを告げ、
チェーンスパイクで下りに掛かります。
2016年04月19日 09:01撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 9:01
チェーンスパイクで下りに掛かります。
ツルツル道ですがチェーンスパイクが良く効きます。
2016年04月19日 09:15撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 9:15
ツルツル道ですがチェーンスパイクが良く効きます。
と思っていたら、ここでスパイクが外れている事に気が付きました。新調のスパイク、岩場で壊れてしまいました。もろっ。
2016年04月19日 09:48撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 9:48
と思っていたら、ここでスパイクが外れている事に気が付きました。新調のスパイク、岩場で壊れてしまいました。もろっ。
スティール製の支持リング、2か所で切れて使い物になりません。
2016年04月19日 19:35撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 19:35
スティール製の支持リング、2か所で切れて使い物になりません。
アイゼンに替えてテカテカ道を下ります。
2016年04月19日 09:29撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 9:29
アイゼンに替えてテカテカ道を下ります。
氷模様、
2016年04月19日 09:27撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 9:27
氷模様、
いろいろ。
2016年04月19日 09:37撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 9:37
いろいろ。
まるでアイスリンク。
2016年04月19日 09:41撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 9:41
まるでアイスリンク。
何でもない尾根道で小石に躓いて転倒。カッパのズボン、膝が裂けてしまいました。
2016年04月19日 11:56撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 11:56
何でもない尾根道で小石に躓いて転倒。カッパのズボン、膝が裂けてしまいました。
無事? 美濃戸山荘に降りつきました。
2016年04月19日 11:44撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 11:44
無事? 美濃戸山荘に降りつきました。
ほんとに。
2016年04月19日 11:45撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
4/19 11:45
ほんとに。
もみの湯。
2016年04月19日 12:25撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 12:25
もみの湯。
内湯。
2016年04月19日 12:45撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/19 12:45
内湯。
露天湯。
2016年04月19日 12:46撮影 by  STYLUS1,1s , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
4/19 12:46
露天湯。

感想

 厳冬期の赤岳はチョイ無理。今頃なら大丈夫じゃ無いかな、と云う事で赤岳鉱泉に泊まって登る事にしました。

 上天気ですが、腰の状態は絶不調。足を引きずりながら鉱泉から行者小屋に向かいます。途中に寄った中山展望台、今日はここまでか。でも何故か足は地蔵尾根を登っています。結局、地蔵仏を前に断念。

 新調のチェーンスパイクとカッパのズボンを駄目にし、散々な赤岳撤退の巻でした。ま、南八つの山々を近くに眺められただけでも良かったかな。

 世の中、春ですが、今季もう一度くらい、雪山を楽しみたいな。

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