記録ID: 8493443
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ハイキング
北陸
奥美濃の盟主 能郷白山
1997年06月01日(日) [日帰り]
福井県
岐阜県
yamaaruki108
- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,111m
- 下り
- 1,111m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
ようやく薄明るくなって来た午前4時30分に登山口を出発。根尾川源流の沢を渡り登山道に取り付く。いきなり樹林の中の急登が始まる。およそ20分ほどで傾斜は幾分緩くなり� 憤豺臾棔�）に到着。
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ようやく薄明るくなって来た午前4時30分に登山口を出発。根尾川源流の沢を渡り登山道に取り付く。いきなり樹林の中の急登が始まる。およそ20分ほどで傾斜は幾分緩くなり� 憤豺臾棔�）に到着。
再びはじまった急坂を登り詰めると前方が急に開けて、不意に林道に飛び出した。振り返ると能郷谷がよく見える。空はかなり明るくなってきたが谷間はまだまだ薄暗い。その中に走ってきた車道が見える。
再びはじまった急坂を登り詰めると前方が急に開けて、不意に林道に飛び出した。
振り返ると能郷谷がよく見える。空はかなり明るくなってきたが谷間はまだまだ薄暗い。その中に走ってきた車道が見える。
振り返ると能郷谷がよく見える。空はかなり明るくなってきたが谷間はまだまだ薄暗い。その中に走ってきた車道が見える。
少し休んで呼吸を整えてから林道を横切り登山道に取り付く。急坂は相変わらず続き、登山口から登り始めて1時間ほどしてようやく先が見えてきた。郡界尾根まであと少し。
少し休んで呼吸を整えてから林道を横切り登山道に取り付く。急坂は相変わらず続き、登山口から登り始めて1時間ほどしてようやく先が見えてきた。郡界尾根まであと少し。
5時25分に郡界尾根に辿り着いた。朝日を受ける前山が見える。しかしこの時はあれが能郷白山と思っていた。
郡界尾根の取り付きは緩やかな登り下りを繰り返す樹林の中の道だったが、標高1310mの��（三合目？）を過ぎると道は徐々に傾斜を増してくる。
登って行くうちに木々の背丈が低くなって潅木帯に変わる。登山道の右手の視界が開けてきて、行く手に新線に彩られた稜線が朝日を一杯に浴びているのが眺められた。
登って行くうちに木々の背丈が低くなって潅木帯に変わる。登山道の右手の視界が開けてきて、行く手に新線に彩られた稜線が朝日を一杯に浴びているのが眺められた。
振り返ると伊吹山から金糞岳にかけての奥美濃の緑の山なみが続いている。
尾根の左手には木々の間から雪を残した鋭峰が遠くに見えた。何という山だろう。
尾根の左手には木々の間から雪を残した鋭峰が遠くに見えた。何という山だろう。
午前6時をまわったところで、目指す山も間近になって道も緩やかになり、以外に早く着いたなと思った。尾根の西側には、木々の間から先ほどの鋭峰から続く稜線が大きな高まりとなってまるで巨大な城壁のように構えているのがちらちらと見えた。あの方向にあんな大きな山があるはずがないが、一体あれは何という山なんだろうと思案する。
午前6時をまわったところで、目指す山も間近になって道も緩やかになり、以外に早く着いたなと思った。
尾根の西側には、木々の間から先ほどの鋭峰から続く稜線が大きな高まりとなってまるで巨大な城壁のように構えているのがちらちらと見えた。あの方向にあんな大きな山があるはずがないが、一体あれは何という山なんだろうと思案する。
尾根の西側には、木々の間から先ほどの鋭峰から続く稜線が大きな高まりとなってまるで巨大な城壁のように構えているのがちらちらと見えた。あの方向にあんな大きな山があるはずがないが、一体あれは何という山なんだろうと思案する。
いろいろ詮索しながら歩いて行くと、登山道は頂上と思っていた稜線には向かわずにその直下を巻いてあの城壁のような山の方に続いている。そこではじめてあの山が能郷白山にほかならないことが分かった。頂上と思っていた緑の稜線は標高1491mの前山だったのだ。
想像していたのとは違ったその巨大な山塊は、他の奥美濃の山とは桁はずれのスケールで横たわっていた。全く奥美濃の盟主と呼ぶのにふさわしい山容だった。
いろいろ詮索しながら歩いて行くと、登山道は頂上と思っていた稜線には向かわずにその直下を巻いてあの城壁のような山の方に続いている。
そこではじめてあの山が能郷白山にほかならないことが分かった。頂上と思っていた緑の稜線は標高1491mの前山だったのだ。
想像していたのとは違ったその巨大な山塊は、他の奥美濃の山とは桁はずれのスケールで横たわっていた。全く奥美濃の盟主と呼ぶのにふさわしい山容だった。
そこではじめてあの山が能郷白山にほかならないことが分かった。頂上と思っていた緑の稜線は標高1491mの前山だったのだ。
想像していたのとは違ったその巨大な山塊は、他の奥美濃の山とは桁はずれのスケールで横たわっていた。全く奥美濃の盟主と呼ぶのにふさわしい山容だった。
平坦だった道は前山と本峰とを結ぶ吊り尾根に入り、やがて緩やかに下り始め、再び樹林帯に入る。足元にはイワカガミやエンレイソウが咲いており、ときたま樹林越しに能郷白山の平らな山頂部が見える。まだ雪が残っており、その左手には小さな小屋のようなものが建っている。
平坦だった道は前山と本峰とを結ぶ吊り尾根に入り、やがて緩やかに下り始め、再び樹林帯に入る。
足元にはイワカガミやエンレイソウが咲いており、ときたま樹林越しに能郷白山の平らな山頂部が見える。まだ雪が残っており、その左手には小さな小屋のようなものが建っている。
足元にはイワカガミやエンレイソウが咲いており、ときたま樹林越しに能郷白山の平らな山頂部が見える。まだ雪が残っており、その左手には小さな小屋のようなものが建っている。
鞍部付近の展望が開けたところから多量の残雪をいただいた加賀の白山が見えた。神々しい眺めだった。
山頂直下に咲くサンカヨウ。やがて道は本峰を目指して登りにかかる。再び樹林帯を抜け出して笹が生い茂る急斜面を登って行く。一歩一歩着実に高度を稼いで稜線近くまで来ると道の両側に沢山のカタクリやサンカヨウが咲いていた。
山頂直下に咲くサンカヨウ。
やがて道は本峰を目指して登りにかかる。再び樹林帯を抜け出して笹が生い茂る急斜面を登って行く。一歩一歩着実に高度を稼いで稜線近くまで来ると道の両側に沢山のカタクリやサンカヨウが咲いていた。
やがて道は本峰を目指して登りにかかる。再び樹林帯を抜け出して笹が生い茂る急斜面を登って行く。一歩一歩着実に高度を稼いで稜線近くまで来ると道の両側に沢山のカタクリやサンカヨウが咲いていた。
可憐な花に元気づけられて山の斜面を登り詰めて行くと大きな雪田に出会う。前山あたりから見たときは白い小さな点のようだったが、近くに来るとかなり大きな残雪だった。その雪田を直登して稜線に出たあと少し行くと笹を切り開いた頂上に到着した。時刻は午前7時20分だった。
可憐な花に元気づけられて山の斜面を登り詰めて行くと大きな雪田に出会う。前山あたりから見たときは白い小さな点のようだったが、近くに来るとかなり大きな残雪だった。その雪田を直登して稜線に出たあと少し行くと笹を切り開いた頂上に到着した。時刻は午前7時20分だった。
山頂からの霊峰白山。山頂からは北の方を中心にして、北西から東南にかけての展望が得られた。平地としてはわずかに福井と大野方面が見えるのみでまわりは山ばかり。その中で一際高く望まれるのは加賀の白山と木曽の御嶽山だった。
山頂からの霊峰白山。
山頂からは北の方を中心にして、北西から東南にかけての展望が得られた。平地としてはわずかに福井と大野方面が見えるのみでまわりは山ばかり。その中で一際高く望まれるのは加賀の白山と木曽の御嶽山だった。
山頂からは北の方を中心にして、北西から東南にかけての展望が得られた。平地としてはわずかに福井と大野方面が見えるのみでまわりは山ばかり。その中で一際高く望まれるのは加賀の白山と木曽の御嶽山だった。
白山神社奥社の祠と金糞岳。少し暑いので日陰を求めて小さな小屋の方へ行く。雪田まで戻って雪の上を歩き、カタクリの咲き乱れる斜面を緩やかに登り返すと小屋に着いた。白山神社奥社の祠だった。
ここからは南の方を中心にして、束から北西にかけての眺めが得られる。しかし分かるのは金糞岳と伊吹山ぐらいで、あとの山は見当がつかない。
白山神社奥社の祠と金糞岳。
少し暑いので日陰を求めて小さな小屋の方へ行く。雪田まで戻って雪の上を歩き、カタクリの咲き乱れる斜面を緩やかに登り返すと小屋に着いた。白山神社奥社の祠だった。
ここからは南の方を中心にして、束から北西にかけての眺めが得られる。しかし分かるのは金糞岳と伊吹山ぐらいで、あとの山は見当がつかない。
少し暑いので日陰を求めて小さな小屋の方へ行く。雪田まで戻って雪の上を歩き、カタクリの咲き乱れる斜面を緩やかに登り返すと小屋に着いた。白山神社奥社の祠だった。
ここからは南の方を中心にして、束から北西にかけての眺めが得られる。しかし分かるのは金糞岳と伊吹山ぐらいで、あとの山は見当がつかない。
山頂で1時間ほどを過ごし、8時30分に帰途に着く。前山に向かって下山開始。
感想
初めての能郷白山山行。
それまで奥美濃の山としては伊吹山と金糞岳しか登っていなかったので越美国境稜線は全くの未知の領域でした。そのため前山を能郷白山と思い違いしていて、辿り着いたその直下から見えた巨大な山塊が能郷白山だと悟ったときの衝撃は、その3年前に西黒尾根から朝焼けの谷川岳を眺めた時のものに勝るとも劣らないものでした。
この山行は、その後四季折々の景勝を求めて能郷白山に登るきっかけとなりました。
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