記録ID: 8520766
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講習／トレーニング
関東
松橋弁天窟跡、(王子)不動滝跡 ゴ・ドーハンの『江戸名所図会』を歩く
2025年08月06日(水) [日帰り]
東京都
godohan
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.3km
- 登り
- 1m
- 下り
- 3m
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日帰り
- 山行
- 1:32
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:32
14:35
ゴール地点
| 天候 | 曇り、のち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自転車
|
写真
水辺エリアに下りました。お世辞にもキレイな水とは言えませんが、小魚がたくさん泳いでいました。対面の擁壁上に見えるのが金剛寺(紅葉寺)
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8/6 13:05
水辺エリアに下りました。お世辞にもキレイな水とは言えませんが、小魚がたくさん泳いでいました。対面の擁壁上に見えるのが金剛寺(紅葉寺)
ここがかつて「松橋弁財天窟」のあった所、現在は護岸擁壁に塞がれた岩屋には弘法大師作と伝わる弁財天像が祀られ、かの源頼朝が太刀を奉納したそうです。
8/6 13:09
ここがかつて「松橋弁財天窟」のあった所、現在は護岸擁壁に塞がれた岩屋には弘法大師作と伝わる弁財天像が祀られ、かの源頼朝が太刀を奉納したそうです。
かつては「弁天の滝」があったそうですが、昭和初期には涸れていたそうです。そして昭和50年の護岸工事までは岩屋も残っていたとのこと(すでに弁天象、太刀は消失していた)
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8/6 13:11
かつては「弁天の滝」があったそうですが、昭和初期には涸れていたそうです。そして昭和50年の護岸工事までは岩屋も残っていたとのこと(すでに弁天象、太刀は消失していた)
「紅葉寺」の石標と「瀧河山 (りゅうがさん)」山号額のある山門。右手にいくつか石碑が建っています。
源頼朝布陣伝承地、石橋山で破れた頼朝は安房に逃れた後、鎌倉に向かう途中で当地(松橋)に布陣、岩屋の弁財天に太刀を奉納し金剛寺に弁天堂を建立し田地を寄進したと伝わる。
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8/6 13:18
源頼朝布陣伝承地、石橋山で破れた頼朝は安房に逃れた後、鎌倉に向かう途中で当地(松橋)に布陣、岩屋の弁財天に太刀を奉納し金剛寺に弁天堂を建立し田地を寄進したと伝わる。
山門脇の「西國三拾三所供養佛 天下泰平 國土安全/寛政九年丁巳十月吉日(1797)/金剛密寺 法印行光」主尊は三面六臂の馬頭観音坐像、隣には「瀧野川七福神」の石碑もありました。
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8/6 13:19
山門脇の「西國三拾三所供養佛 天下泰平 國土安全/寛政九年丁巳十月吉日(1797)/金剛密寺 法印行光」主尊は三面六臂の馬頭観音坐像、隣には「瀧野川七福神」の石碑もありました。
山門をくぐると両脇に石造の仁王像が立っていました。体の前面、背面に寄進者等たくさんの銘があります。
「右 岩屋辨財天 道」これが件の道標ですね。紀年銘はないようです。
紀年銘がありました！「元文二年丁巳五月(1737)」、皆様かつては岩屋弁天に祀られていたのかなぁ。
さらに本堂脇を進むと、富士講(丸参講)の講碑(明治三十五年,1902、石工小島治三郎)がありました。
富嶽形の講碑がありました。これが「冨士講先達の安藤冨五郎顕彰碑」のようです。
冨五郎は宝暦五年(1755)に滝野川村に生まれ、丸参講を組織して富士信仰を広める、中興の祖食行身録の「伊藤」姓を許され伊藤参翁と称した。天保八年(1837)没
8/6 13:37
冨五郎は宝暦五年(1755)に滝野川村に生まれ、丸参講を組織して富士信仰を広める、中興の祖食行身録の「伊藤」姓を許され伊藤参翁と称した。天保八年(1837)没
さらに進むと「＜ソ＞辯天堂造営供養塔 天下泰平 國土安全/施入 月並萬人講各成善願 諸寄進男女平等利益/宝暦八戊寅歳十月吉祥日(1758) 金剛密寺住 秀□/願主 善□ 是(超)」
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8/6 13:40
さらに進むと「＜ソ＞辯天堂造営供養塔 天下泰平 國土安全/施入 月並萬人講各成善願 諸寄進男女平等利益/宝暦八戊寅歳十月吉祥日(1758) 金剛密寺住 秀□/願主 善□ 是(超)」
その近くには崩れた不動明王像と主尊馬頭尊の石塔(嘉永七寅,1854)がありました。
石神井川の旧流路に架かる音無橋、昭和6年竣工、あの渋沢翁もその支援を行ったそうです。その旧流路は音無親水公園に整備されています。
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8/6 13:56
石神井川の旧流路に架かる音無橋、昭和6年竣工、あの渋沢翁もその支援を行ったそうです。その旧流路は音無親水公園に整備されています。
熊野権現を勧請した王子大権現に因み「紀伊國音無河」を模してこの辺りの流域を音無川と名付けたそうです。ちなみに石神井川を滝野川と呼ぶのは誤りで周辺の地域名の呼称だそうです。
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8/6 13:57
熊野権現を勧請した王子大権現に因み「紀伊國音無河」を模してこの辺りの流域を音無川と名付けたそうです。ちなみに石神井川を滝野川と呼ぶのは誤りで周辺の地域名の呼称だそうです。
本日最後の目的地は正受院。その山門は鐘楼門で明治三十五年建立の中国風門、東京で唯一の珍しいものとのこと、下部は大谷石製
「滝不動尊略縁起」弘治年中(室町時代)大和の学仙坊が霊夢を得て此処に来たりて滝壺から不動尊像を見つけて庵に安置する。
「新東京名勝 選外十六景 滝野川の渓流」の碑(昭和七年十二月)、報知新聞社主催の投票で選定した「新東京八名勝」の第十四位だったみたいです。
8/6 14:11
「新東京名勝 選外十六景 滝野川の渓流」の碑(昭和七年十二月)、報知新聞社主催の投票で選定した「新東京八名勝」の第十四位だったみたいです。
一画に不動明王像が集められていました。歴代の滝不動尊でしょうか。右から不動尊�´◆�庚申塔、���きァ△修靴毒鯊躬�
「＜カーン＞白瀧山 大天狗 小天狗 火防 永(々)相守者也 智(光)上人□(処)」
水子や赤子の納骨や供養を行う「赤ちゃん寺」とも呼ばれているようです。
赤子守護の地蔵菩薩立像「武�繁�嶋郡滝野川村 寛文十庚戌天九月六日(1670) ＜施主銘列刻＞」
石造近藤守重坐像、蝦夷地を踏査し「大日本恵登呂府」の標柱を建てた近藤重蔵です。こちらも石神井川沿いの洞窟にあったものを明治期にこちらに移したみたいです。
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8/6 14:16
石造近藤守重坐像、蝦夷地を踏査し「大日本恵登呂府」の標柱を建てた近藤重蔵です。こちらも石神井川沿いの洞窟にあったものを明治期にこちらに移したみたいです。
重蔵は寛政十年(1798)蝦夷地の調査を命ぜられ高田屋嘉平の協力を得て甲冑姿でエトロフ島に渉りその開発に尽力、利尻島の調査も。
文政五年(1822)から九年まで正受院隣に「滝野川文庫」という書斎を設けて住んだそう。案内板の写真(昭和30-40年代)ではお顔があります。下絵はあの谷文晁だそうです。
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8/6 14:18
文政五年(1822)から九年まで正受院隣に「滝野川文庫」という書斎を設けて住んだそう。案内板の写真(昭和30-40年代)ではお顔があります。下絵はあの谷文晁だそうです。
「不動滝 泉龍瀧とも云」、滝壺の浮彫の不動尊像が祀られていますね。
「(東京名所四十八景)王子不動乃瀧」(昇齋一景筆 明治四年作)の図が紹介されていました。
感想
・本日も引きこもったまま何もしないで一日が過ぎてしまいそうなので、ご近所散歩に出かけてみました。雨予報があったので石神井川までは自転車利用です。
。石神井川沿いの遊歩道は板橋あたりから飛鳥山までジョギングやお散歩のコースで何度も行き来したお馴染みのコースですが、『江戸名所図会』を参考にエリアを区切って少し深堀りしました。
・滝野川周辺はかつては渓谷や滝など江戸庶民の行楽地、さらに不動尊や弁天様の信仰で大変人気の場所でありました。現在は都市開発、河川護岸工事でその様相は失われましたが、石分などでその痕跡、片鱗を伺い知ることができます。重蔵像など今回初めて知ったことも多く、やはり歩けば歩いただけの収穫がありました。
・お昼は何処かでカレーを食べて帰ろうと思いましたが、雨が降って来そうだったので、自宅でレトルトカレーにしようとお惣菜を買って帰りましたが、肝心のレトルトの在庫が切れていました！(笑)
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