【魂の放牧地その10】250814の(1) 垣ノ島遺跡・大船遺跡 世界遺産の縄文遺跡(旧南茅部町)

- GPS
- 08:57
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 6m
- 下り
- 33m
コースタイム
- 山行
- 1:28
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 静狩PA 函館市縄文文化交流センター 道の駅「なとわ・えさん」 次のレコに続く |
写真
感想
「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されたのは2021年だ。登録されている遺跡の中で青森県にある「三内丸山遺跡」には行ったことがあるが(レコにしている)、それ以外の遺跡には行ったことがありません。せっかくなので函館市にある2つの遺跡に行くことにしました。
函館と言いますが、ここは昔「南茅部町」だったところで、函館市に合併されています。この時函館市は「南茅部町」「椴法華村」「恵山町」「戸井町」を吸収しています。亀田半島ほとんど函館市にした感じです。
さて、最初に行った垣ノ島遺跡にはすぐ横に道の駅「南かやべ」が後からできました。また、博物館もできました。遺跡に向かう道が朝9時にならないと通ることができないということなので、それに合わせて時間を調整しながら車を走らせます。
8時55分ごろ遺跡に向かう扉が空きました。私は早速携帯電話とタオルを持って散策します。垣ノ島遺跡は縄文時代前期の遺跡であるので、まだ竪穴式住居も深く掘ってあるわけではなく、地面を均した感じ。
そして、垣ノ島遺跡の特徴は、もうすでに住居と祈りの場所が分けられていることです。この時代の縄文遺跡の中では、格段に大きな祈りの場所が設けられているそうです。
コの字型に土盛り、真ん中にマウンドを作る。土盛りの中には、食べた生き物の痕跡や骨などを埋めてある。言わば貝塚。
その後博物館を見ます。特に死ということに関して縄文時代前期の人々がどんなことを考えているのかをよく知ることができました。特に感激したのが「足型付き土板」、幼くして亡くなった我が子の足跡を土板に残して祀っておくのだそうです。そして、母親が亡くなったときに一緒に葬るようです。今では写真だとか柄だとかいろいろ残しておくことができるのですが、当時の人たちは、こういう形で子供の思い出を残したのでしょう。
その後大船遺跡に行きます。ここは縄文時代、前期から後期に至るまで使われていた住宅地です。後期に行くに従って、竪穴式住居の穴は深くなり、規模も大きくなっていきます。穴を深く掘った方が冬暖かく夏涼しいのだそうです。
また、何度も土地を使い回したようで、竪穴式住居の跡が重なっているところもあります。よっぽどここは居心地が良かったのでしょう。数1000年にわたり使われてたということです。
その後私は車を出し、道の駅「なとわ・えさん」に行き、ソフトクリームを食べます。そこから見上げた火山「恵山」、ああ、昔登ったなぁと懐かしくなりました。
午後は少しまだ時間がありそう、函館市内のほうに行ってみますか。まあ、恵山も函館市ですが・・・。
なお、世界遺産はいつまで増えるのでしょうか。世界遺産に登録申請する前に「暫定候補」として日本国内で登録されなければなりません。現在登録されているのは「彦根城」「鎌倉」、彦根城は姫路城以上の価値があるか?と言われると???だし、鎌倉は一度否定されていてそれ以後の取り組みも見えないし・・・。
で、私が世界遺産として新たに登録するんだったら相応しいものってあるか??ということで、いくつか考えてみました。
・四国八十八ヶ所
これは、十分に考えられると思うな。伝統や文化が残っているし、いまだに巡礼に行く人が、日本人のみならず世界からも来ているし。
・東日本大震災遺構
災害の様子、災害からどのように復興したか、各地に遺構が残されているので、いろいろなことを学ぶことができる。
・立山
自然とダム、乗り物などを含めて、どんな開発を行なってきたのか。そして、自然との調和。
あたりかなあと思いますが。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する