山形神室〜ヒノカミ神楽からまさかのヤマガタ神室


- GPS
- 04:11
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 623m
- 下り
- 659m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
◯回目の無限城入城を目論んでいたこの日「そうだ神室へ行こう!」と唐突に提案され「何故?!!」となる。この週末、自分が見たかったのはヒノカミ神楽であってヤマガタ神室では……でもまぁいいです。かねてからの憧れの山でしたから。お天気も良いので眺望も期待できそう、下界はうだるように暑いけど標高の高いところはきっと涼しいに違いない…と。切り替えは早い質なので。新しい山に挑むワクワク感も峠のカーブをひとつ曲がるごとに高まってきます。
…結果から言うと考えが激甘かったです。
エグいくらい暑かった。
まず日陰がね…少ないのね…。
日傘持ってくればよかったと、山行で初めて思いました。
「良い眺望=お日様元気」それはそうなんだよね…。
持参した水分も心許なくなるほど。先日の瀧山が1500mlで足りたので一応1700mlにしたけど、ギリッギリでした。余裕があったら仙台神室まで行っちゃおうか?!とチラッと考えていたけど全然無理だったし無謀以外の何ものでもないと確信したので「本日は山形神室までとする!!!」と審議に諮り全会一致(2人)しました。
それでも時折雲が太陽を隠し、ふっと涼しい風が吹き抜けてくれる瞬間がありました。両腕を広げて全身でその風を受け止め体がすっと冷めていくのを感じながら、かつて近くのSt.MARYスキー場(2023-24シーズンで営業終了😢)のリフトが、強風でしょっちゅう止まっていたことを思い出しました。季節によっては吹き荒れ悩まされる風も、夏の稜線では心地良く、まるで天の恵み。感謝しなくては…でもこれ以上マジ無理と思ったら躊躇なくギブしよう…と葛藤していたのがトンガリの手前くらい。そこから先は少し雲がかかってくれたおかげで心に余裕も戻り、稜線歩きを楽しめるようになりました。
登りの途中、ハマグリへ向かう道で刈払い作業をしている方にお会いしました。話を聞くと、本来は宮城側の管轄なのにここ数年全く手入れがされないため、やむなく山形側が対応しているとのこと。こういうのって「県境の山あるある」なのだろうか?山行初心者の自分にはよく分からないけれど、ただただ暑い中で作業をしてくださる姿に感謝の気持ちしかありません。行きには140〜150cmほどあった草丈が、帰りにはきれいに刈られていて、そのありがたさを全身で実感しました。これもう村井さんへの陳情案件では??
トンガリから山形神室へ向かう途中には、まるで稜線の主のような青大将が、長ぁぁぁいからだを伸ばして日向ぼっこをしているお姿にも遭遇。両腕を左右にいっぱいに広げたほどの長さで、こんな立派な蛇さんなかなか出会えないかも?!とカメラを構えるもスルスルと藪の中へ消えてしまいシャッター間に合わず。日光浴を邪魔してごめんね💦
そんなこんなで、途中いろいろありながらも何とか登頂。
当たり前に存在すると思っているルートも、こうして整備してくださっている方々がいるからこそ、思いつきでやってきた自分のような者もこの頂に立てるのだという事実を改めて噛みしめました。
この週末には、山での大変痛ましい事故がありました。遠い地の出来事とは言え、決して他人事ではありません。自分たちはあくまでレジャーで山に足を踏み入れる立場であり、そこは野生動物の住処であることを忘れてはいけない。常に自然に対する畏れを胸に、謙虚な気持ちで歩む者でありたいと強く思いました。
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