記録ID: 8579968
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床
斜里岳(旧道→新道)
2025年08月19日(火) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 04:41
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,034m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
天候 | 曇りのち8時過ぎから雨、上部はガスで風強い。 概況:日本海北部から前線持ちの低気圧の接近、大気の状態が非常に不安定で気圧の傾きが大きい。曇り時々雨で、雷を伴う。波1m→1.5m。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
(前日:林道を歩き、清岳荘まで。麓から思ったより距離と標高差があったため、少し遅くなってしまい、申し訳なかった。21時消灯のため、すぐに就寝。) (早朝はヒグマが危ないと清岳荘の管理人さんからお聞きしたので、3時半に起床。朝ごはんはたくさん余ったスパゲティと、昨日購入したインスタントのリゾット。美味しい。出発前に改めてヒグマの痕跡が目撃された場所を教えていただく。不必要な装備は小屋の中に置いていっても良いとのことなので、ありがたく置かせていただいた。) なんだかんだ時間がかかり5時過ぎに出発。パッキングが苦手なのもあるが、仕分けする荷物が多すぎる。 初めて1人で行くそこそこの山でわくわく。重登山靴を持ってきていないのと、沢を歩く旧道コースを行くため、沢足袋を履いていく。尾根を歩く新道用に軽登山靴をザックに入れといた。 ◯清岳荘〜下二股 登山口からは歩きやすい道を歩く。鉄製の階段を降りて、林道に合流。間違って林道に行かないように、林道に長いピンテが貼ってある。すぐに旧登山口。山頂まで3.6kmの看板。ここからは登山道を歩く。しばらくすると最初の渡渉。ここも下山時に誤って沢を降りすぎないようにロープがしてある。沢足袋なのでジャブシャブ渡渉。沢の水が冷たく気持ち良い。登山靴ならスパッツはあった方が良さそうだ。その後も沢沿いの道を歩きつつ、度々渡渉。沢の石が赤茶色なのは金属成分によるものだろうか。源頭近くで沢水を飲むと(エキノコックスの心配があるのであまり良い行為ではない)、鉄っぽい味がした。下二股手前に旧清岳荘跡地。平たくなっている。 ◯下二股〜上二股(旧道コース) 最初の滝を過ぎると沢から離れる。羽衣の滝は右岸に巻き道がついているが、岩盤で少し嫌らしい。直登は難しそうだが、おそらくあの先輩なら直登していただろう。滝終わった後、ピンテ見逃して沢中進むと難しい段差が出てきて違和感覚えたので、戻って道に合流。万丈の滝は左岸に巻き道あるが、左岸の水流際が登れそうだったので直登した。見晴らしの滝手前のやつ(たぶん)も右岸直登。その後も沢足袋を活かしてガシガシ、ではなくペタペタ登る。楽しい。 ◯上二股〜山頂 上二股からもわずかに水が流れた沢を行く。概況で雷が言われていたので、レーダーを見つつ進める。しばらくすると沢を離れて胸突き八丁へ。足元は石ころ。馬の背手前はガレ場。ロープや踏み跡があり、通る場所は分かりやすい。ちょうどここは周りに樹木がないため風が強く、ハッキリと感じられるくらいの風が吹いていた。あとはハイマツや笹の中を進む。山頂南ポコには斜里岳神社。この先に東側がザレた斜面になったところがあるが何も。山頂手前に分岐があり、左は山頂へ、右は三角点に行くようになっている。山頂は広く休むことができるが、風が強いので、分岐で休んだ。何も見えず残念。 下りは軽登山靴に替えて下る。エッホエッホ。 ◯上二股〜下二股(新道) 竜神の池に行く道はザレているが何も。熊見峠あたりのアップダウンはしんどい。その後も普通の登山道。木に頭をぶつけやすそうな場所には、ご丁寧に「頭上注意」って書かれた木の棒が地面に挿してある。総じて何も。エッホエッホ。 ◯下二股〜清岳荘 再度沢足袋に替えて帰る。 小屋に置いていた荷物をまとめて、林道を歩き帰る。お疲れさまでした。冬も来てみたい。 ・登山情報 イラストの書いた登山ルートの説明図が、きよさと観光協会のページにある(「斜里岳登山コース案内 PDF」)ので事前に見ておくと便利。 ・渡渉 普通に歩けば、くるぶし上くらいの水量。スパッツとちゃんとした登山靴がないと、浸水しそう。ピンテがあるので渡渉する場所は分かるが、見落とし注意。ピンテがある場所以外は、歩きにくくなっている。 また、登るときに水量が少なくても、下山時に降雨の場合は増水するので注意。実際に、7月21日にヘリで救助されている事案がある。 ・旧道コース 沢登りが楽しめて良い。初心者以外は大丈夫だろうが転倒注意。滝の巻き道にロープがあるところもあった。念のためヘルメットは付けていた方が良いだろう(持っていない人は清岳荘にて1000円でレンタル可)。沢足袋だととても歩きやすかった。 この区間の所要時間は沢慣れしている、いないでかなり差が出てくるだろうと感じた。 ・ヒグマ 下二股付近にヒグマの足跡があったと清岳荘の管理人さんが教えてくれた。 ・樹限 上二股ぐらい。一応それより上も背丈ほどのカンバは生えていたと思う。また、新道の1250ポコ〜熊見峠あたりはハイマツ帯で樹林外。ここを歩く15〜20分ほどは悪天時気をつけた方が良さそう。 ・電波 写真参照。 ・清岳荘 綺麗な山小屋。大人1泊2120円、トイレの利用料も含まれている。寝具をレンタルする場合は300円追加で払う。コンセントも使える。調理はできるが、ゴミは持ち帰る必要がある。斜里岳グッズ、カップ麺、飲料も買えるようだ。登山情報を得たい場合にも寄ると良い。 管理人さんはとても親切な方だった。 |
その他周辺情報 | 「きよーる」でエスカロップを食べた。焼酎の試飲もでき(お酒は嫌いなので飲んでないが)、道の駅なみにしっかりとした施設になっているので、オススメ。 |
写真
装備
個人装備 |
沢足袋
ネオプレンソックス
カラビナ
ヘルメット
長袖インナー
タイツ
ズボン
軍手
雨具上下
防寒着
ザック
行動食
非常食
飲料
携帯トイレ
ライター
地図(地形図)
ナイフ
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電
針金
保険証
携帯
モバイルバッテリー
ラジオ
時計
シュラフカバー
10mロープ
ジップロック
熊スプレー
EPI
ファーストエイドキット
修理具
ツェルト
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感想
ケージの中に閉じ込めてなんかいられないのさ
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