1999年5月の祖母山


- GPS
- 06:25
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 1,034m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
アクセス | 神原登山口駐車場に駐車しました。(レンタカー) |
写真
感想
久住山、大船山に続いて3日目は祖母山に登る。
必要なものだけをリュックに詰め込んで軽装で神原登山口の駐車場を6時に出発。駐車場から右手に車道を少し登って行くと登山口に着く。山頂まで4.2kmとある。
始めは薄暗い植林帯の中を行くが、やがて新緑が綺麗な渓谷添いの道になる。緩やかな坂道を登って行き、御社の滝を過ぎると程なく5合目の小屋に着く。6時30分。ここからは薄暗い植林の中の階段の急登になるが、それが終わり、岩がゴロゴロした涸れ沢を横切るといよいよ本格的な登りが始まる。いつの間にか沢の音も聞こえなくなった。
新緑に彩られた急坂をひたすら登り続け、六合目を過ぎて30分ほどしてから大きな岩陰で休憩する。このあとも相変わらず急な登りが続く。何箇所か道が崩れているところがあり、ロープが張られて迂回路がつけられていた。新緑の中のあちらこちらにピンク色の可愛いアケボノツツジが咲いているのを眺めながら黙々と登って、8時10分にようやく国観峠に着いた。ここまで樹林帯の中の道で展望がきかなかったが、ようやく視界が開けて明るくなる。
岩が積み重なった展望台から九重連山が見渡せるが、稜線には雲がかかっている。振り返ると樹林に包まれたなだらかな祖母山が間近に見える。頂上まであともう少しだ。峠は樹林に囲まれた広い平地で、ここで五ヶ所からの道と合流する。風が強く少し寒いため、ゆっくりと休む間もなく先を急ぐ。
峠からも樹林の中の道を登るが、春はまだここまでは来ておらず樹々は冬の姿のままだった。始めは緩やかな道も登るにしたがって傾斜を増してくる。九合目の小屋への道を左に分けて滑りやすい道を登り、8時55分に山頂に到達する。
あまり広くない頂上には既にかなりの人がいた。強い風が吹き荒む頂上でまわりを眺め渡すが、天気は曇り空に変わってきており、九重や阿蘇は霞んでいてどうにか見える程度だった。南に間近に見えるはずの古祖母山も雲に覆われてしまっているが、西側の大障子岩から障子岩にかけての荒々しい稜線や、はるか彼方の傾山などはまだ雲に覆われずにいた。風あたりが弱そうな木陰で宿で作ってもらったお弁当を戴く。
お弁当を食べている間にも続々と人が登ってくる。食べ終わってもう一度頂上に行ってみるとすごい人で静かに景色を眺めるどころではない。神武天皇のお婆さんもさぞかし驚いていることだろう。風も強く、景色も変わりばえがしないので9時55分に山頂を辞す。
下り始めても下から次々と登ってくる。すれ違いのために国観峠に着くまで結構時間が掛かってしまった。しかし峠からは急に人影も少なくなり、自分のペースで下ることが出来るようになった。急な坂道を下り続け、大岩のところで少し休んでから一気に五合目の小屋まで行く。ここまでくればあとは遠足気分。途中の御社の滝付近の渓谷はまわりの新緑とあいまって朝よりも一段と綺麗に見えた。駐車場には12時25分に帰り着いた。
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