富士山(4ルート全踏破)


- GPS
- 11:21
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
- 山行
- 3:11
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 4:07
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:03
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
「富士山は眺めるもので登るものじゃない」
幼い頃から山に連れて行ってくれた父が言っていた。
私も富士山に登ることはないんだろうなと思っていたら、今回5回目の富士山。人生とは不思議なものだ。
2012年 須走ルート
2015年 御殿場ルート
2016年 須走ルート(3,450Mで撤退)
2017年 吉田ルート
今回、富士宮ルートを選んだのは、現在住んでいる名古屋に近いのと、これで4ルート全踏破という理由だった。
富士宮ルートは吉田に次ぐナンバー2の人気コースという印象があったため、五合目の施設の簡素さにびっくりした。もともとあった大きなレストハウスが2021年に焼失してしまったからだと後から知ったが、休憩所も20人弱のキャパしかなく、多くの人が外に座っていた。
入山料が導入されてから登るのは初めてで、意外と手間取った。五合目でモタつくのは高所順応と思えば悪くない。4,000円は正直痛いが、以前はよく見かけた山なめてんのかって登山者はほとんどいなかった印象。
六合目までは緩やかなアプローチ、七合目に向けて本格的な登山が始まる。雲が多く視界が悪い日だったので、時折見える晴れ間が嬉しかった。
ガスがどんどん上がってきて、空気がひんやりしてきて一雨くる予感。元祖七合目到着とほぼ同じタイミングでどしゃ降りに。
北アルプスの山小屋は風雨を凌げる避難場所というイメージだったが、富士山の山小屋はキャパオーバーでそれができない現実を知った(宿泊者以外中に入れてもらえなかった)。もっと早い段階でレインウェアを出すべきだった。
七合目から八合目までは激しい雨に降られ、雷まで混じり生きた心地がしなかった。1時間ほどで雨は止み、八合目からは日差しもあり、九合目萬年雪山荘までのアプローチでレインウェアを乾かすことができた。
富士山での山小屋生活は大体どこも一緒で、雑魚寝の相部屋、夕食カレー、食べる寝るトイレ外の空気吸う以外にやることがない。どこででも寝られる人が本当に羨ましい。まあ、寒さに凍えずに休めるだけでも十分ありがたいことだとは思う。
宿泊者はチップトイレ無料、夜中2時に食堂オープンなので朝食食べてから出発できる、朝9時までは荷物をデポして登って、下山時に無料でトイレ行けるのも嬉しかった。
夕方までは雲が多かったが、夜中過ぎに徐々に晴れてきた。予報では曇りだったが、もしかすると山頂で日の出見れるかもと期待が高まった。
朝4時前に出発、下には富士市の夜景、上は星を眺めながら高度を上げていく。山頂で日の出を見るために最後の急登を頑張った。
日の出時間ほぼピッタリで山頂に到着。地上はモヤがかっていてそこまで景観はクリアではなかったものの、予報以上の好天に恵まれたことは感謝だった。
頂上富士館のお土産コーナーが刺さり、思わず爆買い。その後、剣ヶ峰を目指したが、写真待ちの行列が今までで一番長く、40分は待った。今後登る時は、剣ヶ峰はスルーしてお鉢巡り優先かなと思った。
下山は他のルートと違い登りと同じ。砂走りと違って地面が固いこと、登山者とのすれ違いなど、緊張感もあり、予想以上にきつかった。富士宮ルートは一番距離が短いはずなのに、体感的にはそこまで短く感じなかった。砂ぼこりが少なめなのは良かった(スパッツ無しでも大丈夫)。
ともあれ、富士山初めてのメンバー4人を連れて、無事登頂できたことは幸いだった。長く続く今年の猛暑の中、ひと時でも涼しい(寒い)時間を過ごせたことも嬉しかった。
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