上河内岳と茶臼岳


- GPS
- 30:41
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 3,013m
- 下り
- 3,004m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:14
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 7:33
5:15駐車場-6:00畑薙大吊橋-8:32横窪沢小屋-10:26茶臼小屋
8月23日(土)
4:20茶臼小屋-5:32上河内岳-6:35茶臼岳-6:57茶臼小屋
<テント乾燥とパッキング>
8:00茶臼小屋-9:05横窪沢小屋-9:58ウソッコ沢避難小屋-11:51駐車場
天候 | 8月22日(金):晴れ、無風・微風 8月23日(土):晴れ、稜線は微風、それ以外はほぼ無風 両日とも気温高し |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
金曜日到着時点で空きは少し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・畑薙大吊橋からウソッコ沢小屋まではあまり標高が上がらず、アップダウンを繰り返す。ウソッコ沢小屋を過ぎると急登の連続。 ・畑薙大吊橋以外にも吊橋はあり、いずれもけっこう揺れる。 ・稜線は歩き易く、特に危険箇所はなかった。 |
写真
感想
8月22日(金)
埼玉からはるばる夜通し運転して畑薙ダム近くの沼平に着いたのは4:41。空きがありラッキーだった。夏の間は2kmほど離れたところに大きな駐車場があるが、それよりもだいぶ近いので助かる。往復歩いたら1時間以上余計にかかるだろう。到着時はまだ暗かったのでライトを点灯して準備をする。支度が終わったので5:15に行動開始。外気温は20度ほどで、下界と比べたら涼しいはずだが、歩き始めると蒸し暑く汗が出てくる。ゲートを過ぎアスファルト舗装された道を延々歩く。早朝の為、工事関係者の車両が皆無なので安心して歩ける。テント泊装備でザックの重さは約11kgほど。10kg以下にしたかったが、色々詰めたら結局この重さになった。重さのせいかペースは上がらず、ほぼコースタイムどおりに歩いて畑薙大吊橋到着。ここを渡るのは2度目。写真を撮りつつ進む。吊橋なので案外揺れる。渡り切ったら水分補給し、熊鈴をザックに付けて行動再開。しばらくは登りが続くがその後トラバース状に登山道が続く。ヤレヤレ峠を過ぎたら大木がルートを邪魔していて通過に手間取る。それ以外はアップダウンあるものの順調に距離を伸ばす。沢沿いをしばらく歩いたと思ったらウソッコ沢小屋に到着。特に休憩はせずに進む。そしてここからが本格的な登り。天気晴れで気温高くこの時点で既に汗だくだが、急登の連続で更に汗をかく。こまめに水分補給しないと脱水症状になってしまう。尾根通しの登山道のためか、風が時折でも通るのは幸いだった。横窪沢小屋には8:32に到着。小屋前にベンチがあったので休憩させてもらう。水場もあり、茶臼小屋まで少し足りない気がしたので給水する。色々の後に行動再開。標高が上がっても暑さは変わらず。樹林帯で展望はないが、日差しを遮ってくれるのでその点はとてもありがたい。カンカン照りの中で歩いたら更に体力消耗していただろう。茶臼小屋には10:26に到着。案外早く着いてしまった。休憩はしたが、わりと真面目に歩いたのだ良かったのかもしれない。受付をすると、明日朝はヘリが来るので早朝のテントデポはできないとのことだった。デポ中に乾燥させる計画だったが致し方ない。受付後適当なところにテント設営。今日のうちに二山を回ることも考えたが、午後に降雨がありそうで、結局テント場で沈殿となった。がしかしこの日は結局雨は一滴も降らず、午後から雲は増えたものの稜線に上がっても全く問題ない日だった。テント場ではすることがないので、ストレッチしたりスマホで下界とやりとりした。携帯は電波はなんとか入るが不安定だっが。ストレッチ中、左足のもものあたりが一度攣った。あれだけ汗かけば仕方ない。食事を早めに取って18時前にはシュラフに包まり寝てしまった。その後夜中は寒さで起きたが、ダウンジャケット着て寝たら問題なし。標高2400メートルを超えているので朝晩は相応に冷えた。
8月23日(土)
3:15起床。テント内の気温は15度ほど。テントのフライシートは夜露でびっしょり濡れていた。起きたら出発まで準備。起きぬけで食事はあまり喉を通らないが、食べないと歩けないので少しでも食べる。びしょ濡れのテントを撤収し、4:20に行動開始。4時には出たかったが、モタモタしていたらこの時間になった。小屋から歩いて10分ほどで稜線に至る。まだ暗いので写真には適さないが、富士山がシルエットで見えた。南アルプスは、どこも富士山が近くに見える。分岐から北に向かう。暗いが涼しいので歩く分には楽だった。右手のほうが東で、日の出前の時間を迎えて赤く明るくなっていた。どこか眺めのいいところでゆっくりモルゲンロートを見たかったが、行程優先なので歩みは止めない。徐々に明るくなり上河内の肩に至る頃にはヘッドライトは要らなくなっていた。肩から山頂まではひと登り。上河内岳山頂到着は5:32。無人貸切。既に日の出の後だったが、早朝の景色は言うまでもなく素晴らしかった。展望良く、富士山以外に聖岳や赤石岳なども良く見えた。どちらもしばらく行っていないので再訪したい。山頂は風が抜けて寒いほど。レインジャケットは持参していたが、着ると戻りに暑くなりそうで、そのままでいた。山頂滞在5分で下山開始。来た道を戻り今度は茶臼岳を目指す。すっかり明るくなり青空。今日も暑さの一日になりそうだった。茶臼小屋との分岐を過ぎたら山頂まではもう直ぐ。こちらも風が冷たくて寒いほどだった。茶臼岳山頂は6:35に到着。やはり無人。上河内岳も茶臼岳も山頂は携帯がよく入った。下界と連絡可能。山頂からは富士山、上河内岳、聖岳などが良く見えた。こちらもずっと止まると寒いので、適当なところで切り上げる。茶臼小屋には6:57に到着。ヘリが来るとのことだったがまだのようだった。びしょ濡れのテントを運ぶことになるかと思ったが、事情を話すとヘリが来るまでの間限定で、小屋の手すりのところにテントを干させてもらうことになった。感謝感謝。天気よく風もあったので、割とあっという間にテントは乾いた。生地が薄いので乾燥は楽だ。本当にありがたかった。8時前に全て撤収とパッキングをして、8時ちょうどに下山開始。小屋から歩き出して割とすぐに樹林帯に入る。日差しは遮られるがそれでも暑い。下山はもうただただ歩くだけ。展望も花もないので、下をよく見て転ばないように進む。登りの時と同様横窪沢小屋で給水。その後何度か休憩をしつつ下る。両膝の状態が良くなく、特に下山を心配しながらだったが、異常なく下れた。畑薙大吊橋を渡ればもう下界。気温が上り暑くてたまらない。シャツは汗でびっしょり。帰りの時間はトラックやダンプと何度かすれ違った。砂ほこりが舞う中歩く。暑い中歩いて11:51に駐車場到着。暑かったが無事乗り切った。後片付けをしたら白樺荘に寄って汗を流し、食事をしてから帰宅。
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