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Yamareco

記録ID: 8600997
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

豊後街道を歩く(久住宿〜神堤宿〜今市宿〜矢ノ原)

2025年08月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:08
距離
29.3km
登り
294m
下り
739m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:54
休憩
0:15
合計
8:09
距離 29.3km 登り 251m 下り 691m
6:10
35
竹田市久住総合運動公園
6:49
6:50
54
7:44
7:45
42
8:27
51
9:18
49
11:38
11:39
14
11:53
4
11:57
29
12:26
53
13:19
12
13:31
13:35
44
14:19
矢ノ原郵便局
天候 曇ときどき小雨
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
七瀬川公園と久住総合運動公園に駐車。
矢ノ原郵便局でリタイアしてタクシーで帰りました。
コース状況/
危険箇所等
久住周辺の豊後街道は一部原形を失っている。
豊後街道の企画全5回。
今回は久住宿から野津原宿までを予定しています。
2025年08月24日 06:15撮影 by  ILCE-9, SONY
4
8/24 6:15
豊後街道の企画全5回。
今回は久住宿から野津原宿までを予定しています。
運動公園の最奥から小薮を下り、豊後街道の切れ端に到着。
ここから先はしばらく歩いた道。
2025年08月24日 06:23撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:23
運動公園の最奥から小薮を下り、豊後街道の切れ端に到着。
ここから先はしばらく歩いた道。
来る季節を間違えるとこうなります。
朝露と蜘蛛の巣でドロドロになる。
2025年08月24日 06:28撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:28
来る季節を間違えるとこうなります。
朝露と蜘蛛の巣でドロドロになる。
定期的にある看板。
2025年08月24日 06:30撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:30
定期的にある看板。
今日の行程第二の鬼門。
全壊は倒竹にとても時間がとられた。
2025年08月24日 06:32撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:32
今日の行程第二の鬼門。
全壊は倒竹にとても時間がとられた。
何だか前よりひどくなっている気もする。
2025年08月24日 06:33撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:33
何だか前よりひどくなっている気もする。
10m程は地獄ですが、少しまともな道になります。
ただし下は完全にぬかるみ水が流れているのでローカットなら浸水不可避です。
2025年08月24日 06:36撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:36
10m程は地獄ですが、少しまともな道になります。
ただし下は完全にぬかるみ水が流れているのでローカットなら浸水不可避です。
去年踏んだ腐竹がまだのこっていたので比較的楽に通過できた。
2025年08月24日 06:43撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:43
去年踏んだ腐竹がまだのこっていたので比較的楽に通過できた。
再び薮に。
濡れていなければそこまで難易度は高くない。
2025年08月24日 06:43撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:43
再び薮に。
濡れていなければそこまで難易度は高くない。
境川到着。
昔の国境です。
2025年08月24日 06:51撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:51
境川到着。
昔の国境です。
立派な蜂の巣があった。
通行注意。
2025年08月24日 06:52撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 6:52
立派な蜂の巣があった。
通行注意。
ここから(おそらく)インターネット上で初踏破の区間へ。
立派な擁壁が残る。
2025年08月24日 06:53撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 6:53
ここから(おそらく)インターネット上で初踏破の区間へ。
立派な擁壁が残る。
しっかりと掘りきられ、足下には石が転がる。
おそらく石畳の跡と思われる。
2025年08月24日 06:54撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:54
しっかりと掘りきられ、足下には石が転がる。
おそらく石畳の跡と思われる。
本来の道はここをずっと直進。
今は産廃施設になり、迂回を余儀なくされます
2025年08月24日 06:56撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 6:56
本来の道はここをずっと直進。
今は産廃施設になり、迂回を余儀なくされます
南に迂回中。
2025年08月24日 06:58撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 6:58
南に迂回中。
ギボウシ。
2025年08月24日 07:02撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:02
ギボウシ。
周りはクヌギの植林でしょうか。
2025年08月24日 07:03撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:03
周りはクヌギの植林でしょうか。
予定の道に戻ろうと思ったら、薮5の地獄。
道は確かにあるけど、かなり不毛な戦いになりそうなのでまた迂回します。
2025年08月24日 07:04撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:04
予定の道に戻ろうと思ったら、薮5の地獄。
道は確かにあるけど、かなり不毛な戦いになりそうなのでまた迂回します。
なんとか道の痕跡を再び見つけ辿っていく。
2025年08月24日 07:23撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 7:23
なんとか道の痕跡を再び見つけ辿っていく。
この先も道の痕跡は確実にあるが、とげとげ地獄。
迂回する。
2025年08月24日 07:29撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:29
この先も道の痕跡は確実にあるが、とげとげ地獄。
迂回する。
ようやく脱出しました。
2025年08月24日 07:32撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:32
ようやく脱出しました。
小倉多目的集会所
2025年08月24日 07:34撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:34
小倉多目的集会所
この奥の薮の切れ間が本来の街道の入り口です。
2025年08月24日 07:34撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:34
この奥の薮の切れ間が本来の街道の入り口です。
再び標識発見。
2025年08月24日 07:37撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:37
再び標識発見。
このあたりからは県道412線に改修され、ほとんどが現役の車道となっています。
2025年08月24日 07:40撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:40
このあたりからは県道412線に改修され、ほとんどが現役の車道となっています。
くじゅうポケットパーク。
熊本県側から見ると「肥後街道」
2025年08月24日 07:47撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:47
くじゅうポケットパーク。
熊本県側から見ると「肥後街道」
大分県側から見ると「豊後街道」
歴史的には豊後国の人は、肥後国の殿様が通るから「肥後街道」、肥後国の人は豊後国を通って瀬戸内に抜けるから「豊後街道」と言っていたという。
今は大分県でも豊後街道呼びが多い気がする。
2025年08月24日 07:49撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:49
大分県側から見ると「豊後街道」
歴史的には豊後国の人は、肥後国の殿様が通るから「肥後街道」、肥後国の人は豊後国を通って瀬戸内に抜けるから「豊後街道」と言っていたという。
今は大分県でも豊後街道呼びが多い気がする。
ここの古道は、畜舎に消えました。
2025年08月24日 07:52撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 7:52
ここの古道は、畜舎に消えました。
所々にお地蔵様。
2025年08月24日 08:02撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:02
所々にお地蔵様。
部分的に旧道が残っている。
今は土木技術が発達したからだいぶ直線化している。
2025年08月24日 08:09撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:09
部分的に旧道が残っている。
今は土木技術が発達したからだいぶ直線化している。
古屋敷集落通過。
ここも歴史ある集落です。
2025年08月24日 08:19撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:19
古屋敷集落通過。
ここも歴史ある集落です。
ここはコンクリートに埋まっています。
2025年08月24日 08:22撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:22
ここはコンクリートに埋まっています。
上にも佇んでいる。
2025年08月24日 08:23撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:23
上にも佇んでいる。
四つ口峠。
2025年08月24日 08:31撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:31
四つ口峠。
ここにも祠。
よく街道脇で見守ってらっしゃる千手観音でした。
2025年08月24日 08:36撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:36
ここにも祠。
よく街道脇で見守ってらっしゃる千手観音でした。
林業の記念碑みたい。
2025年08月24日 08:55撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 8:55
林業の記念碑みたい。
ここから、神堤宿へ入ります。
2025年08月24日 09:15撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 9:15
ここから、神堤宿へ入ります。
昔の面影が少しだけ残っている。
ここもアスファルトの下に石畳が残っているのでしょうか。
2025年08月24日 09:17撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 9:17
昔の面影が少しだけ残っている。
ここもアスファルトの下に石畳が残っているのでしょうか。
案内板がありました。
2025年08月24日 09:20撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 9:20
案内板がありました。
出口にも立派な社。
昔話などにも出てくる、集落の入口と出口を見守る道祖神の役割なのでしょうね。
2025年08月24日 09:24撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 9:24
出口にも立派な社。
昔話などにも出てくる、集落の入口と出口を見守る道祖神の役割なのでしょうね。
昔は有名なそば屋だったそうです。
2025年08月24日 09:43撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 9:43
昔は有名なそば屋だったそうです。
このあたりから両足に不調が出てペースダウン。
2025年08月24日 09:51撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 9:51
このあたりから両足に不調が出てペースダウン。
炎天下の舗装道はかなり堪えます。
2025年08月24日 09:54撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 9:54
炎天下の舗装道はかなり堪えます。
これは・・・
毛を刈ったあとの羊?
2025年08月24日 10:05撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 10:05
これは・・・
毛を刈ったあとの羊?
やすらぎ交差点で、小休止。
2025年08月24日 10:18撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 10:18
やすらぎ交差点で、小休止。
ここにも。
2025年08月24日 10:22撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 10:22
ここにも。
ここの鶏飯がおいしいらしい。
2025年08月24日 10:27撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 10:27
ここの鶏飯がおいしいらしい。
いつも気になる骨董用品店。
2025年08月24日 10:46撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 10:46
いつも気になる骨董用品店。
遠くに烏帽子岳(冠山)が見えた。
2025年08月24日 10:50撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 10:50
遠くに烏帽子岳(冠山)が見えた。
ランハウスで大休止。
ソフトクリームを頂いた。
2025年08月24日 10:58撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 10:58
ランハウスで大休止。
ソフトクリームを頂いた。
七瀬川公園まで17kmか・・・
2025年08月24日 11:33撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 11:33
七瀬川公園まで17kmか・・・
ここが、今市宿入り口。
2025年08月24日 11:40撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 11:40
ここが、今市宿入り口。
丸山神社もお久しぶりです。
2025年08月24日 11:44撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 11:44
丸山神社もお久しぶりです。
今市の石畳。
豊後街道には何カ所か、完全保全された石畳が現存します。
2025年08月24日 11:45撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 11:45
今市の石畳。
豊後街道には何カ所か、完全保全された石畳が現存します。
堪水方向へ。
一瞬だけ不整地ですが、石畳は残っていない。
2025年08月24日 12:17撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 12:17
堪水方向へ。
一瞬だけ不整地ですが、石畳は残っていない。
ここから堪水集落へ。
2025年08月24日 12:21撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 12:21
ここから堪水集落へ。
この辺りの景色は変わっていなさそうです。
2025年08月24日 12:24撮影 by  ILCE-9, SONY
4
8/24 12:24
この辺りの景色は変わっていなさそうです。
三渠碑
2025年08月24日 12:29撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 12:29
三渠碑
ここが分岐点。
松尾 卓次氏による「豊後街道を行く」ではここから左の山を登り、ハゼ山を迂回して「坂口の石畳」へ続くとされている。
でも個人的な見解はここは直進、急峻な山肌をトラバースして、直接「坂口の石畳」に繋がっていたとと践んでいます。
2025年08月24日 12:32撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 12:32
ここが分岐点。
松尾 卓次氏による「豊後街道を行く」ではここから左の山を登り、ハゼ山を迂回して「坂口の石畳」へ続くとされている。
でも個人的な見解はここは直進、急峻な山肌をトラバースして、直接「坂口の石畳」に繋がっていたとと践んでいます。
こっちに看板が残っていました。
2025年08月24日 12:34撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 12:34
こっちに看板が残っていました。
霊山と障子岳。
だいぶ近くなったけど、雨が降り始めた。
2025年08月24日 12:40撮影 by  ILCE-9, SONY
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8/24 12:40
霊山と障子岳。
だいぶ近くなったけど、雨が降り始めた。
今日のメインディッシュ。上記の説をはっきりさせるための古道探し。
緑が私が推す「豊後街道候補」
青が松尾氏による「豊後街道」(正確には古地図に合わせて記載の道とはだいぶ異なったルート)
右上のM字になった部分は、明治36年の地図からその存在が記載されている。今は直進化されているが、その旧道跡が残されていると期待していました。
3
今日のメインディッシュ。上記の説をはっきりさせるための古道探し。
緑が私が推す「豊後街道候補」
青が松尾氏による「豊後街道」(正確には古地図に合わせて記載の道とはだいぶ異なったルート)
右上のM字になった部分は、明治36年の地図からその存在が記載されている。今は直進化されているが、その旧道跡が残されていると期待していました。
ここが件の入り口。
足は限界に近いけど、ここだけはどうしても訪れたかった。
2025年08月24日 13:03撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 13:03
ここが件の入り口。
足は限界に近いけど、ここだけはどうしても訪れたかった。
少し入ってみると、明らかに道がある。足下はガラガラでコンクリ舗装の痕跡が無い。
2025年08月24日 13:08撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 13:08
少し入ってみると、明らかに道がある。足下はガラガラでコンクリ舗装の痕跡が無い。
左側(山際)が一段高い、段々構造の道。
これはもしかして。
2025年08月24日 13:10撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 13:10
左側(山際)が一段高い、段々構造の道。
これはもしかして。
道はカーブして今に道の法面に向かう。
このまま直進で合流はできないでしょう。
2025年08月24日 13:12撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 13:12
道はカーブして今に道の法面に向かう。
このまま直進で合流はできないでしょう。
残骸を観察中。
石畳があると、浸食をうけにくく、石畳の場所が相対的に隆起していく。ビュートの形成に似ている。
となると、この一段高い道は、石畳の跡だったのではないかと推測しました。
2025年08月24日 13:13撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 13:13
残骸を観察中。
石畳があると、浸食をうけにくく、石畳の場所が相対的に隆起していく。ビュートの形成に似ている。
となると、この一段高い道は、石畳の跡だったのではないかと推測しました。
ここから予定通り坂口の石畳へ。
2025年08月24日 13:21撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 13:21
ここから予定通り坂口の石畳へ。
このコンクリ舗装の下にも石畳が隠れているそうです。
2025年08月24日 13:24撮影 by  ILCE-9, SONY
3
8/24 13:24
このコンクリ舗装の下にも石畳が隠れているそうです。
瀬戸のホレ地蔵。
足が限界なのでエスケープを決めて、タクシーに連絡。
50分待ち・・・
2025年08月24日 13:31撮影 by  XQ-CQ44, Sony
3
8/24 13:31
瀬戸のホレ地蔵。
足が限界なのでエスケープを決めて、タクシーに連絡。
50分待ち・・・
ちょっとでも次に繋げやすい場所で終えようと、矢ノ原まで移動することにしました。
2025年08月24日 13:37撮影 by  XQ-CQ44, Sony
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8/24 13:37
ちょっとでも次に繋げやすい場所で終えようと、矢ノ原まで移動することにしました。
大田の脇道。
2025年08月24日 13:41撮影 by  XQ-CQ44, Sony
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8/24 13:41
大田の脇道。
野津原宿まであと7km。
ただ、町上の石畳、伊塚の石畳、赤坂の石畳と難所?があるのでまた今度。
2025年08月24日 13:47撮影 by  XQ-CQ44, Sony
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8/24 13:47
野津原宿まであと7km。
ただ、町上の石畳、伊塚の石畳、赤坂の石畳と難所?があるのでまた今度。
矢の原集落へ。
2025年08月24日 14:06撮影 by  XQ-CQ44, Sony
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8/24 14:06
矢の原集落へ。
大乗妙典塔。
旧街道に多い建造物。
2025年08月24日 14:10撮影 by  XQ-CQ44, Sony
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8/24 14:10
大乗妙典塔。
旧街道に多い建造物。
この先に町上の石畳(廃道)。
無理すれば竹矢集落まで行けるけど、無理はしません。今日はここまで。
2025年08月24日 14:13撮影 by  XQ-CQ44, Sony
3
8/24 14:13
この先に町上の石畳(廃道)。
無理すれば竹矢集落まで行けるけど、無理はしません。今日はここまで。
矢ノ原郵便局でタクシーを待つ。
七瀬川公園まで3000円くらいでした。
2025年08月24日 14:17撮影 by  XQ-CQ44, Sony
4
8/24 14:17
矢ノ原郵便局でタクシーを待つ。
七瀬川公園まで3000円くらいでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも 針金 テーピングテープ 細引(設営用) ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ マグライト 予備電池 ポータブル充電機 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ストック ビーコン サバイバルシート ツェルト ペグ8本

感想

豊後街道(肥後街道)を歩く Part1

 今回は以前から道の同定を進めていた豊後街道を繋げる企画の第一弾。豊後街道は熊本城から鶴崎港までの約140kmを4泊5日で横断する、江戸時代に使われた往還道で、当時は石畳で舗装された高速道路のような役割でした。至る所に宿場町が整備されており、その大部分は現在の県道や国道に転用されるほど洗練された起伏を殺したルートでした。今回は久住宿から野津原宿までの約40kmの踏破が目的。

 とはいっても半分は既に歩いたり、調査済みの区間です。この区間で難所となるのは、運動公園から小倉集落まで、町上の石畳の区間。(あと状態によっては伊塚、赤坂)
 上の難所のうち、運動公園から小倉集落までは写真を参考にしてください。少なくともこの時期の通行はおすすめできません。また一部、工場敷地や伐採でとげとげ区間があるので、迂回必須で忠実には歩けない。どうしてもと言うこだわりがなければ、この区間だけ迂回するのが賢明です。

 今回の区間は踏破だけでなく、古道の同定ももう一つの目的。堪水から坂口の石畳の区間は、どんなコースをとっていたか諸説が分かれています。豊後街道について出有名な書籍に「豊後街道を行く」がありますが、この本に寄れば、堪水から田ノ口へ、ハゼ山を通って坂口の石畳に続く道が紹介され、「七瀬川で急峻なので当時は道が通せずに遠回りの道となった」と書かれています。確かによくある話なので「なるほど」とも思いましたが、この程度の傾斜なら街道が引かれた例はいくらでもありますし、いかに早く往復するかを求めていた当時の人たちにこんな大回りを強いるか・・・と言う疑問もありました。
 明治36年の地図を見てみると、すでに七瀬川沿いの今の412線の位置に片破線の道の記載があります。この破線の道は野津原宿から久住宿まで現在の廃道区間も含めて、ずっと続いており、これが豊後街道であったと推察できる。この明治36年(1903年)は自動車と言ったら「山羽式蒸気バス」の時代で、とてもではないが山道など走れない性能だったことも考えると、この道は完全なる徒歩道、二重線であることからそれなりの人が同時に歩ける高規格な道だったと推認される。一方、ハゼ山を回るルートはハゼ山から田ノ口の区間は谷を詰める構造であるのに加え単破線の道なので地元の人が使う生活道だったようだ。
 私の仮説が正しいとなると、現在は廃道となっている巻き道にヒントが眠っている可能性が高い。この現在の412号線は直線単純化された現在とは異なり、うまく尾根を巻いていく曲がりくねったトラバースの道であったことは古い航空写真からも明らかだが、旧道跡は拡幅されたアスファルトに飲まれるか、法面工事でほとんどが消えてしまっている。この道は航空写真を見るところ1960年までは車両通行が困難な徒歩道として活用されていたようである。しかしながら車社会になるにつれ、拡幅困難な七瀬川沿いの現412号線ではなく、他の安定した道に置き換えられ、1970年代になると、ハゼ山をまわる道が軽車道に格上げされた代わりに、地図上からも完全に消滅していた期間が存在する。(このあたりは資料が無いので推察になるのですが、地形から見て地滑りを起こして寸断された結果、廃道となったような気がします。)その後、1981年には復活して今の412号線「久住高原野津原線」となるが、この際に大規模な土木工事が行われ、道路の近代化と直線化がされ立派な車道となった。

 その中で今回見つけた坂上の石畳前にあるM字の区間(明治36年の久住5万分の1の地図をお持ちの方はご覧ください)。この区間は地図上で車道として使われた痕跡が無く、近代化改修時に本道から切り離されたため手つかずの状態で残っている可能性があると踏んでいました。今回その区間を調べてみると、道幅2m程度のしっかり作り込まれた道ですが、車が通るには狭すぎ、コンクリやアスファルトの痕跡が一切無いため想像通り、車道としては使われていなかったようです。さらに山際には一段高くなった段差のある道で、おそらく高くなった部分が石畳で舗装されていたと思われます。しかし、肝心の石畳の石は見つからず、完全に断定はできない状態でした。ちなみにこの古道は現在の412号線の法面に突き刺さって途絶しており、完全にはたどれず引き返すしかなかったです。

 その後、坂上の石畳を通り、残念ながら矢ノ原でギブアップしました。でも今回はたくさん収穫もあり、定説を揺さぶることもできたのでよしです。次回は矢ノ原から鶴崎までの26km程度。ただし、暑い時期はこりごりなのでもう少し涼しくなってからリベンジです。

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コメント

暑い中、長距離をお疲れさまでした。
いつも通る道なので、フムフムと思いながら写真を拝見しました。
残念ながら、手元の明治36年の5万分の1の地形図は、昭和58年に修正されていました。なので明治の日本交通分縣地図大分縣を確認しました。堪水から分岐した道は、一つは今畑へもう一つは竹矢へとつながっていたので、青線は?の気がします。縮尺が小さいので何とも言えませんが💦
2025/8/26 18:44
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ゆみちゃんさん
久しぶりのそれなりの距離だったので、だいぶダメージが大きかったです。
豊後街道をインターネットで調べても、遠回りの道(青線のもの)を歩いている人が多かったので、下調べに時間がかかってしまいました。他の地図を見ても、辻原ー竹矢ー上詰(堪水)ー今市の道と、鬼瀬ー筒口ー太田ー上詰ー今市の道は別に書かれているので、青の道はバイパス的な農道だったのではと思います。
豊後街道は鶴崎付近は区画整理でほとんど残っていません。それでもある程度は忠実に辿ろうと思います。
2025/8/29 8:01
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