五竜岳2814m

コースタイム
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
五竜小屋3:30ー五竜岳4:15〜5:45ー五竜小屋6:30ー西遠見8:00ー大遠見山8:30ー中遠見10:00ー小遠見山10:45〜白馬五竜植物園14:00ーゴンドラ駅P14:30
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
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写真
感想
2024年8月9日金
当初 五竜岳〜鹿島槍〜爺ヶ岳縦走の予定で
あったが 以前から気になっていた 右膝が痛みだし 縦走を断念したのだった。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ 憧れの遠見尾根に発つ 劔の早月尾根、唐松の八方尾根に続き 此の遠見尾根も 是非 歩きたい 憧れの尾根であった
それにしても ゴンドラの有る 白馬五竜の周りは 一面 花畑だ オミナエシ、ヤナギラン、ギボウシ、マツムシソウ、ツリガネニンジン、キスゲ、カライトソウ等など 枚挙にいとまがない程有る 此れだけ見事だと 登山者よりも 花目当ての観光客の方が 多いのも 頷ける。
さて出発は リフト終点 地蔵の頭からだ 此処には 石積のケルンが在る 周りのガスが無ければ 向こうの八方尾根越しに 白馬三山の大パノラマが展開される筈だが 生憎の有り様である 道は 緩やかな登りで ホツツジや樺の木等の灌木が茂り 道脇には 濃青のチシマギキョウ、ピンクのジャコウソウ等が 目を楽しませてくれる 程なくして 小遠見山2007mだ 小高く 鹿島槍等が 見える筈である そして 観光客用のハイキングコースも 此処で折り返すみたいだ 中遠見山2037m、 大遠見山2106mと 徐々に 高度を上げ 途中 大小の池塘の中に オタマジャクシ発見を 喜びながら 又ガスの切れ目を 追いながらの 登りは 未だまだ続く 西遠見山2268mを過ぎると 本格的な急登が始まる 白岳2541m迄 一気に300m近く 駆け上がるのだ 此処迄くれば 後は直下の小屋迄 眼と鼻の先である
小屋は 登山者で 大賑わいだ 未だ陽も高いので 山頂を目指すことにする 仰ぎ見る程 ダイナミックな 五竜の威厳さに 少し恐怖すら憶えたが 然し 此処迄来れた 達成感に浸りながらも 更に一歩を踏み出す 小一時間 上部半分は 岩登りだ そして 感激の 五竜岳山頂2814m 時間は15時30分 実に8時間30分の 此の歳にはきつい 長旅であった 大きな万感の想いに浸りながらも 徐々に 視界も開け しっかり夕日も 見送る事が出来たのだった。
2024年8月10日(土)
日の出は どうしても 山頂で迎えたい 其れは 山家なら 誰しも同じだろう 小屋から 山頂迄は 一時間小 皆ヘッドライトで 黙々と登る 漆黒の闇でも 安曇野平野の雲海は 分る 其の 雲間から 眼下の松本市の灯りが浮かび上がって居る 軈(やが)て 山々の地平線が 濃紺色に染まって来る そして 徐々に徐々に 朱の色が 扇状に広まり 日之出の道を整える 軈て 金色の光が射し込む 皆、荘厳と敬虔の暁光に無言と歓喜の儀式を受ける 後方の 鹿島槍も 立山剱も 其の威厳のある岩嶮さを 顕(あらわ)にして来た 遥か遠くに槍も見え 見渡せば 唐松、杓子、白馬と 北の頭の峰々が 己の個性を突き立てて居た 此の厳粛な 儀式にも似た日の出を 胸に込め 発ち難い 五竜の頭(かしら)を後にしたのだった。
此の 遠見尾根は 期待どうりの 魅力ある尾根だ 終始 鹿島槍の突峰を仰げ 五竜の南岩稜を拝める 灌木帯には 微笑ましい 池塘迄有り 其処には 小さなオタマジャクシ達が陽射しにたむろして居た 又 道々には 高山の花々が 彩りを添えてくれ 終始眼を潤ませてくれる チシマギキョウ、ジャコウソウ、アズマギク、等などクルマユリこそ無いものの 朱や黄色やピンク等など 枚挙にいとまがない程である そうこうして下界の街々をも 見下ろしながら 揺れるゴンドラに 身を任せたのだった。
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