雄阿寒岳[車]

2025年09月08日(月) [日帰り]

• GPS: 06:59
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,127m
• 下り: 1,123m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:12
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:58

距離 13.5km 登り 1,127m 下り 1,123m

6:58 滝口登山口駐車場
7:38 一合目
8:01 二合目
8:31 三合目
8:59 四合目
9:39 9:41 五合目
9:54 六合目
10:03 七合目
10:18 八合目
10:27 九合目
10:34 11:15 雄阿寒岳
11:21 九合目
11:29 八合目
11:34 七合目
11:41 六合目
11:53 五合目
12:15 四合目
12:36 三合目
13:03 二合目
13:20 一合目
13:31 13:34 次郎湖
13:55 滝口登山口駐車場
13:56 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅摩周温泉にて車中泊
　街頭が明るい(おかげであまり虫寄ってこないが)

阿寒湖温泉街にも公に車中泊できる駐車場あり
　鶴雅ホテルの近くに￥500
　公衆トイレ並みのトイレが付属

コース状況／危険箇所等

時折急登あり
上の方は草木がだいぶ繁っている

その他周辺情報

[阿寒湖温泉]
温泉民宿山口：ここだけ泉質が違う(鉄味あるが)
バスセンター：阿寒湖温泉のアルカリ単純泉
セイコーマートなどあり

[摩周温泉]約40km
ビラオの湯・泉の湯など：ぬるぬるキシすべ温泉(無味のちやや苦)
道の駅摩周温泉、フクハラ、Aコープなど

写真

9/8 6:33

道の駅摩周温泉から朝のドライブ。思いがけず快晴、クッキリ見える雄阿寒に気分上々…あげぽよ？　どっちも古いか…。

9/8 6:59

駐車場には5，6台ほどいけそうです。

9/8 7:00

オンボロ桟橋。なお湖畔ルートはこちらではないのでどのみち問題なし。

9/8 7:00

阿寒湖も端っこは水深が浅い。エメラルドグリーンですが富栄養化の影響かそこまで綺麗とは…。

9/8 7:01

こんなにマリモ連呼されるとなんだかちょっとわらけてきちゃう。

9/8 7:10

え…なにこの「お前はもう死んでいる」的な不吉なランドマークは…。

9/8 7:12

太郎湖に流れ込む水面がキラキラ光って、まるで妖精の遊び場ですね。

9/8 7:24

ピンテ乱舞！

9/8 7:28

たまにある急登は結構エグい。

9/8 7:30

イェーイ999999人目でーす見てるぅー？とピースした後に気付いたんですがこれ…プリントじゃん！

9/8 7:38

一合目まで30分、やっぱり結構距離ありますね。とはいえ他の山でもそんなもんじゃ…？って気はします。

9/8 7:40

5kmなら近い近い（篠井山思い出しながら）

9/8 7:42

八ヶ岳チックな苔の森。ここ3連続で水の山ですもんね。

9/8 7:49

ちょっと倒木ひどすぎると違う…？　上の方に軽い迂回路ぽいのはありましたが…。

9/8 7:58

乗り越える直前が崩れてるのでヌルッといかないよう注意。でも倒木はこのあたりで鳴りをひそめます。

9/8 8:00

たまに阿寒湖が見えます。それにしても天気が良い…。

9/8 8:12

3000mまでは500mごとにカウントがあります、がそれ以降はなくなる…何故？

9/8 8:30

三合目です。遅くも早くもないタイムだと下の方は一合30分くらいかな。

9/8 8:32

こういう小さな森、いいですよね。

9/8 8:35

そろそろ山頂に向けて登り始めます。そしてこのあたりで熊鈴を落としたことに気付きホイッスル＆口笛作戦へ。口笛レーザーとかちょっとやってみたい。

9/8 8:58

「半分以上クリアしました。ここから五合目までがガマン所」と書かれててヒェーって思いますが、そもそもこの山自体が結構コンパクトなので…。暑かったらもっとキツいだろうな。

9/8 9:20

本当は雌阿寒岳もスキー場の方から登りたかったんですよね。降りてからどうにもできないので諦めましたが。野中温泉復活したら送迎かなにかできないかなぁ…。

9/8 9:35

土が露出している場所は足の踏ん張りが効かずちょっと登りにくいです。

9/8 9:38

なんだかちょっと歩きにくくなってきた…。

9/8 9:39

噂の五合目です。ここから先は短いそうですが…？

9/8 9:43

ところがガスがあがってきました…。

9/8 10:03

同じくらいの高さをガスが駆け抜けていきます。風も結構あるので期待は持てそうですが…。

9/8 10:06

五合目から先、結構低木や草が煩くなります。行きはそこまでスピードが出せませんね。

9/8 10:06

あぁ〜真っ白〜。（登っているとすぐ左側に見える1355峰、登山道なし）

9/8 10:09

ふと姿を見せる雌阿寒岳。もうこの旅もあと1日かぁ…と思うと胸にこみあげるものがありますね。

9/8 10:10

細かいアップダウンとガサガサいうハイマツでなかなか進めない…。風強すぎてお亡くなり…

9/8 10:11

こういうのも悪くないかも。阿寒湖畔の町が綺麗ですね。

9/8 10:18

八合目にして雄阿寒岳気象観測所跡。S19.10〜S21.10に稼働とか…短すぎるというか何故こんな場所にというか…。どちらかというと火山定点観測なのかな。

9/8 10:19

ようやく山頂が見えてきました。風が寒い。晴れるかな？

9/8 10:22

もはや道が見えなくなってきた…。こんなでも割とメジャーな山なんですよね。

9/8 10:23

絶妙にキモい鱗雲。いい感じになってきました。

9/8 10:24

もうちょっとの上り下りが2〜3回続きます。でも今度こそ最後！

9/8 10:26

眼下には阿寒縦貫道（40km）。実はこれで3回通ってるんですよね…。更にあと1往復しないと……。

9/8 10:32

鱗の中に太陽。秋のような気温で過ごしやす…いや寒いかな…。

9/8 10:35

ようやく山頂。ちゃんと外国を理解して来てるいい外人さんでした。

9/8 10:41

パンケトー（下の湖）。ペンケトーとセットなんですよね。ここから阿寒湖に水が注ぎこんでます。またその元を辿ればペンケトー（上の湖）

9/8 10:41

火口も活動を終え、緑が繁茂するように。なんだか感慨深いですなぁ。

9/8 10:46

んん…？雌阿寒岳の右がなんだか大雪山っぽい気がするぞ…？　でもこんなに近いか…？

9/8 11:05

そして雌阿寒の左であるこっちは日高…いや、まさかなぁ…。

9/8 11:13

摩周岳がもうこんなにも遠くに。ただ直線距離は35km程度だそうなので、トムラウシとの100km以上よりは全然近いわけです。

9/8 11:21

お釜アップ。真ん中に見えるのも土です。もはや火口だなんてわかりませんね。

9/8 11:27

1355m峰の方にも道があるように見える。クマさんのおうちなのかなぁ。

9/8 11:56

降りるときはやはり地面が露出したあたりが滑るので厄介。

9/8 12:25

お、山頂まで3000m地点の標識。ここから三合目の間に熊鈴落としたんだよなぁ…。

9/8 12:31

あったぁーー！！！　かけてくださった方ありがとうございました！！！！！

9/8 13:03

北海道なのに下はまるで南国の様相。

9/8 13:20

ようやく一合目まで戻ってこれました。

9/8 13:32

ちょっくら時間があるので次郎湖に寄り道。分岐から1，2分もかかりません。

9/8 13:32

わァ…。澄んでいるというわけではないですが、キレイで壮観です。これを独り占めと考えると寄る価値はありますよ。

9/8 13:41

お次は太郎湖です。こちらも登山道よりすぐ。

9/8 13:42

綺麗なんですがなんだか油の膜のようなものが…。

9/8 13:43

で、どこから登山道に戻るんだったかわからなくなりました。適当にいけばなんとかなります。

9/8 13:45

太郎湖を上から。このあたり、どこも倒木が中に沈んでいる様が見えるんですよね。

9/8 13:47

やはり湖に流れ込むあたりがとてもいい感じです。画像だとわかりづらいんですが、是非現地で味わってほしい。

9/8 13:51

ようやく阿寒湖まで戻ってきました。対岸まで泳ぐ…のは無理なんで、迂回して歩きます。

9/8 14:55

下山後、わざわざ摩周温泉のために40km走って弟子屈市街へ。摩周アイスとくりーむ童話で迷い、縁のあるくりーむ童話に。

9/8 17:25

光り輝くツルハドラッグ、ではなく美羅尾山。温泉はビラオの湯に入りましたが、ヌルキシ系で非常に良いです。

9/8 18:16

弟子屈ラーメンを食べましたが物足りないので「いぶき」さんへ。個人店のため営業時間が曖昧ですが、味の方は変わったスープ（実は豚骨らしい）でとても美味しかったです。評価は高いですが情報が少ないので人が少ない穴場です。

9/8 18:27

なお十八歳未満お断りの珍しいラーメン屋（バーだった名残）

9/8 18:36

最終日の雌阿寒岳、オンネトー野営場に向け夜道を走ります。野生動物と右カーブが怖い…。

トリカブトはやっぱり豊富です。

こちらにもイワギキョウ。チシマは雄蕊に毛が生えていると教えてもらいました。

きのこの時間です。

ドクツルタケならオレには理解！！！！

食べたら1ミスになりそうなキノコ。

原木みたいになってますね。

撮影機器：

SC-51B samsung

OM-5 OM Digital Solutions

感想

Barklay

気温　19.6〜17.0〜26.1℃(最後の怪しい)
湿度　80〜45%
風　快風〜中風〜微風
消費水量　1400ml

　北海道もついに終盤の5日目は雄阿寒岳。何故か前日阿寒湖温泉に泊まり摩周まで出て、摩周で車中泊のち雄阿寒岳にトンボ帰り(更にまたもう一往復)とかいう意味不明さ、これぞ無計画の賜物ですね。何故雄阿寒岳を先にしたのかは百名山的へのアンチテーゼ的なものでしょうかね、自分でもよくわかりません。でも正解でした。
　摩周(弟子屈)市街？地より40kmほど峠を走ると雄阿寒岳登山口で、到着は6:45。本日はそんなに長くならないと踏んでの余裕こいた出発です。まずしばらく屈斜路湖、太郎湖、次郎湖と近くを通るため標高は稼げません。もちろん一合目はまだ遥か先。帰りに次郎湖も寄りましたが、いずれも透明ではないんですが綺麗なエメラルドグリーンです。ただ流出があまりなさそうなのでよく見ると富栄養化でドロっとしてて飲みたくはないですね。太郎湖へ流入する場所はすごくキレイなんですが…。
　五合目まで長いとの噂通りでしたが、こんなもんかなといった気はします。ただヤマレコらくルートだと往復10km程度ですが、一合目あたりで5km表示が出てくるのでもっと距離があります。そして三合目過ぎたあたりでまさかの熊鈴紛失。前回北アに続いて、しかも紐から外れるはずのない付け方で…と思ったらリュックの紐が解けてました。まぁどうせピストンだし帰りに見つかるかなと思ってましたが、親切な方が枝につけて下さり助かりました。それまでは頼りないホイッスル&口笛頼りです。よりによってヒグマ度いちばん高い雄阿寒岳で無くすとは…。
　時たま急登はありましたが、登山道としては比較的歩きやすいものです。どちらかというと稜線に出た後が草木が引っ掛かって進みづらかった。そのため、五合目からはすぐとの話でしたがそれほど近いとは感じられませんでした。逆に帰りはあっという間でしたが…。稜線上も最初は曇ってましたが、登頂時には最高のピーカン具合。摩周岳より完璧でした。山頂では外国人がおり、またか…と思いきや、話をよく聞いてみるとだいぶマニアックな方でした。日本語も「少ししか話せない」と完璧(英語の言い方だと「少し話せる」となるし、量の表現はなかなか難解なので)。行ったことない斜里岳に関しても"新道""旧道"を理解してるし、川湯温泉も入ったということなし。これが海外旅行者のあるべき姿だと思うんですよね…。
　だいぶ話が逸れました。あまりの眺めの良さに計画以上に滞在してしまいました。知床は相変わらず曇っていたものの、雌阿寒岳の右横になんと大雪山系と思わしき山脈が。もう感動&興奮ものです。しかも前ニ山と違い独り占め。思う存分滞在した後下山開始、相変わらず引っ掛かる藪を越え、旧観測所(S19-S21のたった2年間！)あたりから長い長い長い下りに入ります。下りだともう湖のあたりも長い…。ただ昨日ほど暑くもなかったので、最後まで体調よく下れました。ちなみに駐車場のスペースは5〜6台ほどといった感じでした。なお、最後まで九合目だけ見つかりませんでした…。
　翌日は天気イマイチっぽいですが(ところが…)、いちばんいい予報のはずの6日を上回る素晴らしさでした。少し長い部分もありましたが、閑静な湖、植生が復活しつつある火山と独特の良さがあり気に入りました。峠から見る姿もなかなかに格好いいんです。まぁこの弟子屈〜阿寒湖温泉間の峠も40km長いんですが…。この日も下山は早いながら、なかなかのドタバタ具合で真っ暗な中弟子屈市街→雌阿寒岳オンネトー野営場に20:00到着でした。いよいよ次が最終日です。