ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8684969
全員に公開
沢登り
中国山地西部

天上山 三谷川 龍頭峡 奥の滝の奥を探る

2025年09月15日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:03
距離
9.7km
登り
880m
下り
895m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
0:18
合計
6:03
距離 9.7km 登り 1,036m 下り 1,050m
9:51
20
森林館
10:30
10:31
14
10:45
10:46
28
11:14
11:15
16
12:32
12:37
8
右俣・左俣中間尾根
12:45
12:55
118
三谷川右俣
14:53
61
林道正木・井仁線
15:54
森林館
天候 晴れのちくもり
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯来温泉から県道41号に入り、猪俣峠を越えて筒賀に出て、国道186号を北進し、龍頭峡入口を東に入って、森林館の駐車場に駐車。
コース状況/
危険箇所等
龍頭峡から天上山への一般道は、がけ沿いの急登で、ハシゴもある。林道正木井仁線から小小崎線は幅広の舗装路である。
その他周辺情報 湯来温泉。
レストハウスの前の道路脇にある霊泉(ラドン泉)をボトルに詰めていく。三谷川右岸の追森(さこもり)の滝。水流は無く、滝とは広島地方で懸崖を指すタキであろう。
2025年09月15日 09:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 9:56
レストハウスの前の道路脇にある霊泉(ラドン泉)をボトルに詰めていく。三谷川右岸の追森(さこもり)の滝。水流は無く、滝とは広島地方で懸崖を指すタキであろう。
整備された遊歩道を歩き、ナメラ滝を巻いて登って行く。
2025年09月15日 10:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
9/15 10:15
整備された遊歩道を歩き、ナメラ滝を巻いて登って行く。
さらに遊歩道を進むと、三谷川左俣にかかる「二段滝」40mが現れる。立派な滝で、今日は水量も多く、落ち口からは陽がさして神々しい。まわりは断崖絶壁に囲まれている。
2025年09月15日 10:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
9/15 10:21
さらに遊歩道を進むと、三谷川左俣にかかる「二段滝」40mが現れる。立派な滝で、今日は水量も多く、落ち口からは陽がさして神々しい。まわりは断崖絶壁に囲まれている。
遊歩道の最後は、三谷川右俣の「奥の滝」20m。滝の前は、落石が危険ということで通行止めになっていた。
2025年09月15日 10:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 10:26
遊歩道の最後は、三谷川右俣の「奥の滝」20m。滝の前は、落石が危険ということで通行止めになっていた。
滝の左(右岸)は急斜面ながら、灌木があり、高巻きができそうに見えたが、観光地なのでやめておく。
2025年09月15日 10:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 10:29
滝の左(右岸)は急斜面ながら、灌木があり、高巻きができそうに見えたが、観光地なのでやめておく。
天上山登山口から登山道を15分ほど登ると、右下に谷に降りる道があったので、探ってみた。
2025年09月15日 11:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/15 11:01
天上山登山口から登山道を15分ほど登ると、右下に谷に降りる道があったので、探ってみた。
昔の遊歩道の残骸で、歩けるようなものではないが、二段滝の下まで続いていた。登山口に戻って登り直しだ。
2025年09月15日 11:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/15 11:15
昔の遊歩道の残骸で、歩けるようなものではないが、二段滝の下まで続いていた。登山口に戻って登り直しだ。
登山道が三谷川左俣沿いに降りてくると、ナメ滝などの小滝群を見ることができる。
2025年09月15日 11:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 11:57
登山道が三谷川左俣沿いに降りてくると、ナメ滝などの小滝群を見ることができる。
登山道が東に曲がって登っていく場所から、登山道を捨てて、枝谷を横断し、左俣と右俣の中間尾根を登った。植林作業道の跡があった。途中で見つけた変わったキノコ?
2025年09月15日 12:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 12:14
登山道が東に曲がって登っていく場所から、登山道を捨てて、枝谷を横断し、左俣と右俣の中間尾根を登った。植林作業道の跡があった。途中で見つけた変わったキノコ?
急登を登って大汗をかき、中間尾根について、一休みだ。ここから、右俣に下降する。かなり急斜面だが、木につかまりながら降りることができた。
2025年09月15日 12:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/15 12:32
急登を登って大汗をかき、中間尾根について、一休みだ。ここから、右俣に下降する。かなり急斜面だが、木につかまりながら降りることができた。
降りてきたところは、右俣左沢の2条1mの滝の上だった。
2025年09月15日 12:53撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 12:53
降りてきたところは、右俣左沢の2条1mの滝の上だった。
左沢の上には三段5mの滝があった。本流にくだり、
2025年09月15日 12:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 12:55
左沢の上には三段5mの滝があった。本流にくだり、
さて、下流を見ると、両岸は側壁の高い険しいゴルジュだ。この下はどうなっている?
2025年09月15日 13:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 13:04
さて、下流を見ると、両岸は側壁の高い険しいゴルジュだ。この下はどうなっている?
まず、4mほどの斜滝を懸垂で降りた。ロープは登り返しのために残した。
2025年09月15日 13:13撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
9/15 13:13
まず、4mほどの斜滝を懸垂で降りた。ロープは登り返しのために残した。
その下流では、ゴルジュに水流が消えてゆく。ぽっかりと大きな空間が開いて、大滝があるようだ。
2025年09月15日 13:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
9/15 13:14
その下流では、ゴルジュに水流が消えてゆく。ぽっかりと大きな空間が開いて、大滝があるようだ。
つるつるの花崗岩を穿った、8mほどの立った滝だった。これを懸垂で降りたら、登り返すのは困難そうだ。谷が曲がった先に何があるのか知りたいが、安全を取って、残念ながら、ここで引き返すことにした。
2025年09月15日 13:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
9/15 13:16
つるつるの花崗岩を穿った、8mほどの立った滝だった。これを懸垂で降りたら、登り返すのは困難そうだ。谷が曲がった先に何があるのか知りたいが、安全を取って、残念ながら、ここで引き返すことにした。
上流へ進むと、地形図にある大きな堰堤が立ちふさがる。右岸を手前から巻こうと試みたが難しく、戻って藪を抜け、堰堤の傍まで行った見たら、右側にコンクリの階段があった。
2025年09月15日 13:27撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/15 13:27
上流へ進むと、地形図にある大きな堰堤が立ちふさがる。右岸を手前から巻こうと試みたが難しく、戻って藪を抜け、堰堤の傍まで行った見たら、右側にコンクリの階段があった。
堰堤から上は、荒れて苔むしたゴーロが続く。
2025年09月15日 13:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 13:45
堰堤から上は、荒れて苔むしたゴーロが続く。
2mほどの小滝。
2025年09月15日 14:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 14:01
2mほどの小滝。
上流部は傾斜が緩いので、恐れていた倒木だが、少なかった。
2025年09月15日 14:03撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 14:03
上流部は傾斜が緩いので、恐れていた倒木だが、少なかった。
右岸枝谷の10m滝。
2025年09月15日 14:09撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 14:09
右岸枝谷の10m滝。
小さなゴルジュになった。荒れていて、滝はなく、困難はない。
2025年09月15日 14:13撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 14:13
小さなゴルジュになった。荒れていて、滝はなく、困難はない。
流れが細くなってきた。
2025年09月15日 14:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/15 14:17
流れが細くなってきた。
2段2mの下段は右のバンドから。上段は直登した。
2025年09月15日 14:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
3
9/15 14:19
2段2mの下段は右のバンドから。上段は直登した。
多段の小滝群を登る。深さは、せいぜい膝まで。
2025年09月15日 14:22撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 14:22
多段の小滝群を登る。深さは、せいぜい膝まで。
久々にきれいめのナメ滝が続く。源流は藪沢になってきたので、右岸の斜面を少し登って、林道正木・井仁線に出た。林道を西に進み、林道小小崎線を下った。
2025年09月15日 14:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 14:33
久々にきれいめのナメ滝が続く。源流は藪沢になってきたので、右岸の斜面を少し登って、林道正木・井仁線に出た。林道を西に進み、林道小小崎線を下った。
林道歩きは長かった。林道小小崎線の終わり近く、林道わきの三谷川左支渓(正木川)にかかる3m滝を見る。
2025年09月15日 15:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
9/15 15:46
林道歩きは長かった。林道小小崎線の終わり近く、林道わきの三谷川左支渓(正木川)にかかる3m滝を見る。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 ハーネス 渓流シューズ 防虫スプレー 防虫ネット

感想

三谷(みたに)川上流の龍頭峡は、ヒノキの自然林から広島県の自然環境保全区域に指定されていて、安芸太田町の交流の森があり、二段滝40mと奥の滝20mには遊歩道が整備されている。古くは、広島藩のお抱え絵師岡眠山が訪れ、「都志見往来日記・同諸勝図」*に下龍頭滝、上龍頭滝として絵に残している。天上山への登山道は、三谷川左俣の二段滝を巻いて、崖の急斜面を登っている。かなり登ったところで、登山道は左俣の源流に降りてゆき、小滝群を見ることができる。一方、右俣の奥の滝の上流は、地形図では険しそうなゴルジュ帯となっているが、詳しい情報は未見である。天上山登山道を途中まで登り、左俣が急角度に東に曲がるところから、登山道を捨て、左俣と右俣の中間尾根にのぼって、右俣にくだってみた。降りたところは右俣左沢で、すこし小滝をクライムダウンしていくと、右俣本流に出た。本流の下流部は、側壁の高い険しいゴルジュとなっており、すぐ下の4mほどの滝は、懸垂で降りれたが、さらに下流部には、ゴルジュの中に花崗岩を穿った8mほどのツルツルの大滝が落ちていた。これを降りると、登り返すことは困難と思われ、安全を取って引き返した。残念ながら、8m滝の下流、谷が左に曲がった先は未知のままに残されてしまった。右俣本流は地図にもある大きな堰堤を右の階段から越えると、ゴーロの荒れた谷となり、小滝はいくつかあったが、遡行価値は低かった。源頭付近から、林道正木・井仁線にあがり、林道小小崎線をくだったが、林道歩きは長かった。計画では、林道小小崎線の下を流れる三谷川左支渓(正木川)を下る予定だったが、時間切れで図上の空論になった。
*https://www.library.city.hiroshima.jp/hiroshima/webgallery/tsushimi.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:43人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら