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Yamareco

記録ID: 8702042
全員に公開
ハイキング
関東

下高塚山ー上高塚山、奥久慈

2025年09月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:56
距離
9.4km
登り
486m
下り
483m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:45
休憩
0:11
合計
3:56
距離 9.4km 登り 486m 下り 483m
6:35
14
6:49
60
7:49
7:57
19
8:16
116
10:12
10:15
16
10:31
天候 くもりのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
下小川駅の駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
ぶゆがまだ結構出ています。またくもの巣が発達しています。防虫ネットなどで顔をガードすると快適です。その他肌の露出を避け、虫除けを十分に施します。

里山にありがちな、けものみちや、林業用の作業道路などの紛れがあるので、スマホの地図アプリなどで現在位置を確認しながら進みます。特に上下高塚山の山頂への取り付き、山頂から登山道への下りは紛らわしいです。
今日は写真の中央に見える稜線(バリエーションルート)をやったときに気になった薄暗い林道を詰めていくことにした。盛金富士の登山口前を通りながら、その下高塚山へ続く前衛峰の峰峰を見て興奮した。
2025年09月20日 06:39撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 6:39
今日は写真の中央に見える稜線(バリエーションルート)をやったときに気になった薄暗い林道を詰めていくことにした。盛金富士の登山口前を通りながら、その下高塚山へ続く前衛峰の峰峰を見て興奮した。
下小川橋を渡るとこのような交差点にぶつかる。左右の道はいずれも最終的に国道118号に出る。今日は直進。以前バリエーションルートをやったときは、左の急斜面に取り付いて、稜線を目指した。
2025年09月20日 06:49撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 6:49
下小川橋を渡るとこのような交差点にぶつかる。左右の道はいずれも最終的に国道118号に出る。今日は直進。以前バリエーションルートをやったときは、左の急斜面に取り付いて、稜線を目指した。
両側が切り立った崖の間に作られた道を進むのは冥界へ進む心地がする。ただし、この道は集落へ続くので決してまがまがしいものではない。途中打ち捨てられた採石場があり、登はん意欲をそそる崖があった。
2025年09月20日 07:03撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:03
両側が切り立った崖の間に作られた道を進むのは冥界へ進む心地がする。ただし、この道は集落へ続くので決してまがまがしいものではない。途中打ち捨てられた採石場があり、登はん意欲をそそる崖があった。
しっかりした林道は民家の前で終わったのは予想外だった。山頂まで林道だと思っていた。ここからは登山道に入る。藪こぎを予感してヤッケ上下を着込んだ。
2025年09月20日 07:21撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:21
しっかりした林道は民家の前で終わったのは予想外だった。山頂まで林道だと思っていた。ここからは登山道に入る。藪こぎを予感してヤッケ上下を着込んだ。
登山道に入ってからは紛れが多い。たとえば登山道には行って最初に出くわす三叉路は右へ。
2025年09月20日 07:22撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:22
登山道に入ってからは紛れが多い。たとえば登山道には行って最初に出くわす三叉路は右へ。
廃道というほどではないが倒木ならぬ倒竹の歓迎を受ける。
2025年09月20日 07:23撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:23
廃道というほどではないが倒木ならぬ倒竹の歓迎を受ける。
踏み跡というよりも、石を敷き詰めたり路肩を固めたり、生活道路という印象がある。しかしところどころ薮化しており、紛れが生じる。踏み跡、道跡を探しながら進めば間違えない。この道は地図に出ているので、スマホのでも良いのでGPSがあればなお心強い。
2025年09月20日 07:30撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:30
踏み跡というよりも、石を敷き詰めたり路肩を固めたり、生活道路という印象がある。しかしところどころ薮化しており、紛れが生じる。踏み跡、道跡を探しながら進めば間違えない。この道は地図に出ているので、スマホのでも良いのでGPSがあればなお心強い。
生活道路だったことは、こうした石碑からもうかがうことができる。明治○○年旧四月二十三日に「女購中」ときれいな字で彫られているのだが、どうやらこれは「女講中」の彫り間違えらしい。これだけ達筆なのに講と購を間違えるとは考えにくい、と思うとさまざまな妄想が頭を駆け巡るのであった。
2025年09月20日 07:38撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:38
生活道路だったことは、こうした石碑からもうかがうことができる。明治○○年旧四月二十三日に「女購中」ときれいな字で彫られているのだが、どうやらこれは「女講中」の彫り間違えらしい。これだけ達筆なのに講と購を間違えるとは考えにくい、と思うとさまざまな妄想が頭を駆け巡るのであった。
どうやら上下高塚山をつなぐ林道に出てきたようだ。
2025年09月20日 07:42撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:42
どうやら上下高塚山をつなぐ林道に出てきたようだ。
ぐるりするだけなら下高塚山はスルーなのだが、せっかくだから寄って行こう。写真の看板には熊野山登山道と田野平方面(林道)の。標識が写っているが。よくみると(写真では判らない)。下高塚山はこの標識の裏から取り付けという矢印がある。
2025年09月20日 07:43撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:43
ぐるりするだけなら下高塚山はスルーなのだが、せっかくだから寄って行こう。写真の看板には熊野山登山道と田野平方面(林道)の。標識が写っているが。よくみると(写真では判らない)。下高塚山はこの標識の裏から取り付けという矢印がある。
山名盤はなかったが、筆者はこちらのほうを愛する。
2025年09月20日 07:49撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 7:49
山名盤はなかったが、筆者はこちらのほうを愛する。
下高塚山を踏んで、上高塚山を目指したのであるが、NTTの電波塔(?)の周辺で見事に薮化していた。これは藪こぎ覚悟かと思ったが、建物の周辺を調査してみたところ、写真左から建物をぐるりすると、裏側の上高塚山取り付きまで、藪こぎ無しに登れることがわかっってほっとした。
2025年09月20日 08:10撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 8:10
下高塚山を踏んで、上高塚山を目指したのであるが、NTTの電波塔(?)の周辺で見事に薮化していた。これは藪こぎ覚悟かと思ったが、建物の周辺を調査してみたところ、写真左から建物をぐるりすると、裏側の上高塚山取り付きまで、藪こぎ無しに登れることがわかっってほっとした。
上高塚山の三角点。
2025年09月20日 08:16撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 8:16
上高塚山の三角点。
上高塚山からの下山は開けすぎていて踏み跡をたどるのに難儀する。単一ピークなら、登頂にははとにかく高度を稼げばいいのだが、下山の場合はどちらの方角にでも降りられるから、気持ちが悪い。慎重に一番明瞭な踏み跡をたどりつつ、登山道に到着。ここは実は十字路で、左右には地形図に点線がある。さらに直進も踏み跡がある。西金への下山には左を進む。
2025年09月20日 08:26撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 8:26
上高塚山からの下山は開けすぎていて踏み跡をたどるのに難儀する。単一ピークなら、登頂にははとにかく高度を稼げばいいのだが、下山の場合はどちらの方角にでも降りられるから、気持ちが悪い。慎重に一番明瞭な踏み跡をたどりつつ、登山道に到着。ここは実は十字路で、左右には地形図に点線がある。さらに直進も踏み跡がある。西金への下山には左を進む。
途中完全に登山道が崩落しており、いやらしいざれをトラバースした。写真では判りにくいが斜度は30度くらいはある。ホールドは取れないので滑り始めたら滑落だ。
2025年09月20日 08:32撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 8:32
途中完全に登山道が崩落しており、いやらしいざれをトラバースした。写真では判りにくいが斜度は30度くらいはある。ホールドは取れないので滑り始めたら滑落だ。
里山にはありがちな枝道を、GPSを頼りに正しい踏み跡を追っていくうちに、どうやら人の暮らしが感じられるエリアにまで下りてくることができた。これは知らないと(知っていても)かなり心細い。
2025年09月20日 08:57撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 8:57
里山にはありがちな枝道を、GPSを頼りに正しい踏み跡を追っていくうちに、どうやら人の暮らしが感じられるエリアにまで下りてくることができた。これは知らないと(知っていても)かなり心細い。
下山道途中に、筆者行きつけのリンゴ園がある。
2025年09月20日 09:13撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:13
下山道途中に、筆者行きつけのリンゴ園がある。
もう販売が始まっており、品種によっては食べごろになっている。筆者は秋映(あきばえ)のハッキリした酸味が(今回の)お気に入りだ。
2025年09月20日 09:14撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:14
もう販売が始まっており、品種によっては食べごろになっている。筆者は秋映(あきばえ)のハッキリした酸味が(今回の)お気に入りだ。
下小川駅まで歩こう。このルートのお楽しみは下高塚山の弓反りラインがじっくり拝めることだ。
2025年09月20日 09:27撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:27
下小川駅まで歩こう。このルートのお楽しみは下高塚山の弓反りラインがじっくり拝めることだ。
今回は国道沿いではなく、水郡線に沿って敷かれた道を歩いてみた。途中廃道に近い状態となっており、西金で脱いだ藪こぎウェアと再度着込んだ。
2025年09月20日 09:29撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:29
今回は国道沿いではなく、水郡線に沿って敷かれた道を歩いてみた。途中廃道に近い状態となっており、西金で脱いだ藪こぎウェアと再度着込んだ。
水郡線のすぐそばを歩けることは僥倖である。
2025年09月20日 09:40撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:40
水郡線のすぐそばを歩けることは僥倖である。
薮の途中に見事な踏切があったりして面白い。
2025年09月20日 09:50撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:50
薮の途中に見事な踏切があったりして面白い。
普段余り見ない、採石場方面と男体山方面の林道脇の山を同時に眺める場所に出てきて得した気持ちになる。
2025年09月20日 09:56撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:56
普段余り見ない、採石場方面と男体山方面の林道脇の山を同時に眺める場所に出てきて得した気持ちになる。
半分廃道化したとはいっても「盛金」などという標識も出てくる。やがて人家が出てきて、廃道っぽい道は通常の舗装道路に戻る。
2025年09月20日 09:57撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 9:57
半分廃道化したとはいっても「盛金」などという標識も出てくる。やがて人家が出てきて、廃道っぽい道は通常の舗装道路に戻る。
下小川橋から、盛金富士(右)熊野山(左)方面のパノラマと、写真には写っていないが、久慈川で鮎を追う釣り人を眺めた。
2025年09月20日 10:15撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 10:15
下小川橋から、盛金富士(右)熊野山(左)方面のパノラマと、写真には写っていないが、久慈川で鮎を追う釣り人を眺めた。
格好良い盛金富士を眺めながら、スタート地点の下小川駅へと歩を進めた。
2025年09月20日 10:39撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 10:39
格好良い盛金富士を眺めながら、スタート地点の下小川駅へと歩を進めた。
登山終了後、平山橋のそばに駐車して歩き、平山橋からの景色を楽しんだ。熊野山(右)、盛金富士(左)方面のパノラマを楽しんだ。実際には盛金富士というよりも、そのさらに北の低山というべきだろうか。
2025年09月20日 10:41撮影 by  SH-M17, SHARP
9/20 10:41
登山終了後、平山橋のそばに駐車して歩き、平山橋からの景色を楽しんだ。熊野山(右)、盛金富士(左)方面のパノラマを楽しんだ。実際には盛金富士というよりも、そのさらに北の低山というべきだろうか。
撮影機器:

装備

備考 防虫ネット、キャップ、ヤッケ上下(藪こぎ用)、日焼け止めという最強の虫除け、虫除けスプレー、ゴム引き軍手(商品名「タフレッド」)、スマホGPS、タオル、行動食、水2L

感想

以前、上高塚山へ続く美しい稜線にあこがれて縦走したとき、下小川橋の先の十字路の直進路が気になっていた。両側が鋭く切り立った崖の底を進む林道出、朝霧で湿った薄暗い様子がなんとも恐ろしさを感じたものだ。神下高塚山は歩いていて、結局人里につながる道であることは判ってはいたので、峡の体慣らし、心慣らしのハイキングは、あの十字路を直進することに決めた。

上高塚山にはNTTの電波塔があるから、きっと電波塔まで車でも行ける林道が続いているものと予想していたが、最終的に藪こぎを予感させる登山道に導かれた。結果的には藪化はところどころ進んでいたものの、けものみち然とした踏み跡というよりも、石を敷いたり、路肩を石垣で固めたような道は、かつての生活道路、馬や荷車の通行を想定したものであることをうかがわせた。こういう発見があると愉快だ。

その上高塚山の電波塔からの登山道はススキが茂り、見事に薮化していた。結構しょっぱいぞと思っていたら、上手い具合に電波塔を回りこむことできつい藪こぎを回避できたのは幸運だった。日当たりの良い場所は夏季に深い薮になることがある。盛金富士の南側のルートでひどい目にあったことを思い出した。今回もそれを嫌っ手盛金富士は見送ったのだ。

上高塚山からの下山が、楽勝かと思っていたが、崩落あり、紛れありで緊張を強いられた。

最後の冒険(?)は西金駅から線路沿いの道を歩くことだった。ここも廃道化しかけており、一旦脱いだ藪こぎヤッケを着なおしたほどだった。通行不可の可能性も覚悟しながら突っ込んだのだが、藪こぎというほどではなくて救われた。頭のすぐ上を水郡線が通っていくとなんだか得をした気分になった。西金駅方面を望む景色も、見ているものは同じでも異なる方角から見る様子は新鮮だった。

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