大成敗の 白水岳


- GPS
- 12:05
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,349m
- 下り
- 1,349m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白泉岳まで おおむね問題なく登ることができます。 阿吽の滝右側の超急登(崖)にロープが複数本設置されておりますが、あくまで私的に使用するためのものです。9合目以降にある急登部(笹放置ですべります)のロープも同様です。ご使用の際は自己責任で。駐車場と同様?事故についての責任は負いかねます。 白泉岳から南白水岳までの急登部まで 白泉岳からの下りで、一部道幅が細く注意を要する箇所あり。現状、全区間を通してもっとも笹や草が繁茂しています。とはいえ、北海道百名山のお山の中にもこのくらいの状況は見受けられるかと(苦しい弁明)。朝方は水滴でかなり濡れます。 稜線から中白水岳まで 南白水岳から中白水岳の中ほどまでは春先に刈った状態のままです。笹や草かぶりもありますが、比較的軽微です。残り区間は、広めに刈ったので、まずまず快適に歩けるかと。 とはいえ、竹槍状態の箇所もあります。転倒には十分ご注意ください。 中白水岳から白水岳山頂まで 今回の大成敗にて着手しました。機材の数や時間的制約などもあり荒刈り状態というのが正直なところです。前区間以上に竹槍状態の箇所もあります。また、今時分熊の掘り起こしも多数見受けられます。熊対策を入念にしたうえで複数人で行かれた方が・・・。どちらにいたしましても、通行には十分ご注意ください。 とりあえず笹かぶり区間は解消しました。 わたくしdaniyama 的には、日本海と太平洋(内浦湾)の景色のほか、遠く本州も見られる、希少な絶景ルートだと感じています。道中、奥尻島がどおぉん。対岸には冷水岳(現状、冬限定です)の勇姿も。道南の鋭峰岩子岳やペンケ岳も望めます。白水岳からは遊楽部山塊がどおぉん。遠く狩場山塊や大平山も。 なにより、せっかく再開削されたロマンあふれるこのルート(詳細は2018年から2020年にかけて活動された「白水岳に登り隊」の活動記録をご覧ください。そのまんま検索すると出てきます。誰もが感嘆されること間違いなし。私はこれで「白水菌」に感染しました)がなくなるなんてもったいないなあという生来の貧乏根性に加え、来年もこの景色(笹柱myu 殿の思い出深い白泉の滝など含め)に会いたいなあなどという、いってみれば私利私欲を満たすためという、まことにもってよこしまな動機で笹刈りをしております。 繰り返しとなりますが、くれぐれも自己責任でのご利用を。まことに恐縮ですが一切の責任は負いかねます。 |
写真
装備
個人装備 |
帽子
手袋
iPhone
シャツ
ズボン
靴下
防寒着
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
予備電池
時計
ストック
カメラ
スパッツ
ヘッドライト
シングルコンロ
昼食
携帯椅子
雨具
サングラス
熊スプレー
熊鈴
モーラナイフ
笹輪刀1号
バッテリー6個
フェイスガード
ちょっとだけおやつ
|
---|
感想
年に一度の合同整備ということで、微力ながら参加させていただきました。
笹刈りマシンを担いだ重装備の4人がゆっくりペースで先導してくれますが、ヨボヨボな私はそれにも付いていけず最後尾でよたよたと登ります。要所で新たなロープを設置したり白泉岳の新標識を付けたりしながらみんなでゆっくり登り、白泉岳を過ぎてから灌木討伐に取り掛かります。
私は早くもお疲れモードで、作業もマイペースで遅れがち。ゆっくりついでに10cm以上ある太い木なんかもギコギコと時間をかけて切断。上部はかなりすっきりしたと思います。タイムリミットも迫ったので白水岳山頂に向かいますが、胸が苦しくなりちょっと辛い・・・。先に下山しようかと思ったけど一応山頂には行くことに。休憩中も回復せず無事下山できるだろうかと心配になりました。下山は中白水岳までの登り返しが辛くて、登り切ったところで座り込んで大休止。機材を回収したダニー師匠が到着してしばし雑談して下山再開。いろいろな話をしたりしながら下山したせいか体調不良も収まってなんとか調子を取り戻せました。終盤は日も陰り薄暗くなり始めたので心細くなりかけましたがダニー師匠が一緒に降りてくれたので心強かったです。
笹の成長はとどまることを知らず、今後も整備は果てしなく続きそうです・・・
私は体力的にも厳しくなってきたので参加は今年が最後になるかもしれません。
何を隠そう隠してませんが、今年は、腰痛に加え膝痛も発症。加えてザックを変えたせいもあるのか、あみあみアンダーウェアにしたせい(我ながらとっても人様にはお見せできませぬ)なのか、笹輪刀1号を担いだあと、ややしばらくは肩にもだめぇじが残る始末。まあ、寄る年波のため、自分のからだと上手に付き合っていくしかありませぬ。
今年も無事、大成敗の日を迎えることができました。な、なんと昨年よりもお二人多い八人の参加。ありがたいことです。
前日早めに就寝。目覚ましの助けを借りて、今年もなんとか起きられました。作業がとっても遅いため、一足早く出発。これも全体の司令塔、隊長がいらっしゃるおかげあってのフライングスタートとなるわけで。
10分ほど使ったヘッドライトを消し、てくてく。プチ徒渉地点の水量少なめでいい感じ。とにかく目的地までに気力体力を温存するため、小ステップでゆるゆると。その代わり小休止をできるだけ封印。師匠の金言どおり、呼吸に気をつけほいさっさ。うむう、8合目の登りから続く葉っぱたちの水滴攻撃には閉口ですが、まずまず順調。
予想よりも早い時間で中白水岳に到着です。
成敗開始直後は、あちこちに潜んでいる潅木に遮られなかなかペースが上がりません。バッテリー2個目あたりから、ようやく少し調子を取り戻します。細道のうえに両脇の笹がにょきにょき繁茂しているため、予防もかねて少し奥までびゅうんびゅん。真ん中の竹槍も目につく範囲で削ります。こたびは函館山楽クラブ様にいただいた替え刃を初使用。うぉお、よく切れます(ありがとうございます)。
左方に展開し、横たわる潅木地帯をなんとか攻略。ラストの下りに着手し始めたあたりで、隊長ご一行が相次いでたうぜう。自然とにやけます。やがて重厚なエンジン音の二重唱が。やがて三重唱が。うおおおぉ。なんという心強さでせう。
純正4つのおかげか、時間的にはだいたい3時間ほどですが、あと一つ使いかけのバッテリーが余ります。隊長の指示を受け、よしかつさんの成敗地点へ移動。右側をぶいんぶいん。30m弱の前進にとどまりましたが、いくらかは足しになったことにしておきませう(汗)。
笹輪刀1号とバッテリーをデポ。ぐっと身軽になったものの重い足取りは変わらず。
やがて、山頂間際で豪快に成敗し続けるよしかつさんとこんにちは。一足先に山頂へ。
山頂標識たちの色塗りや数多くの倒木処理などを終えられたYAMAPの野パンダさん、kei4さん、はなきさんがこんにちは。やがて刈り払い部隊の隊長とS口さんも登頂。
よしかつさんと隊長のゴールデンコンビで山頂広場をぶいんぶいん。ふおう。ば、馬力が違います。やがて白水レジェンド棟梁も登頂。そろったところで昼食タイムです。いやあ、たくさんのおやつなどをいただきました。ありがとうございます。
迎えた復路。くっきり残る刈り払い跡を見ると、なぜににやけてしまうのでせう。デポ地点にて笹輪刀1号なとを回収。な、なんとみなさんが手分けしてバッテリーを持ってくださいました。よれよれだっただけにとっても助かりました。ありがとうございます。
途中から白水レジェンド棟梁に、ひろむくんの由来やテント泊などのお話を聞きつつてくてく。おかげでずいぶん気が紛れました。
新たに白泉岳に山頂標識もこんにちは。108つの趣味を持つにしやん隊長の手によるものです。ロープも新たに3ヶ所追加。ただし、あくまで素人が私的利用のために設置したものです。ご利用の際は自己責任で。
一風呂浴びた方で、歓談し散会。途中睡魔に襲われ某所で仮眠。家に帰って横たわったまま、いつものように長時間うたた寝。うむう、横になったらどこにでも寝られる自信だけは年々増しております。
多くの方のご協力を得て、隊長率いる大成敗は今年も無事に終了です。ありがとうございます。
こちらもぜひご覧ください。
はなきさんのYAMAP
https://yamap.com/activities/42082146
S口さんのYAMAP
https://yamap.com/activities/43116125
kei4さんのYAMAP
https://yamap.com/activities/42082146
野パンダさんのYAMAP
https://yamap.com/activities/43121678
快晴のなか、R7白水岳合同整備やってきました。
道南アルプスに魅了された有志で、力を合わせて、中白水岳から白水岳までの区間を刈払機4人、潅木切り4人で行いました。
晴れた日の稜線歩きは、何回行っても最高です。
10月中旬の紅葉時に、ぜひ登ってほしいです。
ただし、初めて登られる方は、第1関門白泉岳までは、無理のないペースで体力温存されると、楽しい稜線歩きができます。
〇第1関門白泉岳(しろいずみだけ)
→熊石海岸、乙部の元和台、江差のかもめ島、上ノ国のもんじゅ、松前方面へと連なって見えます。
〇白泉岳〜南白水岳(みなみしろみずだけ)
→右側には冷水岳(ひやみずだけ)、前方には雄大な遊楽部岳、左側には奥尻島が浮かんでいます。奥尻島を見下ろせるのは南白水からが一番です。
〇南白水岳〜中白水岳(なかしろみずだけ)
→右側には八雲市街地、内浦湾の青い海が見え、その先は伊達紋別岳、伊達発電所が見えます。左側には、せたな町海岸、狩場山塊が見えます。
〇中白水岳〜白水岳(しろみずだけ)
→臼別頭、遊楽部岳が近くにそびえます。
★稜線を歩くと、冷水岳とか周辺の山々が顔のかたちをを変わっていきます。
★整備しましたので、多くの方に登ってほしいものです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する