岩岳山(シロヤシオ咲く岩岳神社_入手山経由周回ルート)
- GPS
- 06:49
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,212m
コースタイム
天候 | 曇り(山頂付近は霧) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
簡易トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト無し。 危険箇所複数あり。 崩れ易い道での道幅狭い所(脇は奈落)、トラロープ使っての登り下り等。注意して慎重に行けば大丈夫。 また、帰りに使った入手山コースは、道迷いの危険あり。ピンクテープを見逃さないようにして行けばなんとか。 この日の歩数24,435歩 |
その他周辺情報 | 春野協同センター近くの図書館の向かいに、すみれの湯あり。200円。しかし、平日や第3日曜などは、休み。 浜松ICの近くに、あらたまの湯あり。660円。周りの環境(茶畑)も良い。風呂も露天風呂に、ラベンター風呂などの変わり種あり。サウナあり。お湯は少しぬるっとする感じで気持ち良い。たぶん、すみれの湯にコスパは負けるのだろうが、それでも施設も良く、コスパも満足できる。名古屋・大阪方面に帰る方には、お薦めできる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 前の山行記録に、熊の目撃情報あった為、熊鈴を持って行った。 手を使うので、グローブは必須。 ヘルメットを持っている人は、持って行った方が良い。 |
感想
(カメラの時間設定が30分程遅かったので、写真の時刻に+30分して見て下さい)
岩岳山へ。
「東海周辺 週末の山登り120」を見ていたところ、アカヤシオ・シロヤシオが全国的にも珍しいくらい咲くとあり、シロヤシオには丁度良いのではないかと思い、検討する。
春野協働センターに問い合わせたところ、今年はアカヤシオも例年より1週間くらい早かったので、例年通りだとシロヤシオも終わっていると思う、実際に確認した訳ではないが、との回答だった。迷ったが、少しでも残っていればいいかくらいの気持ちで、行ってみることにした。ヤマレコの記録に、アカヤシオはいっぱい載っているのに、シロヤシオが全く無いのも少し疑問だったので、シロヤシオがあって、綺麗な写真が撮れたら、載せようと思った。
東海120には、入手山の周回ルートは、未整備ゆえ推奨しない、通行可能かどうか自分で確認すること、とあった。山渓の「静岡県の山」には、このルートが掲載されている。ヤマレコの先行者の記録を見る限り、少なくとも通れないことはないと判断し、このルートで行くことにする。ただし、先行者の記録はよく参照することとした。
当日は体調悪く、出発も予定より遅れてしまった。この日は晴れの予報だったが、家を出たら曇っていた。今にも雨が降り出しそうな空の下、新東名で浜松へ向かう。
浜松北ICで下り、そこから1時間くらいか、下道を行く。不安な気持ちを写し出すかのように、天気は曇天のまま。その内、道路も1車線になり、山奥に来た感が満載となる。
ログペンションシンフォニーの駐車場に着いたのは、7:50頃。誰もいない様子に、当然かと思いつつ、不安感が増す。
しかし、準備運動中に、20名くらいのパーティーが先に登山口へ向かうのを見る。気持ち的には楽になる。
8:20登山開始。まずは、林道を歩く。下り道で未舗装の車道ゆえ、歩き易く、また、「岩岳山へ」という案内板や「登山口から現在○km」という表示もあるので、安心して歩ける。もっとも、心の中は不安で、「危ないと思ったら、引き返すこと」、「無事に帰ること」を肝に銘じる。林道にも分岐はあるが、広い道路を選び、右手側に進むのが、正しいルート。
途中、4kmくらい地点で、休憩所あり。ここで、先行のパーティーに出会う。挨拶をして、一人先に行く。
休憩所のすぐ先に通行止めのゲートがあり、左に下りる。「三人まで」の制限のある、木で組んだ橋を渡る。いよいよ、ここから本格的な登山開始。
一気に急勾配となり、息が上がる。また、道が体半分くらいしか無いような所やロープを伝って行くような所もあり、緊張も増す。慎重に、慎重に。
ただ、天候が優れないこともあり、他にも何があるか分からない(道迷い等)ので、今回は休憩を少なくし、早めに下山することを心掛ける。トルクを上げ、急勾配をどんどん登る。当然、汗が噴き出す。ここ最近登っていた山とは、レベルが少し違う感じがする。
橋から1.7km。辛かったが、なんとか荷小屋峠に辿り着く。今までよりは展望が少し開けたが、それでも周りの山々を臨む程ではない。休憩中、今日初となる対向の登山客と出会う。入手山の方から登ってきたそう。「初めてで知らなかったが、こっち(入手山からの時計逆回りルート)の方が厳しいと聞き、ガッカリした」とのこと。でも、楽しそうだった。「シロヤシオ、かなり咲いているよ」と教えてもらい、俄然、元気が出る。
荷小屋峠からは、登りの勾配も少し緩やかになる。尾根伝いに、木の根の表れた道を行く。
気付くと、道に白い花が。見上げると、シロヤシオ!でも、もう終わりがけ。
少し行くと、「岩岳山にはアカヤシオが、竜馬ヶ岳や高塚山にはシロヤシオが多い」との案内板あり。そうなのかー、でも今日竜馬ヶ岳まで行くのは厳しいなぁ。
更に行くと、ありました、シロヤシオ!ちゃんと綺麗に咲いてる!良かった〜!
ここからは、ちょこちょこ写真を撮りながら行く。アカヤシオはふわふわ柔らかい感じだけど、シロヤシオは清楚なシャープな感じがする。どちらも良い。
所々、急勾配はあるが、少しペースが落ちているので、しんどくはない。しかし、霧が出てきて、辺りが白っぽくなってきた。同時に、少し冷えてきた。ペースを元に戻そう。
再びの急勾配を抜けると、岩岳神社と岩岳山山頂との分岐に出る。ようやくここまで来た。神社の方へ向かう。
神社前の祠で、竜馬ヶ岳まで行って来た登山客と出会う。竜馬ヶ岳の方は、シロヤシオが物凄かった、咲き誇っていたとのこと。シンフォニー駐車場で夜を明かし、早朝に出発したらしい。誘惑に駆られるが、攻める方向に予定を変更するとロクなことがないので、諦める。この方のように、次に来る時に、早朝から登ろう。
岩岳神社で、神社の由来の説明を読みながら、少し休憩。要約すると…
目の悪かった男が良妻に恵まれ、男児も産まれたが、産後すぐに妻を亡くし、男児も親戚に預けざるを得ず、後に失踪した。男児が成長したある時、男の修行の衣を発見し、死を悟り、悲しみに暮れた。
とのこと。その男を祀ったのがこの神社。
体がどんどん冷えてくるので、休憩は少しにして、岩岳山山頂へ向かう。
祠に戻った所で、20人くらいのパーティーに再会する。辺りが一気に賑やかになる。
少し小走りで調子良く下っていたら、下り過ぎてしまった…。岩岳神社と岩岳山山頂との分岐まで登り返し、山頂へ向かう。足が重い…。
12時前、登頂。霧で寒く、汗が冷えて、2枚くらい着ても、寒い。
大人数パーティーも到着。賑やかで良いですね。
休憩15分くらいで、下山開始。
ピンクテープがあるので、大体は大丈夫だが、所々、道が分かれている箇所があり(どちらにも踏み跡がある)、たぶんこちらだろうで行くしかない。結局合っていたが、間違っていたら、すぐに戻らないと。
入手山山頂に到着。岩岳山山頂から1時間弱。基本的に下りなので、しんどくない。
もう何時間か歩いているので、邪念はすべて飛んでる。頭は空っぽで、足元とピンクテープに気を付けて歩くのみ。
キマタ山山頂には、左右に分岐がある。右手(南西)方向に行くと、シンフォニー駐車場への帰路。
そのまま歩いて行くと、廃電線?が捨てられた所に出る。直進すると、展望の開けた所。見晴らしは良いが、ルートではない。廃電線の左手に戻る感じがルート。
ここからは、道は細く、土も崩れ易く、注意が必要。必要な箇所には、トラロープあり。ゴツゴツした岩が露出した箇所は、この山では珍しいか。
鉄塔まで来ると、もう終盤。開けた所では、木が伐採されている。
あと少しだと思うと、少し安心する。
しばらく歩くと、水道タンクの脇に出る。ここから、林道に戻る。
15時前、駐車場に到着。思っていたより、早かった。岩岳山山頂からが早かったからか。
とにかく無事に帰って来れて、良かった。
シロヤシオも見れたし。
anappleadayさん、nyai871さん、superfrogさん、詳細な記録、参考になりました。感謝します。
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