七里長浜潮騒トレイル


- GPS
- 09:41
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 30m
- 下り
- 23m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
15:10七里長浜港(デポ車で) → 15:45十三湖(デポ車回収) |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆ルートは道ではなく殆どが砂浜や小砂利の波打ち際なので砂や小砂利に足を取られ非常に歩き難く、波の高い日などは危険かと思われます。 ☆多数の渡渉が有り、雨後など増水時は要注意。 ☆波打ち際が消波ブロックで閉ざされている箇所があり、迂回や高巻きが必要になります。 消波ブロックの裏側は漂流物が積み重なっている場合が多くて歩き難く、危険物もあるかも知れないので要注意です。 ☆七里長浜港のおよそ1.3km手前から約700mに渡って浜が途切れた断崖絶壁があり、不通地帯になっており、巻道が無いので急登と酷い藪漕ぎを強いられる難所があります。 ☆ルート上のトイレ&給水 トイレ&給水は車力海水浴場と出来島海水浴場で利用可、飲料の自販機もあったと思いますが、飲料は多めに持参したほうが無難です。 |
その他周辺情報 | 帰りの温泉 東岩木山温泉 北小苑 \350 弘前市大字百沢字東岩木山3044-5 TEL(0172)93-3755 9時〜21時 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ/レインウェア/グローブ/帽子/ザック
朝食/昼食/行動食/飲料
地形図/計画書/GPS/予備電池/スマホ
ヘッドランプ/カメラ/時計/サングラス
|
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備考 | 藪漕ぎを強いられたので スパッツがあれば良かった。 |
感想
予てから一度歩きたいと思っていた七里長浜海岸線。
当日朝の十三湖はヤマセ風が強くて肌寒く、パーカーを着込んでのスタート、浜へ降りると風は少し穏やかになり、釣り人も多く居ました。
日が登って日差しが強くなり、暑くて長〜い海岸線歩きの始まりです。
道中、二人でしょうもない話をアレコレしつつ、砂や小砂利で歩き難い波打ち際をひたすら進み、ひどい所はカンジキが欲しいと感じるくらいの場所もありました(笑
晴れているので海岸線は景観的に良好ですが、どこを見ても変化に乏しく、限りなく続く海岸線と水平線、あとは漂流物の山等、いつも同じ景色に見えてしまい、進んでいないような錯覚に陥ります(笑
唯一、少しずつ変化しながら大きく迫ってくる岩木山が印象的でした。
ルート後半、25kmを超えた辺りから歩き疲れで足が動かず、加えて最後の最後で試練の急登を強いられる高巻の藪漕ぎで足が何度か攣ってしまい、七里長浜港へ到着した時は、ほぼ限界でした。
今回は、me_ga_tenさんと計画の思いが一致し、計画が現実へと結びついたことに心から感謝致します。
道中のGPS紛失事件や必死の藪漕ぎなど印象深くいい思い出になりそうです。
ブログを始めて間もなく2011年2月の投稿で今回の七里長浜の鯵ヶ沢から十三湖まで歩きたいことを書いていました。5年後に実現できたことに大きな喜びを感じています。いままで挑戦しなかったのは釣りキチなので途中好ポイントや魚の姿が見えると釣り始めて歩くことを忘れる危険大だったからです。
海と砂浜だけの単調の歩きだったのですが、遠くの岩木山が徐々に大きくなってゆくことがそれでも進んでいることをわからせてくれました。
ご一緒したNyataro_GoGoさんには「十二湖周回」で山菜を見つけることが素早いことを書きましたが、 今回もかもしかや泳いでる魚などを素早く発見して私に教えてくれます。でも私にはさっぱり見えずそのうちいなくなることが何回かありました。やっぱりNyataro_GoGoさんは特殊能力の持ち主であることを私は確信しました。
歩いているとき、ふと二の腕にはめているハンディGPSがないことに気が付いてびっくり大騒ぎ、休んだ時外して忘れたんだとガックリしました。でも一応リュックの中を探してみたらとNyataro_GoGoさんに言われ開けてみるとあったのでまたまたびっくり大笑い。このところこんなことが多く一段と老人力がついてきたみたいです。
このまま単調歩きで七里長浜港到着かと思っていたら、神様は試練を与えます。砂浜がない高い崖が現れたのです。私は少し戻って大回りでも道を探して進んだほうがよいと思ったのですがNyataro_GoGoさんは疲れているのに足跡があると急斜面をすいすいと登ります。私も怖いけど後を追って崖の上まで登ってやれやれと思ったらそこは道なく腰以上のきつい藪だったのでした。
歩きづらい靴がめり込む砂浜と歩きやすい硬い砂浜の選択歩行、ハンディGPS無いよ勘違いドジ、最後の最後にきつい藪歩き、いろんなことがありましたが間違いなく思い出多き長距離ウォークとなるでしょう。
コメント
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海岸線を30キロだなんて、凄い計画!と思っていましたが、歩いちゃったんですね、お二人とも凄いですね、お疲れさまでした!
出来島海岸の埋没林、初めて見た時感動しました、でも、知る人は少なくて、何度か友達を連れて行きました。8,000年前の木が木のまま残っている地層が表出している海岸の事、樹木がそのまま残っている所もあるけど、もっと有名になってもいいんじゃないかなぁ、なんて思ってたりします。
海岸にウズラの卵のような卵3個産んであるのを見た事ありますが、トウネンチドリは砂浜に卵産むのかしら?
岩木山、綺麗ですね。
yo-fu さん、いつもコメント戴きありがとうございます。
ほんと、疲れましたが、大きなターゲットだったので達成感は大きいです。
出来島海岸の埋没林、自分も初めてで、我々の他には誰も居ませんでした。
恐らくベンセ湿原に来る一部の人が訪れる程度だと思います。
あまりメジャー感のない埋没林までとなると砂浜が歩き難く、距離もあるので躊躇するんでしょうね。
※トウネンをググって見たら、チドリではなくシギでした。
「夏にツンドラ地帯で繁殖し、冬は東南アジアからオーストラリア、ニュージーランドにかけての地域で越冬し、日本では春と秋の渡りの途中で立ち寄る旅鳥。
成鳥夏羽は顔と胸、背が赤褐色で、翼は軸斑が黒、羽先が白で、残りの羽縁は赤褐色。体の下面は白色であり、冬羽は全体的に灰褐色となる。和名の当年の由来は「今年生まれたもの」という意味で、シギ科の鳥の中では小型で今年生まれた赤子のごとくからだが小さいこと」
だそうで、南半球から北半球のツンドラ地帯まで長い距離を渡ってる途中だったんですね。
夏にツンドラ地帯で繁殖なので、卵は日本では見れないようです。
羽の色が夏と冬で違うことも知りませんでした。
調べると色々なことが解りました。
トウネンの移動範囲の広さにビックリしました。と言っても他の鳥の事も知りませんが...
南北にめいっぱい地球を使ってるけど、ヨーロッパやアフリカ、アメリカ大陸には行かず、太平洋の西側にある大陸や島を渡っていくんですね。
海岸にあったウズラの卵はコチドリの卵だったようです。
私も以前からこのコース狙っていたのですが、なかなか実現できないまま月日が経ってしまいました。30kといっても砂浜あり、巻きありで達成感が伝わってきました。
すごーぃです。とても参考になりました。
kumasan22さん、コメントありがとうございます。
七里長浜の長距離歩きは大丈夫だったのですが、今日(5月27日)岩木山の雪渓で足がつってしまい自信がなくなりました。急斜面の登りはやっぱ疲れますね。
分県ガイド「青森県の山」に紹介されている山頂からの岩木山。
海岸線の先にアルペンチックな姿を見に登りましたが、霞と木々が邪魔で見えませんでした。
いっそ、海岸線に下りた方が眺めが良かったんですね。
yamakakeさん、コメントありがとうございます。
私もいつだったか岩木山がきれいに見えることを知らずに尾崎山へ登ったついでに靄山に登ってみました。
十三湖は見えたと思いますがあまり覚えておりません。
分県ガイド「青森県の山」はないので「青森の山歩き」ページの『靄山』2010年5月撮影の写真では十三湖越しに岩木山がきれいに見えていますね。
今は木が邪魔して見えなくなったんでしょうか。
30km踏破お疲れ様でした!一日で歩ききるなんて凄いです・・・
私は、お二人が行かれた翌週に南から北へ、一泊して歩いてきました。車力漁港でゴールにしましたが、まさかこのコースで1週間のずれで被るとは思いませんでした。
私が歩いたルート上では、ハマヒルガオやハマボウフウも咲いてましたよー!
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