岩手山（馬返〜薬師岳〜鬼ヶ城〜網張温泉）

2016年06月29日(水) [日帰り]

• GPS: 09:54
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,661m
• 下り: 1,533m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:55
• 休憩: 0:59
• 合計: 9:54

6:34 馬返しキャンプ場
7:14 7:18 一合目
8:32 8:35 五合目
9:25 9:25 七合目
9:36 9:49 八合目避難小屋
10:04 10:05 不動平避難小屋
10:46 10:51 岩手山
11:07 11:07 岩手山神社奥宮
11:24 11:43 不動平避難小屋
13:38 13:50 切通
14:24 14:24 姥倉分岐
14:29 14:30 姥倉分岐上台地
15:20 15:21 犬倉リフト付近展望台
16:19 16:19 網張温泉バス停
16:28 網張温泉休暇村温泉館

天候

曇時々晴

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

行き）盛岡駅⇒滝沢駅（いわて銀河鉄道）、→馬返（タクシー）
帰り）網張温泉→小岩井駅（＊タクシー）、⇒〈JR田沢湖線〉⇒〈東北新幹線〉
＊盛岡行きバス（岩手県交通）が利用できる（最終16:15）

コース状況／危険箇所等

総歩行距離17km超、累積登攀標高差1600m超のタフなコースだが、雄大な火山地形から岩尾根やお花畑、そして緩やかな高原尾根と変化に富む山歩きが楽しめるコースと言える。
登山口の馬返しからの柳沢コースは各合目に石碑があり、3合目あたりから7合目まで急なザレ場の急坂が続く。
岩手山頂上へはザレ場の急登の後、火山砂の道を辿るお鉢巡りとなる。
鬼ヶ城稜線は細かい起伏の岩場はあるが、特に危険な所はない。
切通しから犬倉山付近間は穏やかな高原道となる。
網張温泉への下りでリフトを利用できれば約1時間の歩行を短縮できる（土休日と特定シーズンのみ運行）。

その他周辺情報

立寄り湯として網張温泉休暇村の温泉館が利用できる（入浴料\600）

写真

6/29 6:33

馬返し登山口の鬼又清水で水補給

6/29 6:33

登山届けをポストに投函して出発

6/29 7:01

樹林帯の中、やっと0.5合目通過

6/29 7:05

「桶の淵」を行く

6/29 7:18

一合目の祠で手を合わせる

6/29 8:04

エゾツツジ

6/29 8:06

こちらはコメツツジ

6/29 8:10

四合目付近の急登

6/29 8:14

マルバシモツケ

6/29 8:56

六合目付近の御蔵岩、割れている

6/29 9:08

綿状のミネヤナギ

6/29 9:21

ウコンウツギ

6/29 9:25

七合目、新道との合流点

6/29 9:25

七合目の祠、この辺りで岩手山が見えてきた

6/29 9:28

ベニバナイチヤクソウの蕾

6/29 9:41

小屋前の御成清水、豊富な湧き水で超冷たい

6/29 9:41

八合目避難小屋、結構立派な造り

6/29 10:01

不動平へ向かう、後ろは鬼ヶ城の岩山

6/29 10:02

岩手山、浅間山にそっくり

6/29 10:31

不動平を見下ろす、後ろは鬼ヶ城

6/29 10:33

岩手山外輪山のお鉢巡りに、中央が最高点の薬師岳

6/29 10:34

登山道脇に石仏、頂上まで続いている

6/29 10:45

薬師岳頂上手前

6/29 10:46

薬師岳（岩手山）山頂

6/29 10:51

お鉢巡り後半、薬師岳直下の赤土のザレ場

6/29 11:01

中央が薬師岳、左は火口中央にある妙高岳

6/29 11:06

岩手山神社奥宮の剣

6/29 11:07

岩手山神社奥宮正面、崩壊気味に

6/29 11:46

不動平小屋上部のシラネアオイの群生

6/29 11:50

イワカガミ

6/29 11:52

鬼ヶ城分岐

6/29 11:58

鬼ヶ城の稜線上から、八幡平方面

6/29 12:00

イワウメ

6/29 12:05

鬼ヶ城千俵岩

6/29 12:06

下方は火口原お花畑コース

6/29 12:08

ミヤマダイコンソウの群落

6/29 12:12

ムシトリスミレ

6/29 12:13

狭い岩の隙間を降りていく

6/29 12:16

鬼ヶ城稜線から岩手山を眺める

6/29 12:19

火口原の八つ目湿原、御苗代湖が見える

6/29 12:37

稜線から西側展望

6/29 12:39

チングルマのお花畑

6/29 12:40

岩の間から八幡平方面を望む

6/29 13:06

岩手山から鬼ヶ城の稜線を振り返る

6/29 13:13

雫石方面の展望

6/29 13:42

切通しの分岐点

6/29 14:06

姥倉山方面

6/29 14:07

秋田駒ヶ岳と乳頭山が見える

6/29 14:10

ハクサンイチゲ

6/29 14:23

黒倉山の向こうに岩手山

6/29 14:23

姥倉分岐、犬倉山へは左に

6/29 14:30

岩手山と鬼ヶ城の稜線、姥倉分岐上から

6/29 15:25

犬倉山の第3リフト

6/29 15:32

笹原をゆったりと下っていく

6/29 16:10

最後に網張温泉スキー場を下る

6/29 16:25

吊橋を渡って立寄り湯の温泉館へ

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M10 オリンパス

感想

kesera182

東北登山2日目となる岩手山は、数ある登山コースのうち岩手山の魅力を最も発揮すると思われる表口の柳沢コースから頂上を経て鬼ヶ城から網張温泉に至るコースとした。

馬返し登山口からスタートし、最初は樹林帯を歩くが、一合目までがちょっと長く感じる。そのあと四合目付近から急勾配のザレ道になり、これが七合目まで続き、暑さも加わって結構体力消耗を強いられる。
七合目を過ぎれば道は穏やかになり、八合目の避難小屋前の御成清水の冷たい水で一息つける。
岩手山はもう目の前、同じ火山地形で姿形が驚くほど浅間山に似ている。

不動平の避難小屋からは荷を軽くして外輪山の尾根道を周るお鉢巡りに向かう。尾根道に点在する石仏をたどっていくと最高点の薬師岳だ。頂上からは遠くの展望は今一つだが、目の前にはスケールの大きな火山の景観が広がる。
このあと崩壊気味の岩手山神社奥宮にお参りして不動平に戻る。
不動小屋前で昼食をとり、小屋の上部に咲く名所のシラネアオイ群落を見てから鬼ヶ城に向かう。

鬼ヶ城稜線はいくつかの印象的な形の岩場を通過し、稜線上に咲くチングルマなどの花々を鑑賞し、そして下方の火口原湿原や雫石方面の展望など、距離は少々長いが変化を楽しみながら歩けるのが嬉しい。

鬼ヶ城尾根の終点、切通しを過ぎると景観は一変し、荒々しい火山地形から緩やかな高原地形となってこのあとは高原慢歩が楽しめるようになる。
西側前方には昨日歩いた秋田駒ヶ岳や乳頭山がクッキリと姿を現し、振り返ると今歩いてきた岩手山から鬼ヶ城の大きな稜線が目に入る。

下山は網張温泉へ、温泉で汗を流し様々な表情を持つ岩手山の魅力に触れた山旅を終えた。