市房山
- GPS
- 04:05
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 773m
- 下り
- 781m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:05
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年の米良の山開きは、残念なことに震災で流れてしまいました。
米良三山の主である市房山は、熊本側からも宮崎側からも登山口が複数あり、体調や気分でチョイスできるのがよいのです。
上米良から上がる五合目へと続く道が、橋脚工事で一年ほど通行できない状況が続きました。市房に登られた方のブログで、七合目手前の作業小屋が新築されているとの記事を目にして、小屋の見物にいくべえと、久しぶりに市房山へ向かいました。
自宅からジャスト一時間半で五合目登山口駐車場に到着。先行のクルマが一台だけ。あれ、トイレがなくなってます。工事現場に設置してある、簡易式のトイレでしたが、なくなっちゃった。なるほどこの先の小屋の新築にあわせて、そちらへ移動したのかな?
とりあえずは、スタートです。ぼちぼち歩きますが、夏の登山道は、緑の勢いにあふれ、息がつまりそうな草いきれです。
クラッシャーで固められた作業林道をひたすら歩くと、六合目の標識をすぎて、ショートカットの分岐へ。ここから林の中の斜面を勾配を上げて、ヨイショヨイショと登ると、ついにそれが目の前に見えてきました。
朽ち果てたいつもの小屋ではなく、なんとも立派な
ピカピカの建物が鎮座しております。
おもわず「おお」と声がでました。
五合目の駐車場にあった簡易トイレは、ここにはありませんでした。あれは撤去されたみたいですね。ありがとう、お世話になりました。
新しい小屋は、コンクリートの土間に、木製の腰かけが壁沿いに設置されており、寝っ転がる事はできません。休憩所という感じです。
トイレは男女が分かれており、洋式の便座でした。
今回は使用はしませんでしたが、まあ、そこそこに汚れてはいても、十分に快適に使えるものでした。
来年の山開きは、ここが出発の基地となるのでしょうか。
小屋ウラにタンクがあり、雨水を貯めるようになっているようです。もちろん飲めませんが。水場の少ない市房では、沢からホースで引けないので、この形になるのでしょう。冬場は凍結しそうな予感…。
小休止のち、さて帰るか、登るか、どうしようか。と思案。
何ヶ月も登っていない、堕落した?心肺機能でいけるのか…。ちょっと不安。楽な方を選ぶと、いつももう一人の俺がチクチクと責める性格ゆえ、ええい!登ろう!
七合目をすぎると、勾配が厳しくなってきます。
知った道とはいえ、キツイものはキツイのです。
フーフーいいつつ、八合目の肩へ。馬酔木の原っぱで腰をおろします。晴れていれば山頂をあおげ、目を下へむければ米良や西都の山並みが、疲れを癒してくれる場所ですが、あいにくの雲の中。目の前を白い雲が風にのって流れております。
ここから九合目先にある岩の展望までが、一番つらいのです。ひたすらダラダラと登りが続きます。あくまで個人の感想です。何度もこの登りでフクラハギがツっているので、トラウマなのです。
心を無にして、黙々と足元をみつめながら、歩きます。時々、鹿の鳴き声や、山アジサイにちょっとだけ苦痛をやわらげてもらいつつ、20分ほどで九合目の標識へ。実はここは水場でもありますが、使ったことはないのです。巡り合わせなのか、たいがいが枯れているのです。しかしこの日は、チョロチョロと流れております。なんかうれしい。
九合目とはいえ、ここで気を抜いてはいけないのです。まだダラダラ登りは続きます。ここからはジグザグのダラダラ登りです。
ようやく岩の展望ポイントが見えた時は、ほっとしました。ああ、やっと苦手な個所が終わったよ。
岩の上に立ち、ここまで歩いた道を見下ろします。が、眼下に見えるは雲ばかり。ここで休憩して頂上までのラストスパートの力をたくわます。
小屋で引き返さず、登ってきてよかったなあ、とやっとこの時点で思えました。
さあ、ここから15分で山頂です。スタートから二時間半かかりました。想定通りの、この程度の体力でしょう。筋力よりもメンタルにおおきな課題が…。
山頂は、蜂と蠅が占領しており、座るとすぐにまとわりついてきます。こりゃたまらんと、五分もせずに下山開始です。
とっとこ下って、あっという間に登山口へ。
往復7キロの旅でございました。
ブランク明けの登山としては、思った以上に体は動いてくれたようです。
あとはハートの問題か。
早く涼しくなってくれないかなあ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する