蔵王(地蔵山頂駅〜刈田岳〜独鈷沼)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 441m
- 下り
- 828m
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
蔵王温泉に宿泊し、朝、ロープウェイの運転開始を待って出発。曇り空ながらも、ロープウェイの中からはある程度の遠望が得られる。樹氷高原で山頂線に乗り換え、地蔵山頂駅に到着。地蔵山は巻いて、まずは熊野岳を目指す。
崩落防止のために階段状になった道は歩きやすいとは言えず、「近道」表示の先に見える岩石帯の招きに従い、熊野岳へは直登ルートをとる。見た目以上の登りがいの坂の先には、熊野神社が立つ山頂。ここがこの山域の最高点となる。
熊野岳からは、山腹をまいて馬の背に乗り移る。眼下には写真でよく見た「御釜」の荒々しくも優美な水面と斜面が見える。あとは御釜を左に手に見ながらの稜線歩きで気持ちがよい。刈田岳手前で駐車場からの道を合わせると人の姿が急に増える。ケルンが多く積まれる刈田岳からは南面の眺めもよい。
再び馬の背をたどって、熊野岳への道を分け、熊野岳避難小屋を経て地蔵山へ向かう。地蔵山からの急な下りは、棘のある草が階段道に飛び出しており、やや注意が必要なところ。ロープウェイの地蔵山頂駅をそのまま通り過ぎ、ザンゲ坂へと入る。
ザンゲ坂はスキーゲレンデの中の急な下り。ゲレンデ脇に木の階段道はあるが、ヤブの中に入りがちのため、主にゲレンデを下っていく。ゲレンデを見送ると、道はより深いヤブの中へ。足元の階段も長く整備はされていないようで、観光客にはとてもお薦めできない悪路である。
ザンゲ坂から片貝沼からのトレッキングコースは、まったく人の気配がない。静かすぎて気味の悪いくらいの道を、いくつかの沼べりを嘗めながら行く。「うつぼ沼」は中央にうつぼの口が目玉のように落ち込んだ不思議な形をしている。
独鈷沼べりの建物のスピーカーからは、大音声でジャズが間断なく流れている。冬のスキーシーズンならまだしも、静かな湖畔を求めて独鈷沼にやってくるのは間違いである。早々にリフトで鳥兜山まで登り、中央ロープウェイで下山。蔵王国際ホテルの露天風呂に浸かった後、バスで山形駅まで下り着いた。レーダーを見ると、蔵王はほどなく雷雲に包まれたようで、危ないタイミングでの下山だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する