神戸七福神巡り(前編) 須磨寺から生田神社まで「昼はクネクネ」


- GPS
- 04:30
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 58m
- 下り
- 59m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
※車に気をつけて歩道を歩きます(山登りの装備は不要) ※後編の大竜寺(大黒天)、摩耶山(布袋)、念仏寺(有馬・寿老人)は希望者があれば 1/12(水)に行います。希望者はお知らせ下さい(例会案内には特に掲載しません) ※ビジター参加可 |
写真
感想
今日は、神戸七福神の前編として、須磨区の須磨寺(福禄寿)から、長田区の長田神社(恵比寿天)、中央区の湊川神社(毘沙門天)、生田神社(弁財天)を巡りました。こうして神戸の町を歩くのは震災後初めてです。以前MBSテレビで「夜はクネクネ」(原田伸朗、角淳一)という番組がありましたが、ちょうどそんな感じでした。残りの大竜寺(大黒天)、摩耶山天上寺(布袋尊)、有馬・念仏寺(寿老人)は後日のお楽しみです。
大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊の七つの神様を総称して、七福神と呼びます。「七難即滅、七福即生」という説に基づいて、七福神を参拝すると、七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かるといわれています。七福神の信仰は、室町時代の末ごろから生じましたが、当時の庶民性にアピールした民間信仰として受け継がれ、特に農民や漁民などの信仰として成長し、現代まで生き続けてきました。
【須磨寺へ】山電須磨寺駅に着くと、改札口のすぐ横に「平重衡とらわれの松跡」の石碑が目につきます。そこから北に上る須磨寺の参道の商店街は「智慧の道」と呼ばれているそうです。須磨寺近くになると参道の両側に小さな石仏が並んでいます。須磨寺境内は奥の院もあり広い敷地内に、西国八十八箇所巡りの石仏や、三重塔など色々な建造物があり、まるでテーマパークのようです。KOBE七福神の福禄寿は境内の東端にありました。
【長田神社へ】須磨寺を出て、南に下がり、途中菅の井公園を通って月見山へ。ここは震災後にできた新しい広い道路です。主だったところに「須磨楽歩」の観光案内サインがあり、快適に史跡めぐりができます。妙法寺川を越えて長田区の大田町辺りに来ると、震災直後の傾いたマンションやレスキュー隊のことを思い出します。県立文化体育館東側の西代蓮池公園に着くと山の上に「阪神高速蓮宮換気所」、その大きさに驚きながら、住宅地の中を抜けて長田神社へ向かいます。ここの参道も大きな商店街で、「長田のういろや本舗」が有名だそうです。長田神社の赤い鳥居横には神戸市天然記念物に指定されている樹齢700〜800年、高さ20mを超える大クスノキがありました。
【湊川神社へ】新湊川は深さ幅とも10mほどの三面張りの大きな水路です。川沿いに東に進むと、会下山公園の下を通る新湊川トンネルに出ます。会下山公園を越えて湊川公園から山手幹線を通って湊川神社へ。「山田製玉部の厚焼き玉子」、「PASTOベーカリー」等おいしいお店がいっぱいだそうです。
【生田神社へ】湊川神社の東側の通用門から神戸裁判所の前を通って、モトコー6の交差点に出て、三宮まで高架下を歩きました。高架下ではプレスリーの「好きにならずにいられないCan't Help Falling in Love」の曲が気持ちよさそうに流れていました。
長田、湊川、生田の三社とも、神社の一角にさざれ石(細石)がありました。
【平重衡とらわれの松跡】源平合戦の際、東門生田の森を守った副将軍 平重衡(清盛の五男)は、源氏の軍勢を防ぎきれず、西須磨で源範頼の家来 庄三郎家長に生け捕られました。そのとき、この地(須磨)にある松の根に腰をおろして無念の涙を流す重衡を見て、村人が濁酒を一杯さし上げたところ、重衡は非常に喜んで、
「ささほろや 波ここもとを 打ちすぎて 須磨で飲むこそ 濁酒なれ」
と一首を詠んだと伝えられています。
【智慧の道】山陽須磨寺駅下車すぐに始まる門前の商店街。須磨寺(お大師さん)と綱敷天満宮(天神さん)を結ぶ道は、弘法大師・菅原道真がともに「学問・智慧」と縁の深い人物であることから、「智慧の道」と呼ばれています。毎月20、21日のお大師さんの頃には、出店も出て賑わいます。(須磨観光協会ホームページより)
【青葉の笛】須磨寺宝物殿には「青葉の笛」が収蔵されています。寺のいい伝えによると、青葉の笛は昔弘法大師が唐へ留学したときに作ったもので、不思議なことにその笛から3本の枝と葉が芽吹き、非常に珍しいということで帰国後嵯峨天皇に献上したそうです。この後、彼の祖父・平忠盛(清盛の父)が鳥羽院からこの笛を拝領し、時代が変わり、平敦盛は父から青葉の笛を譲り受けたそうです。
青葉の笛の句碑:笛の音に 波もよりくる須磨の秋 与謝 蕪村
【青葉の笛:明治三十九年尋常小学唱歌】昨年12月の30周年記念集会のときにハーモニカと詩吟でお聞きしましたね。
(1)一の谷(いちのたに)の 軍破れ(いくさやぶれ)
討たれし(うたれし)平家の 公達(きんだち)あわれ
暁(あかつき)寒き 須磨(すま)の嵐に
聞えしはこれか 青葉の笛
(2)更くる(ふくる)夜半に 門を敲き(かどをたたき)
わが師に託せし(たくせし) 言の葉(ことのは)あわれ
今わの際(きわ)まで 持ちし箙(えびら)に
残れるは 花や今宵(こよい)の歌
須磨寺はテーマパークのようなお寺でした。
http://kobe-mari.maxs.jp/kobe/sumadera.htm
おもろい寺 須磨寺のオブジェ・モニュメント
http://kobe-mari.maxs.jp/kobe/sumadera_omoroi.htm
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