富士山 須走口日帰り
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:56
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
装備
備考 | サングラス、マスク、スパッツ必需品 |
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感想
暑いときは標高が高い山へ。富士山山頂から丹沢を見たくてに登りたくなり、小屋泊まりで行こうか考えたが、下界の天気予報は曇り。これでは下界は雲海で見れない、と思い日帰りにしよう、とコースを考えた。電車バスで横浜から日帰りできるのは須走口しかない、と判断し、5時自宅発、7時35分御殿場駅発の登山バスで登山口へ。バスは2つの席を1人で使える程の人数だった。砂走で汚れるからだろうか、バスの座席には黒いカバーがかけてあった。登山口はこじんまりした佇まいだった。お盆の土曜日にもかかわらず、丹沢の大倉登山口くらいの人。確かに静かな登山が楽しめそうだ。今日の山行の目的は、噴火口を見る、日帰りで帰る。この2つ。景色も堪能したいが天気はどうなるかわからない、期待しないことにした。本来なら5合目で高地順応をした方がよいのだろうが、日帰りなので時間がない。19時50分のバスに間に合わないとならない。身支度を整え10分後に出発。すぐに富士山保全協力金受付所があり、協力させて頂くと、バッジ、シール、冊子(構成資産がよくまとまっていた)領収書をもらう、シールをザックにペタと貼って歩き出す。今回の富士登山に向けて準備したことが2つある。1つは高山病予防の呼吸法。前回(35年前)山岳部にいたにもかかわらず富士山8合目から高山病で苦しんで登頂したことがあるので、高山病にはなりたくない。対処として、風船を膨らませて肺を鍛えるというのをテレビでやっていたのを思い出し、今日は起きてからずっと、息を吐ききって肺を空っぽにしてから吸うという呼吸を電車の中でもやっていた。それを歩き始めてずっと続けた。だからだろうか、頭は痛くならず、快適な登山をすることが出来た。準備の2つ目は砂走りへの備え。スパッツ、マスク、目を覆うスポーツサングラス。これを備えたからか、砂走りは快適であった。標高差1750メートルを2時間で一気に駆け下り、17時50分発バスの10分前に5合目に到着できたのもこの備えあればこそ、と思う。(しかし短時間で下ったため、体が環境についていけなかったのか、5合目に到着してから頭痛がして帰りの登山バスの中では寝ていた)景色は期待しない、と歩き始めたが、7合目以降はずっと晴れ。すばらしい雲海にただ見とれて、最高の心の洗濯になった。頂上到着は14時47分。冬の良く晴れた日のように暖かく、用意した防寒着は着ないで終わってしまった。山頂は商店街のように賑やかで、そこを過ぎると目的にした噴火口。先端に座り込んでじっくり対話した。空には月も見えている。いつまでも居たい。が帰らねば。15時40分山頂を後に雲海を見ながらの砂走り。だが10分もしないうちにガスが富士山を包み込んだ。景色がなくなったので走りに集中できる17時50分のバスに間に合うべくひらすら下った。5合目まであと20分という時、体に異変を感じた。びっしり汗をかいている。頭が痛い。熱中症になりかけている。足を止め、2枚着ている1枚を脱ぎ、水分を補給して、再度走り出す。それでもバスに間に合った。よかった。富士山日帰り、体には相当負担をかけてしまったが良く耐えて付き合ってくれた。いつもの装備もしっかりついてきてくれ、結果、良い山行だった。
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