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Yamareco

記録ID: 944845
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ハイキング
ヨーロッパ

クールマイヨール(1)フェレの谷

2016年07月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:50
距離
10.5km
登り
1,064m
下り
1,174m

コースタイム

日帰り
山行
4:40
休憩
1:10
合計
5:50
10:40
40
Arp Nuovaz
11:20
11:30
40
Refugio Elena 途中
12:10
12:40
80
Arp Nuovaz
14:00
14:30
120
Refugio Bonatti
16:30
Lavachey
CourmayeurからArp Nuovazまで行き、Refugio Elenaを目指したものの、途中でArp Nuovazまで引き返し、再びRefugio Bonattiまで行き、そこからLavacheyまで行っています。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
Courmayeurの中心にあるバスターミナルPiazzale Monte Biancoから、Arp Nuovaz1775mまでローカルバスで行き、そこから登山口まで歩く。
コース状況/
危険箇所等
ヨーロッパアルプス(Courmayeur編1 Val Ferret)
■Arp Nuovaz1775mからRefugio Elena2066m
ハイキングコース(E)ですが、途中雪渓となっている部分があり、途中で引き返し。
■Arp Nuovaz1775mからRefugio Walter Bonatti2026mまで行き、La Remisa1697mまで下りてLavachey1641mまでバス街道を歩く。


★★★ このコースの魅力(Refugio Elenaへの道とRefugio Bonattiへの道)
TMBハイキングルートだけあって、花も多く、雪のグランドジョラスやダンジュアン、モンブランを眺めながら歩けます。

■道
残念ながらマウンテンバイクのタイヤ跡で多少荒れているところがありましたが、歩きづらいというほどではありません。雪が残っているところは別として、道に危険個所はありませんが、ここはツールドモンブランの道でサイクリストもとても多く、安心して歩ける道ですが、サイクリストはかなりマウンテンバイクのスピードをだしているので注意が必要です。自転車が通るには、道は狭いですから、耳を澄ませて、すぐに道を譲る準備が必要です。徒歩に比べて止まりにくいので、先に譲るほうが安全です。

地図はイタリアでは観光案内所で入手できました。5ユーロの地図ですが、充実した内容です。

■道標
完備されています。

■休憩所、水場、トイレ
Refugio Bonatti、Refugio Elena 山小屋。
大きなバス停付近にあるBarバールでコーヒー(1ユーロ)を飲んで、トイレを借りる形式。登山道上に公共トイレはありません。開けているので、お花摘みは難しいです。

食事は山小屋で食事可能。イタリアの山小屋は美味しいパスタなどの昼食も食べられるのですが、宿泊先の2食付きホテルの食事が美味しく量も多く、昼食で調整することを余儀なくされていたので試してみることはできませんでした。

■危険個所
季節によっては注意が必要かもしれません。シャモニーでは悪天候のため、ほとんどハイクができなかったので、きちんと歩きたかったのですが、Refugio Elenaコースでは引き返しました。難度は一番やさしいコースなのですが、雪渓を渡るのがどうしたものか、また、ここを渡っても先で戻りたい場合に一人でどうすべきかなど考えるポイントがあったためです。その場の雪の状況(カチカチの氷とかシャーベット状とかいろいろ)や、その下の状況(崖になっているとか)によっても異なってくるとは思いますが、自分としてはやめて良かったと思います。もう少し時期が遅ければ、どうということはない場所でしたし、春先から天候にもよるので、これはどうしようもありません。

これは他の場所でも同じですが、高度感がある場所があり、午後になってからかなり風がでてきたので、途中であったハイカーと風が強くて吹き飛ばされそうだね、と話したのを覚えています。

途中、牛の放牧地があり、ひもで囲ってあるのですが、すぐに乗り越えられそうな気もして、TMBルートも並行して走っている部分があり、「あ〜、こっちこないで〜」と念じながら通過しました。
その他周辺情報 ・Arp Nuova休憩所あり。
・Refugio Elena 6月15日から9月15日まで営業中
http://www.rifugioelena.it/index.php
・Refugio Bonatti
http://www.rifugiobonatti.it/?lang=en
営業期間はHPに書いてありませんが、現在営業中かどうかはわかります。
さあ、クールマイヨールCourmayeurは快晴ですよ!
グランドジョラスGrand Jorasse ダンジュアンDente del Gigante おはよう!
さあ、クールマイヨールCourmayeurは快晴ですよ!
グランドジョラスGrand Jorasse ダンジュアンDente del Gigante おはよう!
Courmayeurの中心、モンブラン広場(Piazzale Monte Bianco)からローカルバスに乗ってやって来ました。途中、小学生の遠足の団体と一緒になり、バス中、お祭り騒ぎとなり、イタリアに来た気分全開!
Courmayeurの中心、モンブラン広場(Piazzale Monte Bianco)からローカルバスに乗ってやって来ました。途中、小学生の遠足の団体と一緒になり、バス中、お祭り騒ぎとなり、イタリアに来た気分全開!
はい、アルプヌオーバに到着。バスは終点です。ちなみにバスの行先表示はVal Ferret フェレの谷です。
はい、アルプヌオーバに到着。バスは終点です。ちなみにバスの行先表示はVal Ferret フェレの谷です。
こんな牧草地の樹林帯に入って行きます。キャンプをしている人も多い(キャンピングカーもある)みたい。
こんな牧草地の樹林帯に入って行きます。キャンプをしている人も多い(キャンピングカーもある)みたい。
イタリアンアルプスでたくさんお世話になった標識です。この中のRefugio Elenaに向かいます。TMBのコースです。
イタリアンアルプスでたくさんお世話になった標識です。この中のRefugio Elenaに向かいます。TMBのコースです。
こんな道を登って行きます。基本的に登山道Sentieroと言えば、これぐらいの幅の道です。もっと幅広の道は資材運搬用だったりして舗装はされていなくとも、私は勝手にジープ道と呼んでいました。
こんな道を登って行きます。基本的に登山道Sentieroと言えば、これぐらいの幅の道です。もっと幅広の道は資材運搬用だったりして舗装はされていなくとも、私は勝手にジープ道と呼んでいました。
順調に高度を上げて行きます。ところで、アルプスは日本と比べてかなり湿度が低いので、水は1リットルでは足りません。
順調に高度を上げて行きます。ところで、アルプスは日本と比べてかなり湿度が低いので、水は1リットルでは足りません。
どこかに80cm幅と書いてありましたが、そんな感じの道幅です。
どこかに80cm幅と書いてありましたが、そんな感じの道幅です。
今日は景色もバッチリ。
今日は景色もバッチリ。
登って来た道を振り返ります。
登って来た道を振り返ります。
先を行く小学生と付き添いの集団です。その先に川が見えます。ところが、…
先を行く小学生と付き添いの集団です。その先に川が見えます。ところが、…
実際は雪渓になっていて、これを渡らなければなりません。付き添いの地元のリーダーが小学生たちを一人ひとり慎重に渡らせていました。う〜ん、自力で渡って、この先、もっとあったらどうしよう。それで引き返せるのか?という話です。
実際は雪渓になっていて、これを渡らなければなりません。付き添いの地元のリーダーが小学生たちを一人ひとり慎重に渡らせていました。う〜ん、自力で渡って、この先、もっとあったらどうしよう。それで引き返せるのか?という話です。
そんなわけでお花畑を見ながら、結局、引き返すことにしました。シャモニーで引き返しぐせがついていたこともありますし、妥当な判断だったと思います。
そんなわけでお花畑を見ながら、結局、引き返すことにしました。シャモニーで引き返しぐせがついていたこともありますし、妥当な判断だったと思います。
出発地点まで戻って来ました。
出発地点まで戻って来ました。
橋を渡り
ボナッティ小屋Refugio Bonattiに行くルートを選びます。ここもTMBのルートです。ここも難度はE。楽勝コースです。
ボナッティ小屋Refugio Bonattiに行くルートを選びます。ここもTMBのルートです。ここも難度はE。楽勝コースです。
TMBツールドモンブランのルートにはこのペイントがあります。
TMBツールドモンブランのルートにはこのペイントがあります。
シシウドのような
シシウドのような
牛がこの近距離にいるので、横を通るのが怖い。しかもたくさんいるし。
牛がこの近距離にいるので、横を通るのが怖い。しかもたくさんいるし。
牛さん、柵からはみ出さないで。
牛さん、柵からはみ出さないで。
お花畑と牛の放牧地の間を歩いて行きます。道の左側は花畑。
お花畑と牛の放牧地の間を歩いて行きます。道の左側は花畑。
右手は絶景です。
右手は絶景です。
アルペンローゼも、ここでは太陽の下で咲いています。
アルペンローゼも、ここでは太陽の下で咲いています。
時々、渡渉したりもします。
時々、渡渉したりもします。
こんな風に
たまに樹林もありますが、
たまに樹林もありますが、
かなりMTBが通り過ぎることが多く、気をつけないと危ないです。道幅がわかるでしょうか。
かなりMTBが通り過ぎることが多く、気をつけないと危ないです。道幅がわかるでしょうか。
後ろはこんなで
前はこんな感じ
上を見上げると、こんな感じ
上を見上げると、こんな感じ
近くから見るお花畑
近くから見るお花畑
Bonatti小屋で少し休憩してバス停まで下ります。
Bonatti小屋で少し休憩してバス停まで下ります。
少し下ると樹林帯に入ります。
少し下ると樹林帯に入ります。
葉はフキみたいだけれど、花は違います。
葉はフキみたいだけれど、花は違います。
ヨーロッパではオレンジ色ではなくて、ピンク色の小ユリが咲いていた。
ヨーロッパではオレンジ色ではなくて、ピンク色の小ユリが咲いていた。
もうじきバス停到着。その後、しばらく舗装道路を歩きLavacheyまで。
もうじきバス停到着。その後、しばらく舗装道路を歩きLavacheyまで。
登山道を下りたところ。Val Ferretの説明があります。
登山道を下りたところ。Val Ferretの説明があります。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

 シャモニーではずっと天候が悪かったので、久々のハイキングでとても楽しかったです。スイスもフランスも花が多かったので、南側のイタリアでは花は終わりかけているかなと期待半分でしたが、ここも花が多く絶景と花を見ながらのハイキングを楽しむことができました。
 ここはツールドモンブランのルートで、装備を背負って何日も歩いているように見えるハイカーも多くヨーロッパの若者たちが夏を楽しんでいる様子がうかがえました。最初に少し登れば、あとは下りるまで、ずっとトラバースというルートで、本当に楽しいハイキングですが、少し雪渓が残っているところもあり、訪問時期の選定が大事だなと思いました。
 ただ今回は花の時期としてはベストであり、フライト予約の時期との関係もあり、実際には選択はなかなか難しいとも思います。 

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