城山(枯れ草から霜柱が伸びる!?:高尾山系)
- GPS
- 05:38
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 294m
- 下り
- 396m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありませんが、夕方以降、冷え込んでくると凍結をする箇所があるので注意が必要です。 実際には小仏峠から下山時、沢のある地点まで降りてきたところが凍結していて二人とも滑ってしまいました。 凍結した路面は要注意! |
写真
感想
【ツェルトの中で食事】
足慣らし程度の意味合いで、寒気の入っている高尾山系・城山へ向かいました。ツェルトを張って遅い昼食をとろうと企画をしました。いつも冷たい風の中で昼食をとるのですが、震え上がるので今回はツェルトの中で暖をとりながら食事を計画しました。
コンロをたけばツェルト内はすぐに暖かくなり、外に比べれば快適でした。
ただし、ツェルトの下部にあるすきまから冷気が入り込み、これは改善が必要と感じました。トータルで3.5時間かけて、ツェルトの中で食事を楽しみました。
【登山道で白いものを発見】
高尾山口駅からバスに乗り、大垂水で下車し、登り始めて15分程度歩いたところで、登山道の枯れ草に白いものが付いているのを発見しました。この白いものの大きさは3〜4cmで当初、プラスチックでも落ちているのかと思いました。
近くで観察してみると枯れ草から霜柱が出てきたように見えます。周りを見渡すと2〜3m四方ぐらいの範囲でこの現象がおきていて、他の場所には見られませんでした。まことに不思議な現象でした。
ためしに触ってみると冷たく、指の温度で融け出します。このことから、霜柱と同じように水が凍結したものであると推定できました。
しかし、どう見ても地中から出てくる霜柱と異なり枯れ草から霜柱が出ています。
発見した地点は小さな枯れ沢が3mくらい離れた所にあり、その沢に向かって緩やかな下り勾配になっています。沢と関係が有るのかな?と思いながらもその日はそのまま、城山へ向かって登っていきました。
【しそ科のシモバシラ】
調べてみると、枯れ草はしそ科の「シモバシラ」という多年草でした。
『シモバシラの茎は冬になると枯れてしまうが、根はその後長い間活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続ける。そして、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から氷柱ができる。この現象は、地中の根が凍るまで続く』(以上Wikipediaから)
調べて、理解できましたが、たいへん不思議な現象です。特に通常の霜柱と異なり、土が混じっていないことから、真っ白な霜柱がとても綺麗です。
【シモバシラのあった場所】
神奈川中央バスで大垂水峠(バス停は大垂水)までいきます。バスは八王子駅、高尾駅前、高尾山口駅、相模湖駅から利用できます。本数が少ないので、あらかじめ調べておいた方が良いでしょう。
大垂水峠からは登山道が3本あります。北西方向の城山への道を選びます。なおこの道は都県境となっています。
登り始めて10〜15分、高度で450m付近までくると、城山に向かって左側(南西側)に枯れた小さな沢が出てきて、その斜面に白いものが点在しているのが見られます。気温が上がってしまいますと融けてしまうので、寒いときがよいと思います。
記)Tokenzakai=Yontousankakuten-T
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