新得山（災害後、異常なし）

2016年09月11日(日) [日帰り]

• GPS: 01:00
• 距離: 3.3km
• 登り: 272m
• 下り: 276m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:58
• 休憩: 0:03
• 合計: 1:01

15:38 スタート地点
16:15 16:18 新得山
16:39 ゴール地点

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

【台風10号による災害後の調査登山】
今回のコースに限り危険箇所はありませんでしたが、それ以外のコースは未確認です。倒木や登山道崩壊等の可能性もあります

その他周辺情報

JR及び国道274号の日勝峠は寸断されています
(屈足温泉レイクイン)は通常営業しています

写真

被災直後の新得神社橋、夜間豪雨の中を車で避難中の住人が、ここで落ちて流され尊い命が失われました

9/4 10:54

↑復旧工事が進んでいます

被災直後の新得駅構内北側の鉄橋、背後は新得山

9/4 9:31

↑復旧工事が進んでいますが、年内に復旧するか微妙だそうです

9/11 15:26

新得小学校から望む新得山、山麓に自衛隊の給水車が見えます

9/11 15:32

新得山は地元では神社山とも呼ばれています

9/11 15:33

仮ではあるものの、きれいに修復された神社橋、そして新得山

9/11 15:36

今回は社務所手前右奥の登山口から登ります

9/11 15:39

八十八箇所巡りのアーチからスタート

9/11 15:50

静かな登山道に大きなキノコ

9/11 15:51

ゲレンデを横断します

9/11 15:52

このゲレンデからの景色が最高なんです。この日は正面に見えるはずのトムラウシ山が雲に隠れていましたが、右奥にはニペソツ山が望めます

9/11 15:59

第一展望台の山小屋は無事だったようです

9/11 16:00

山頂まで続く道路には深い雨溝ができ、乗用車の通行は無理だと思われます

9/11 16:02

一方ゲレンデコースはキレイな状態でした

9/11 16:08

木漏れ日の山頂下の分岐
ここは右に登ります

9/11 16:11

NTTドコモの鉄塔、左奥の階段を登ります

9/11 16:14

山頂直下、アンテナは消防デジタル無線のもの

9/11 16:15

新得山山頂の三角点

9/11 16:21

リフト山頂降り場、ここは展望台です

9/11 16:22

左端がニペソツ山、右端がヌプカウシヌプリ

9/11 16:40

ゲレンデは一見、異常は確認出来ませんでした

9/4 9:41

被災直後の本通り、小屋が道路を塞いでいました

9/11 16:58

上の場所、流された小屋と汚泥がなくなり、少しずつ復興しているようです

9/11 17:23

断水している今、自衛隊や消防、ボランティアの支援が何よりありがたい
頑張ろう、ヤマレコ仲間…

撮影機器：

AQUOS ZETA SH-04H docomo シャープ

感想

ezo-wolf

8月30日、十勝地方と南富良野町を中心とした地域を襲った台風10号による豪雨は、河川の氾濫や主要交通網の寸断、水道や電気、電話などのライフラインにも甚大な被害をもたらしました。
そんな中、上川地方に登山口を持つ大雪山や十勝連峰は少しずつ復旧工事が進められていますが、十勝地方に登山口のある日高山脈や十勝連峰、東大雪などは市街地からも土砂崩れによるものと思われる山肌が複数確認され、入山できる日はいつになることか全く分からない状態です

遠路はるばる(特に道外から)お越し頂いても、お目当ての山の登山口にすら行けないなんて事のないよう、情報を収集する必要が暫くの間続くと思います

さて、この日は誰でも気軽に登れ、木々の葉が落ちる晩秋から冬にかけては低いながらも展望の良く効く新得山に登りました。
先ずは鳥居を潜り、赤い欄干の神社橋を渡ると間もなく右手に新得神社の社務所があります。この社務所の正面に続く石段を登ると本殿に出て、その直ぐ右側にも最短で登れる登山口があります。しかし今日は社務所の手前の右奥にある、八十八箇所巡りの順路から登ってみました。
街中が甚大な被害を受けているのとは対称的に、山頂までの登山道には特別に被害が認められませんでした。ただ山頂へ続く一般道が雨水に深く削られた箇所があり、一般車両の通行は厳しいかと思われます。
スキー場のゲレンデコースも異常は確認できませんでした。

ただ新得山には複数のコースがあるので、今回のコース以外を散策される際は十分に注意してください。
何しろ緊急車両が入れない状態ですから…！