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Yamareco

記録ID: 97440
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ハイキング
房総・三浦

鎌倉散歩(大仏山ハイキングコース)

2011年01月31日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:02
距離
4.3km
登り
74m
下り
93m

コースタイム

1315北鎌倉駅-1345葛原岡神社(源氏山公園)-1457大仏トンネル-1517長谷駅
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2011年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
JR横須賀線・北鎌倉駅
江ノ電・長谷駅
コース状況/
危険箇所等
内外の老若男女が行き交う散策路で、基本的に危険箇所はありません。
この数年間に補修や道標設置が進み、さらに歩きやすくなっています。
ピー ヒョロローッ
見上げるとトビが旋回
浄智寺への入口で
2011年01月30日 13:23撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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ピー ヒョロローッ
見上げるとトビが旋回
浄智寺への入口で
浄智寺の先に咲くシダ
2011年01月30日 13:32撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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浄智寺の先に咲くシダ
広葉樹のプロムナード
2011年01月30日 13:32撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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広葉樹のプロムナード
咲きかけた椿の蕾
2011年01月30日 13:33撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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咲きかけた椿の蕾
天柱峰(標高97m)の碑
2011年01月30日 13:37撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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天柱峰(標高97m)の碑
道標が拡充されている
2011年01月30日 13:40撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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道標が拡充されている
堅牢な手すりも
2011年01月30日 13:44撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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堅牢な手すりも
新年の気分再び @葛原岡神社
2011年01月30日 13:47撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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新年の気分再び @葛原岡神社
ユキツバキ? @源氏山公園
2011年01月30日 13:51撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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ユキツバキ? @源氏山公園
案内板の野鳥を記憶する
2011年01月30日 13:56撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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案内板の野鳥を記憶する
海の見える丘から
2011年01月30日 14:01撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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海の見える丘から
鳥の巣ではないか、と
2011年01月30日 14:04撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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鳥の巣ではないか、と
ツツジ系の芽、ツバキ系の葉
2011年01月30日 14:06撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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ツツジ系の芽、ツバキ系の葉
キジバトか(逆光だが)
2011年01月30日 14:11撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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キジバトか(逆光だが)
アオキタマバエが寄生した実
2011年01月30日 14:19撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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アオキタマバエが寄生した実
土の中をつつくキジバト
2011年01月30日 14:24撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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土の中をつつくキジバト
気持ちのよい尾根道
2011年01月30日 14:31撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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気持ちのよい尾根道
数種類の鳴き声が聞こえる
2011年01月30日 14:53撮影 by  COOLPIX P7000, NIKON
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数種類の鳴き声が聞こえる
撮影機器:

感想

アジアカップ優勝の余韻に浸った日曜日。ゆっくり起きて1週間前のヤマレコを書き、正午すぎから鎌倉散策に出かけた。
折に触れて歩いている大仏ハイキングコース。「山歩き」の範疇には属さないが、今回は季節の断片記録として残しておこう。
朝は富士山の中腹にぽっかり浮かぶ雲以外は青空を遮るものがない好天だった。しかし、横須賀線の車窓は曇り空になった。

北鎌倉に着くともう午後1時を過ぎていて、かなり遅いスタート。それでも多くの人が駅から出てくる。ここが「山」ではない所以。
浄智寺へ向かって県道を右に折れたところで、ピーッ、ヒョロローッ。その方向を見上げると、どんよりとした空をトビが舞っている。
山と海との間で交錯する気流に乗って滑空する様はグライダー。時折、細かい雪が交じるが地上は風が弱く、散策は心地よい。

少し先に、白い髪のご夫婦。ゆっくりと堅実な歩調だ。こちらも、ネット注文で届いたミニ図鑑を手に、立ち止まりながらのペース。
妻が路傍のシダを確かめる。12月に獅子舞で見たシダには気持ち悪いほど多くの胞子が付いていたが、ここのシダにはない。
「同じ鎌倉なのに、もう季節が変わったっていうこと?」と問われ、「そうかもしれないね」。本当はどうなのだろう。種類の違いか。

浄智寺の裏山というか背後の丘を登る。傾斜は緩く、あっという間にピークに至る。標高97m。石碑に「天柱峰」と刻まれている。
命名者は竺仙梵僊と伝えられる。元から渡来した僧で浄智寺の住職を務め、この丘を愛したという。鎌倉の古を想起させる話だ。
地形図を確認することもない、よく歩いている道だが、道標や手すりが整備されるなど、少しずつ姿が変わってきていると感じた。

葛原岡神社の前に「魔去ル石」が設えられ、傍らに素焼きの小さな皿が並べられていた。皿を石にぶつけて厄祓いをしよう、と。
百円ずつ納め、まず妻。石には命中したが、皿が割れない。こういう場合は再挑戦できる。そして、めでたく命中して、次は私。
思いっきり投げた皿は石を飛び越し、背後のブロック塀を直撃して砕け散った。嗚呼、ノーコン。でも厄は祓われたことにしよう。

周囲には椿が多い。ピンク色の鮮やかな花が季節の趣を伝える。付近で見られる野鳥を紹介した案内板を撮影して、資料にした。
海を見渡せる丘の下方に広がる繁みでガサガサという音が聞こえる。鳥がえさを啄んでいるような。果たして1羽が飛び立った。
やがて散策路は、広葉樹の林に入っていく。佐助稲荷神社の北側を走る尾根の上なのだろう。常に2、3種類の鳴き声が響く。

パープル、グリーン、イエロー、ピンク……。そんな色合いの服を着た何組もの若い人々とすれ違った。山ガールではない。
そういえば、彼ら彼女らは昔から普段着もパステルカラーで、私たち日本人とは色彩感覚が違うのかと思ったことがあったなあ。
なだらかな歩きやすいコースだ。古都を訪れた外国人も足を伸ばすのだろう。道を譲り、"Danke schön!"に "Bitte schön!"と返す。

青空が隠れて遠景の興がそがれ、視線は近くの植物に。山座同定ではなく、冬芽をのぞくためにルーペ付きコンパスを取り出す。
アオキの実には驚いた。なんで瓢箪型なのかと思ったら、「アオキタマバエが寄生すると……」と妻が図鑑の写真を指さした。
男坂を下った先の道端で、キジバトがしきりに地面をつついていた。虫でもいるのか。近づいても逃げないところがハトらしい。

立ち止まり、かがみ込みながらの2時間。鎌倉の住宅街から目と鼻の先にある散策路で、気分転換をはかれた日曜日の午後だった。

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