聖峰・高取山・浅間山


- GPS
- 03:20
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 843m
- 下り
- 621m
コースタイム
聖峰 08:25-08:30
高取山 08:55-09:05
浅間山林道横断点 09:20
浅間山 10:00-10:10
阿夫利神社下社 10:30
大山寺 10:45-10:55
大山ケーブルバス停 11:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
伊勢原駅 07:30-(神奈中バス)-07:50 旧保国寺バス停付近 (※自由乗降区間) (帰り) 大山ケーブルバス停 11:22-(神奈中バス)-11:47 伊勢原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
保国寺の周辺から聖峰までの間は道標完備で、歩きやすい道でした。 聖峰と高取山の間も、良く整備されている道ですが、段差の大きな木段が続いたりして、少々ハードな道でした。 高取山から蓑毛越の分岐点までは、最初の林道までは普通の山道ですが、林道を横断した先は防火帯になったり、かつての資材運搬道路になったりして、幅広の道が続いていきます。傾斜も緩やかな区間が多かったので、MTBらしいトレイルも結構見掛けました。 蓑毛越と阿夫利神社下社の間は「関東ふれあいの道」で良く整備されていますが、崩壊地を修復した箇所など歩きにくい箇所もありました。 阿夫利神社下社からの下りは女坂を下りましたが、かなりの急降下となっていて、しかもずっと石段が続くので、女坂という割には全然足に優しくない道でした。きっと男坂はもっと急で、それよりはいくらかマシ、という程度ではないかと想像しています。 |
写真
感想
先週に続くリハビリシリーズ第2弾は、近場の丹沢で短いルートを選んでみました。大山の南へ伸びる稜線を、いくつかのピークをたどりながら、大山の中腹まで登るルートです。
歩き始めてみたら思っていた以上に身体が重くて、軽めに設定したルートのつもりでしたが、それでも途中でいっぱいいっぱいになりました。体調はかなり復調したとはいえ、精進料理のようなものしか食べていない生活がかれこれ3週間も続いたので、体力はまだまだ元に戻っていないのでしょう。
伊勢原駅で栗原行きのバスを待ちます。通勤客の多い路線で、ハイカーは私だけかと思いきや、2人組の女性ハイカーが先にバス停に並んでいました。
その人たちの最初の行先は私と同じらしく、乗車する際に「聖峰に行きたいのでお寺の所で降ろして下さい」と運転手に告げていました。このバスは途中から自由乗降となります。終点の栗原の手前で、正面に保国寺が見えてくるT字路が、聖峰に一番近い降車場所なのでした。
そのT字路に近付くと、女性2人組が私よりも一瞬早く降車ボタンを押してバスを停めてくれたので、私も一緒にバスを降ります。
ふと周囲を見ると、T字路を右折してすぐの所には、もう廃止されて久しい保国寺バス停がまだ立っていました。現在は運用されていないため、さすがに時刻表などは外されていますが、バス停名はまだハッキリと読むことができました。
保国寺前のT字路から先は、聖峰までずっと道標完備で、何の心配もない道のりでした。しばらく舗装された道を歩きますが、動物除けの柵を開閉して先に進めば、そこから先は山道に変わります。
ほどなく分岐点に出ると、左が「参道九十九曲」、右が「女坂」となっていました。左を選択して、急斜面に付けられた九十九折りの道を登っていくと、急坂はさほど長くは続かず、ほぼ最初に下から見えていた範囲を登りきれば、聖峰不動尊のある開けた場所に出ました。
不動尊の回りでは、桜が美しく咲き揃っていて実に見事な景色でした。振り返れば、眼下には伊勢原市街を広く見渡せます。展望図によれば、条件さえ良ければ伊豆大島や房総半島まで見えるらしいのですが、今日は霞がかかっていて、その手前にあるはずの相模湾も定かではありません。
でも桜がちょうど見頃だったのは、展望条件の悪さをカバーして余りあることでした。ほんのささやかな場所ではありますが、毎年でも来たいと思うような心地良い空間です。しかも、先着していた家族連れが私と入れ替わりに下りていったので、この好ましい空間を静かに独占できて、なんとも勿体のない、そして贅沢な時間となりました。
聖峰不動尊から高取山への道は、始めは緩やに下って登りますが、前方に高取山の電波塔が見えてくるあたりからは、急登に変わります。段差の大きな木段が長く続くので、低山にしてはなかなか苦しい登りでした。弘法山からの縦走路に合わさると、間もなく高取山に到着です。
頂上にはベンチが2つ置かれ、中央には二等三角点がありましたが、木立に囲まれて、南側が少し見られる程度の展望しかありませんでした。
高取山から大山を示す標識に従って歩き始めると、しばらくの間は良く歩かれた広い道を進みます。
それが浅間山林道を横断した先では防火帯の道に変わって、緩やかでだらだらした感じの登りがかなり長く続くようになりました。
そして電波施設の横を抜けると、今度はボロボロに風化したコンクリート舗装の痕跡が残る道に変わります。
その後、一旦は土の道に戻りますが、ほどなく道は二手に分岐します。道標が案内する登山道は左折して、ここから山腹を巻き始めますが、直進する尾根筋にも工事用道路の痕跡が続いていました。
登山道は浅間山を巻いてしまいそうに思われたので、ここでは標識を無視して、荒れて歩きにくい工事用道路跡を進んでいきます。
かなりの急坂でしたが、登り詰めた所には小さな社があって、その奥に建っている電波施設の脇には三角点もありました。山名標の類は一切ありませんが、ここが浅間山です。
樹木によって下界側の展望は遮られて、見えるのはここよりも高い所に限られますが、北側にあるはずの大山は、中腹より上が雲の中でした。
なお浅間山三角点を後にすると、ほんの数十メートルで、すぐに登山道と合流しました。従って浅間山に寄る時でも、ずっと登山道を歩いて、浅間山を巻き終えた地点から戻るほうが遥かに歩きやすいでしょう。距離のロスもほとんどありません。
その後すぐに「蓑毛越」という十字路状の分岐点に出ます。直進は大山頂上へ登る道で、左右が関東ふれあいの道。今回は阿夫利神社下社へと続く右の道へ入ります。
ここから先は、ほぼ等高線に沿った平坦に近いトラバース道を想像していたのですが、実際には思っていた以上にアップダウンがありました。
1箇所あたりの登り下りはどれも小さなものでも、それが度々繰り返されるので、少々厄介に感じます。
どこまでもうねうねと続く道が長く感じ始めた頃、ようやく下社の境内に到着して、途端に登山者や観光客など人の姿が多くなりました。
下社からの下りは、女坂を選択して、途中にある大山寺に寄って行きます。ところがこの道、期待に反して少しも緩やかではなく、延々と急降下が続くのでした。しかも大部分が石の階段で、路面が凸凹している上に段差も一様ではなく、非常に歩きにくい道でもあります。女坂でこの状況では、男坂のほうは一体どんな具合になっているのでしょうか。
やっと大山寺まで下ると、関東三大不動に数えられる古刹にもかかわらず、立ち寄る人は少なく静かで落ち着いた雰囲気です。沢山あるベンチにも人影はまばらで、由緒ある寺の佇まいをほとんど人に邪魔されずに味わえたのは嬉しい誤算でした。
大山寺の先では、ようやく傾斜も緩んで、いく分歩きやすい道に変わります。やがて左から男坂が合わさると、すぐにケーブルカーの駅があり、そこから先はもう観光客が主役の世界。
左右に土産物屋や旅館・食事処などが建ち並ぶ中、足元にコマの絵で丁目が描かれたコマ参道を下って、ほどなくバス停に到着しました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_04_06/mt2010_04_06.html#20100410
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-04-10
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